延原時行歌集「命輝く」(第2064回)(ぶらり須磨離宮公園)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2064回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(204−2)人や見給うの歌、眉一つの歌、事の次第の歌、我が歌の歌、木漏れ日の歌、笑いかけの歌、笑み語り・笑み増しの歌、妻の事の歌、ひらけへのひらけ甦りの歌、いのち変貌の歌、我が思ひ三面の歌八首、漸くにの歌、世界更新の歌、師友の御文有難しの歌、沁み語る不思議の歌、我妻やの歌、阪神淡路大震災復興二十年の歌、この朝もの歌、復活の妙の歌、短歌神学の歌、甦り実にの歌、この務めの歌、車中の歌、基教問題と称名の歌、我や知るの歌、思ひこへの歌。(2015年1月11〜20日

    1月12日
                笑ひかけの歌五首

   ノーちゃんが笑ひかけたら子供でね笑ひ返さん子はねおらへん
(備考:そらえらいこっちゃな。そやろ。ノーちゃん、これな、あんたの隠れた善行かもね。そうかもね)

   黒人も白人もやで日本人韓国人も何人もOK
   幼き日ノーちゃんからぞ笑みを受け心癒され成人や佳し

   父さんの話したろか猛犬と睨みあひては負けなしやへえ
   (備考:でや。変なおじさん。かもね)

   ノーちゃんと父さんとはなあ阿呆みたい話し多いな阿呆やからかな
   (備考:恐らくね。あはははは)

             笑み語り・笑み増しの歌十首

   我妻と語りし事や言に乗り天父御許に輝きてあり
   (備考:言即ち岸辺の主なり)

   一々の妻の語りし笑み話心癒しを経たる人もや
   癒しはぞただ今生の事でなし御前の事と成りて祝さる
   これやこそ御神我らの友なるの御復活のぞ永久の幸なれ
   今生の移ろひ行きし時のみが人物語る場にやあらずも

   言の葉と言ふものやそも御子の為す父への語りありてこそなれ

   神学が役に立つ学なりとする論者やあるも御語りぞそれ
(備考:「それ」=神学なり。岸辺の主の天父への「御語り」神学の始なり)

   神学や復活在りて「語り」生くその華やぎの調べならずや(備考:「語り」=御子・ロゴスの事なり。ヨハネ17・5、熟読参照)

   この調べ我ら聴きてぞ歓べるその趣や妻笑みに在り
   (備考:妻笑み、神学の主観的原理発現なり)

   生涯に試みし笑み妻やしも絶後笑み増し主と歓ぶや

       ♯               ♯


今朝も延原さんの出来立ての歌をここに添えさせていただきます。


          〇(2月26日)驚きぬの歌二首

   驚きぬ新たにぞ我見へ始む友達づくり復活助走と(備考:これ見へて中巻第一章や、「友達づくりの神学――復活への助走」となるなり。「復活の省察」から逆照射されて、所謂社会形成・教会形成(わが概念では「友達づくり」)「復活への助走」と成れり。心に平安横溢す)

   驚きぬ「ホ氏と西田」や上昇す佛基哲学忘るなとぞや
(備考:旧著『ホワイトヘッドと西田哲学の<あいだ>――仏教的キリスト教哲学の構想』京都・法蔵館、2001年、上昇は久々の事なり。嬉れしや)


今日は雨の一日のようです。雨もまた、いいですね!



上の写真は、須磨離宮公園の「くすのき」です。これは「日本一」でしょう。いつも、見惚れてしまいます。

そして、つぎの写真は、「くすのき」の近くに植えられている「オリーブの樹」です。