延原時行歌集「命輝く」(第2056回)(ぶらり散歩―春を告げる梅の香)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2056回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(203−5)
新春信子入来の歌、復活宇宙の歌、復活宇宙の歌、中枢感覚問題の歌、証しの歌、誤訳教落つの歌、ジュンク堂楽しの歌、信子甦りの歌、暖雪の歌、今生増すの歌、悲しとやの歌、夢のうちの歌、歓びの歌、深み高みの歌、いのち道の歌、初春やの歌、未だ見ぬの歌、復活二道の歌、基教貧しやの歌、ゆったりとの歌――歓微笑雪をめぐって、悠然との歌、そもの歌、ふとの歌、恐らくやの歌、笑み里の歌、一切逆転の歌、御旨随(まにま)にの歌、神やこその歌、「友とす」の歌、我らが書の歌。(2015年1月1〜10日)

    1月3日
              信子甦りの歌十首

   今の世に復活使信伝ふにや汝一度はぞ死ななきゃならぬ

   復活は今生を超へ絶後超へ笑み増し往きて伝ふものぞや

   信子ぞや天父選びて今の世に甦り使者成し給ひしや
   信子ぞや思ひ出奉献信念の人生神学生き貫きし
   我はそも小学生時よりしてや復活省察使命とやなす

   我聴きし天父御心信子をぞ甦らせし五月二十日ぞ   (備考:2014年5月20日早朝に拝聴せしなり)

   岸辺の主妻笑み増しつまみえしや如何に歓喜の棺内御業

   我や知る日ノ本基教誤訳にて御復活をぞ蔑にす
   主は妹背選び給ひて今の世に御復活のぞ証し人なす
   証し人一人笑み往きなお一人復活省察一本専心

               暖雪の歌八首

   我やしも暖かき雪賜りて妻落ちしより主護り給ふ

   この雪やなくして如何に苛酷の日妻看つつ我過ごすや得しや

   箴言の始め言の葉恵みなりGod blessed the good dayとぞ妻書きてこそ
   我や問ふこの如き日々何故にGood dayとぞ詠ふべきやと

   我妻や絶後笑み増し答ふなり復活生起佳き日生(な)るやと

   暖雪や恩師語りし原事実華やぎてある御業の徴   (備考:ヨハネ17・5、熟読参照)

   原事実深き低みの峻厳地それ破れてや底ぞ飛翔す
   原事実原事実非ずそれ故に原事実げに原事実(備考:原事実原事実のぞ概念性に非ず。故に誠に原事実原事実のリアリティなり)

    1月4日
               今生増すの歌七首

   今生は欣求ありてぞ命ありこれまさしくや主の祈り如
   明日のパン今日与へませや主よかく祈りつつ今生や増す

   増さぬまま今生をぞや見るならば人手あるとも痩せるばかりぞ

   我らはぞ今生や増す祈るごと本作り成す妹背我らは
   妻や天我地上にて一本を成す日々こそや共生復活

   人方や妻は天上我地にて在らばとてこそ団欒や見ぬ 

   因みにぞ妻我がことをシェフと言ふ料理の腕を可なりとぞなし
(備考:これお笑い話なり。「シェフ」と語りかけし妻なりき。なあ、ノーちゃん。ああ、可笑し、父さん)


       ♯               ♯


このところ、延原さんの「短歌神学の歌」の分量が増えていて、少々多い目に収めていますが、よくもまあ、毎日毎日、新しい歌が産み出されてくるものだと、感嘆するばかりです。

昨日は、延原さんの最新著『「変貌論」の時代ーー良寛ドストエフスキーホワイトヘッド・信子』にも産まれたばかりの歌が加わって、「はしがき」も「あとがき」もほぼ完成したようで、京都の馴染みの出版元で動きはじめます。

ただいま「延原時行説教集」のブログ公開の下準備にとりかかっていますが、延原さんの今朝のメルマガ「風の便り」のなかの一束に、このことを詠まれた歌が載りましたので、ここに収めさせていただきます。


        〇(18日)説教大全企画聴くの歌三首

   熱誠の友我が説教大全をブログにてぞや編み給ふ聴く

   誠これ我知る友の企画なり説教こそや我が命なり

   我が命佑けんとぞや思ふ友君が心の深さ知らずも


各地まだ雪のニュースが流れているなか、ことしも「さくらの開花予報」がではじめました。

昨日のぶらり散歩で出会った、梅たちの、春を告げる美しく華やぎを、数枚ここに収めます。