延原時行歌集「命輝く」(第2058回)(須磨離宮公園のシクラメン展)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2058回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(203−7)新春信子入来の歌、復活宇宙の歌、復活宇宙の歌、中枢感覚問題の歌、証しの歌、誤訳教落つの歌、ジュンク堂楽しの歌、信子甦りの歌、暖雪の歌、今生増すの歌、悲しとやの歌、夢のうちの歌、歓びの歌、深み高みの歌、いのち道の歌、初春やの歌、未だ見ぬの歌、復活二道の歌、基教貧しやの歌、ゆったりとの歌――歓微笑雪をめぐって、悠然との歌、そもの歌、ふとの歌、恐らくやの歌、笑み里の歌、一切逆転の歌、御旨随(まにま)にの歌、神やこその歌、「友とす」の歌、我らが書の歌。(2015年1月1〜10日)

    1月5日
              いのち道の歌五首

   主イエスはぞペテロ「サタン」と呼び給ふ十字架の道諌めたるゆえ
   (備考:マタイ福音書16章21−23節、熟読参照)

   引き下がれ「サタン」ペテロよ邪魔者よ神を思はず人思ふ汝

   今生の道サタンとぞ主斥けし十字架の道従へや汝

   我がために己が命を損す者必ず命見出すやべし
(備考:これ復活世界のお示しなりき:マタイ福音書16章24−25節、熟読参照)

   我妻や絶後笑み増し主と往けり今生も死も踏み越へてぞや

               初春やの歌四首

   初春やゆるりゆるりと仕事せん我妻と共復活本ぞ   (備考:『復活の省察ーー妻と歌う』中下巻なり)

   宇宙のぞ第三層まで往きし妻笑みつ岸辺の主共飛来す
   如何なるや新春よりぞ良寛本ジャンプアップぞ十六万位(備考:『宇宙時代の良寛――エコ神学者トマス・ベリーと共に』新潟・考古堂書店、2013年なり)

   ゆったりと白銀一面窓の外どれ作らむか鰤の雑煮を

               未だ見ぬの歌四首

   未だ見ぬ荘厳の文字我妻の笑み復活に友贈り給ふ
(備考:武田龍精龍谷大学名誉教授御書簡2015年1月2日付あり、感謝無尽も!:「お寂しいお正月ながら、奥様の御復活に依り誠に輝かしい新年をお迎えられた事を拝察致します。/ 御鄭重なる御芳書並びに感動深い御高著『復活の省察』を賜わり拝受致し誠に恐縮の極みに存じます。御芳情を深く深く感謝申し上げます。御夫妻の愛の結晶が父なる神の愛へと見事に結実された聖なる物語は他に存知しておりません。/ 以前にも申し上げましたが、奥様は実に観音菩薩の化身であられました。此の度はお浄土に還浄されると同時に阿弥陀如来の化佛として還相菩薩として此の三千大千世界で現に善巧摂化なさっておられます。/ 誠に誠に家人・二人の息子たちと共に心底より感謝し随喜いたしております。
 先生ご夫妻への感謝の念、並びに御高書の読後感を親鸞聖人の和讃一首に託して引用させていただきます。
  本願力にあひぬれば
  むなしくすぐるひとぞなき
  功徳の宝海みちみちて
  煩悩の濁水へだてなし
 先生御夫妻は生死解脱の佛凡一体の大乗菩薩道を歩まれて来られました。猶、些少ながらお納め下さい。  合掌
 二〇一五年一月二日               武田龍精 拝
 延原時行先生 侍史」)

   佛基のや対話学びし我なるも弥陀化佛とや頭さがりぬ
   かくまでも妻笑み往くを見給ふは佛基こへたる真実こころ
   我妻や絶後笑み増しいよよ増し弥陀基督の後光仰ぐや(備考:恩師ジョン・カブ著、拙訳『対話を超えて――キリスト教と仏教の相互変革の展望』京都・行路社、1985年、第六章第二節「キリストとしての阿弥陀」、熟読参照)

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本日の上の歌もまた、格別の響きが伝わって参ります。今回も、延原さんから届いた今朝の歌(2月20日「その時の歌十首」より、最初の一首のみ収めさせて頂きます。、

   真夜中に促しありて起き出でて新著エピローグ我完成す
(備考:昨19日午前2時のことなり。新著『「変貌論」の時代−−良寛ドストエフスキーホワイトヘッド・信子』のエピローグ「歴史的変貌論と形而上学的変貌論――我が短歌神学の解」完成す)


新しい朝、美しい太陽が昇ってきました。
日差しも日に日に春めいてきました。

今日も嬉しい仕事が待っています・・・・。


須磨離宮公園で3月11日まで開催されている「シクラメン展」の写真を本日も数枚収めます。