延原時行歌集「命輝く」(2061回)(須磨離宮公園:園内ぶらりぶらり)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2061回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(203−10)
新春信子入来の歌、復活宇宙の歌、復活宇宙の歌、中枢感覚問題の歌、証しの歌、誤訳教落つの歌、ジュンク堂楽しの歌、信子甦りの歌、暖雪の歌、今生増すの歌、悲しとやの歌、夢のうちの歌、歓びの歌、深み高みの歌、いのち道の歌、初春やの歌、未だ見ぬの歌、復活二道の歌、基教貧しやの歌、ゆったりとの歌――歓微笑雪をめぐって、悠然との歌、そもの歌、ふとの歌、恐らくやの歌、笑み里の歌、一切逆転の歌、御旨随(まにま)にの歌、神やこその歌、「友とす」の歌、我らが書の歌。(2015年1月1〜10日)

    1月8日
               恐らくやの歌十八首

   恐らくや宗教改革「罪赦し」信仰義認入口に得し

   然れどもこれ入口ぞいのち道終局はぞや甦りなり

   恐らくは近代基教「罪赦し」得たれば向くや愛実践に

   かくてぞや新教はぞや主を愛す道ゆくよりも世を愛したり
   元々は主への「アガぺ」の含意はぞアガぺのアガペ復活主謝す

   されどもや新教はぞや「赦し」をば得たりとしてぞ世へぞ向かひし
   召命(Beruf)を職業へとぞ読みかへて資本主義のぞ開拓進む
   開拓と言はば体裁ちと良きも環境収奪植民地取り
   しかもぞや罪赦されし信仰や無罪放免荒らしに荒らす

   ヨハネ伝よく読まばそも書きてあり「これら物より我愛するや」
   (備考:ヨハネ福音書21章15節なり)

   一切の宇宙諸多性打ち捨てよ而して宇宙主愛し従へ

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱。岸辺の主と共なる飛翔天父へとなり)

   恐らくや資源枯渇や無利潤に資本主義いま終焉の時(備考:水野和夫著『資本主義の終焉と歴史の危機』集英社新書、2014年、参照)

   我が主がや我愛すかとペテロにぞ訊き給ひしは宇宙主帰依ぞ
   我や知る我が恩師のぞ哲学に帰依の言の葉なにゆえかなし

   求めらる宇宙中心帰依なしに宇宙時代の心生まれず
   我悟る宇宙の中心岸辺の主間違ひてもや今生非ず(備考:岸辺の主此岸と彼岸の仲保者こそや基督の宇宙的意義なり。ホ氏の言ふ:”We perish and are immortal.”[PR, 351, 82] “and”こそ「滅して不滅」の「て」の存在、宇宙的基督なり。宇宙的キリスト宇宙中心なり。今生に宇宙中心あるなし。近代産業文明資本主義進めしも、宇宙中心今生となせり。これ文明論的誤謬なり)

   新しき宇宙価値こそ生まれずばこの文明や突如消えんや(備考:新しき宇宙価値「滅して不滅」の「て」[and]にや在り、労働価値は今生のものなり。ここに宇宙価値論飛翔復活を論ずべきなり。「復活の省察」なしに宇宙論なし)

    1月9日
                笑み里の歌七首

   我妻や笑み増し往きて汝や告ぐ宇宙の果てや笑みつ往く里(備考:ノーちゃん、これあんたの笑み増しゴスペルやなあ。そう、父さん)

   センターで夜寝る折や怖ろしと我に嘆きし汝やいずこぞ(備考:新潟県立リウマチセンター:2011年2月4日〜6月13日在院の頃なり)

   父さんのフォト壁にぞや貼ってとぞ涙ながらに求めしや汝
   (備考:義妹順子さん我の用意せしフォト病室の壁に貼りまくれり)

   時行のフォトに囲まれ汝や息安らかなりと眠りたるこそ   (備考:我ら一安心せるも)

   その内に我と汝とで打合せ一泊会議箴言励む   (備考:ノーちゃんこれを「カンファレンス」と呼ぶ)

   汝やこそ箴言修行打込みて驚くべきの作や楽しむ(備考:第一条:"God blessed the good day of self-reflection and self-dedication." (March 9, 2011); 第二条:"I am not a philosopher; but I know the philosophical world.” (March 29, 2011);第三条:"This is the core of Christianity." (April 6, 2011); 第四条:" Let me say a new word. To say a new word is to put things in order out of chaos." (April 9, 2011) ; 第五条:"My mind is always in peace, O God, thanks to your great encouragement, help, and thoughtfulness.” (April 11, 2011); 第六条:"Nobody can touch me because I am blessed." (April 13, 2011) ; 第七条: “I am living in the secular world. And yet I am blessed by the sacred world. Is this strange? No, not at all. It is quite normal in Japan because Japanese society is very much influenced by the Buddhist wisdom: samsara is nirvana.” (April 19, 2011))

   かかる時在りてこそなり笑みの里汝忽然と飛翔せしかな


       ♯               ♯


まず、延原さんの今朝の歌(2月23日)の一束「ひらけ宇宙の歌十首」のなかから、次の一首を収めさせていただきます。

   宇宙はぞ不動に非ず父子ひらけこれに応じて万物ひらく(備考:これthe universe of opening to openingとぞ我言はん。今夏6月母校クレアモント:国際ホワイトヘッド学会=Seizing the Alternative=にての演題、”Toward the Universe of Opening to Opening: Divine Ecozoics and Whitehead’s Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan”とせり。直ちに先方に連絡せり)


本日2月23日は75歳の誕生日、1940年の誕生の折は、小児結核で余命三か月と言われていながら、不思議な御加護で、この日まで・・・。


今朝は快晴、3月末頃のような暖かな日和になるようです。久しぶりにベランダに文鳥をつるしてやりましょう。


本日の写真は「須磨離宮公園:」園内ぶらりぶらり」より「噴水」のところを数枚収めます。