延原時行歌集「命輝く」(第2059回)(須磨離宮公園の温室鑑賞)

                    

       延原時行歌集「命輝く」(第2059回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(203−8)新春信子入来の歌、復活宇宙の歌、復活宇宙の歌、中枢感覚問題の歌、証しの歌、誤訳教落つの歌、ジュンク堂楽しの歌、信子甦りの歌、暖雪の歌、今生増すの歌、悲しとやの歌、夢のうちの歌、歓びの歌、深み高みの歌、いのち道の歌、初春やの歌、未だ見ぬの歌、復活二道の歌、基教貧しやの歌、ゆったりとの歌――歓微笑雪をめぐって、悠然との歌、そもの歌、ふとの歌、恐らくやの歌、笑み里の歌、一切逆転の歌、御旨随(まにま)にの歌、神やこその歌、「友とす」の歌、我らが書の歌。(2015年1月1〜10日)

    1月6日
               復活二道の歌十首

   復活の輝き二重笑み増しと本作りはぞ信子道なり

   友示す真宗にてはふたつ道還浄とぞや還相菩薩
   復活主「愛し奉る」や「羊飼へ」御声ありたり復活二道
   (備考:これヨハネ21・15示す復活秘儀なり)

   思ふにや復活二道現今の誤訳教には忘却さるる

   なべてぞやイエスめぐりて愛競ふヒューマニズムの基教や貧し
   ホ氏示す復活二道地よりぞや天への変容天よりは慈悲(備考:Cf.:"What is done in the world is tansformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.” [PR, 351])

   計らずも此度の一書二道をや笑みつ語りつ証し立つるよ

   我が友や浄土真宗深みより信子復活二道明らむ
   我妻や笑み増し往きて天父許「わが羊飼へ」聴き本作り
   これ総て第三層の宇宙のや物語にて今生死超ゆ(備考:なあ、ノーちゃん、あんたは自分のからだで復活真理生きとんや。尊いことやなあ。おおきにね、父さん。それで、私は復活の省察できとんや。ノーちゃんが解呉れるからや。なんちゅう有難い事やろか。おおきにね、父さん。まあ、二人しておおきにごっこやな。そやそや、父さん)

              基教貧しやの歌五首

   日ノ本の基教貧しや人間教社会運動なすも恥ずかし

   恥ずかしと我言ふは他でなし仏教より見知恵なき衆生

   日ノ本の基教や何ぞこれやこそ横の宗教縦や知らずや
   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   縦やこそ凛然たるも復活の二道在り妻横へ飛来す

         ゆったりとの歌ーー歓微笑雪をめぐって十首
 

    (プレリュード)

   ゆったりと新春始む妻と我一書三巻心得の歌

   (歓微笑雪の歌)

   我妻や絶後笑み増し往くやこそ歓び実にも言の葉ぞ超ゆ
   今生も死をも超へてぞ笑むや妻岸辺の主とぞ天父御許へ

   かく詠ふ我が胸にぞや雪ぞ降る暖かき雪歓びの雪
   歓びの復活世界妻や笑む今生死超へ我が胸に雪
   これやこの第三層の宇宙のぞ三要素なり歓微笑雪
   歓とはぞ復活世界在るの音蛙飛び込む水の音如   (備考:絶後にぞ妻飛び込むや発したり笑みや音すや復活世界)

   微笑はぞ絶後笑み増す我妻の甦りの主称ふ歌なり
   胸の雪妻倒れたるその日より御神賜ひし不思議調べや
   かくてぞや今生も死も超へ往くの世界笑みあり雪や深々

       ♯               ♯



上の二枚は、今朝の日の出と高取山です。暖かな日和です。


延原さんのメルマガ「風の便り」で届いた「朝の歌」を一束からはじめの二首のみ、本日もここに収めさせていただきます。


          〇(2月21日)妻ぽつりの歌六

   妻ぽつり父さん看るのん誰かなあ言へる時ありいと静やかに   (備考:2014年2月26日なり)

   父さんは皆やって呉れる言ひし妻その言の葉や慰藉限りなし
   (備考:2014年3月11日朝なり)


昨日は「須磨離宮公園のシクラメン」をUPしましたが、今日はこの温室のなかの、何とも幸せそうな植物たちの姿を、数枚収めてみます。