延原時行歌集「命輝く」(第2055回)(ぶらり散歩「増田製粉所」あたり)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2055回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(203−4)新春信子入来の歌、復活宇宙の歌、復活宇宙の歌、中枢感覚問題の歌、証しの歌、誤訳教落つの歌、ジュンク堂楽しの歌、信子甦りの歌、暖雪の歌、今生増すの歌、悲しとやの歌、夢のうちの歌、歓びの歌、深み高みの歌、いのち道の歌、初春やの歌、未だ見ぬの歌、復活二道の歌、基教貧しやの歌、ゆったりとの歌――歓微笑雪をめぐって、悠然との歌、そもの歌、ふとの歌、恐らくやの歌、笑み里の歌、一切逆転の歌、御旨随(まにま)にの歌、神やこその歌、「友とす」の歌、我らが書の歌。(2015年1月1〜10日)

    1月2日
             誤訳教落つの歌十首

   誤訳まま打ち過ごすこと出来ぬなり日ノ本基教腐食進行

   幾星霜あたかも復活なきが如日ノ本基教過ごし来にけり

   日ノ本に基教ぞまるで一思想滅して不滅のいのち忘却
   我が信子笑み往きたれば真実ぞ明示されたり誤訳教落つ
   誤訳教宇宙の主をぞ愛すより単なる望み抱きたるのみ
   (備考:第一コリント書15章19節、熟読参照)

   真実や開き示さる今やこそ誤訳教落つ木霊天地に
   復活の主を拝してや愛すこと為さぬ単なる望み廃るや
   このことや出版業にも大打撃「嘘望み」本誰が読まむや

   要するに宇宙第三真実を今生の如言触らし来ぬ嘘基教死ぬ
   笑む信子死にしに非ず岸辺主と天父御許に華やぎて在り
   (備考:これ宇宙第三層の真実なり)

    1月3日
              ジュンク堂楽しの歌三十三首

   昨日はジュンク堂行きゆったりと我らが書をば観つつ歩めり
   一階の郷土コーナー而してや地下一階の宗教コーナー

   我妻と我の共にぞ睦まじきフォト掲げたる表紙華やぐ
   ノーちゃんが晩年或る日北越の病院にてやふと応へたり(備考:2014年2月13日北越病院祖父江八紀ドクターの問ひ「何やりたい」にぞ)

   本作りたい父さんやってそれは良い祖父江ドクター喜び給へり

   我はしも妻の言葉に気付きたり並々ならぬ決意ぞあるを

   思へばや半世紀かけ復活の省察草稿我綴り来し

   我にとり本とはこれぞ復活の省察ほかに在るべくもなし
   我妻の人生最高幸せや父さんよ今までほんと有難うとぞ

   聴きしもや言の葉歓喜束の間や妻昼餉にぞ喉詰まらせぬ

   かかる時来やうなどとは思ひもや知らぬ我にぞ在りけるもやも

   救急車呼びては人口呼吸なす新発田病院にて事切れぬ
   されどもや我が心には雪や降るこんなことにて収まるものか
   直ちにや関西にぞや電話して熱誠の友義妹兄伝ふ

   しめやかに前夜式終へ我はしも深夜蓋開け見し丸き口

   汝が笑顔そこに輝くそも何ぞ回想の面そこに在りしや

   前日の朝に交しし歓びの我ら言の葉汝思ひ出ず

   そのうちに汝驚きの面示す我や思ふや主の顕れし
   汝が面や生ける霊のぞ働きて称への口を次示したり

   歓びの告別の式終へる時汝右眼をばほのと開け往く
   焼き場にて炎の中に在る汝や思ひ出天父奉献の時
   我はぞや永遠の御子共いましてや炎も涼し汝が幸思ふ
   それと共汝が残しし言の葉やいよよ明らか心にぞ在り
   本作る父さんやってノーちゃんよやりまっせとぞ心固めぬ

   かかる事ジュンク堂にて思ひつつ一本や観るこれや今なる

   御心は天に成る如地にもぞや今や成る時本現れし
   病苦中汝と我共箴言に打ち込みて過ごしし時や三十条成る
   God blessed the good day始まれり汝が省察と奉献の歌(備考:箴言第一条これなり:God blessed the good day of self-reflection and self-dedication. March 9, 2011)

   我が草稿半世紀かけ成りつつも最後のところ汝が笑み佑く
   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱)

   飛翔のぞ復活世界在りてこそ今生も死も救はれにけり
   かくてこそ我らが一書完成す復活省察妻と歌ふや
   本作る父さんやってやりましたかく語りつつジュンク堂楽し

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本日も上の歌に加えて、今朝のメルマガ「風の便り」より「〇(17日)幸の歌四首」のうちの一首を収めさせていただきます。 

   佳き日とは今生御国一途なる道往きをこそ言ひにけるにや
(備考:この道往きをホ氏言ひし:”We perish and are immortal.” [PR, 351, 82] この道往きをハイデガー「世界内存在」「死への存在」により採らぬなり。恩師「深き低みより下に下ることはしない」として、この道往きを採らぬなり)


ところで、今日の写真は、徒歩10分足らずのところにある「増田製粉所」あたりのものです。「増田製粉」としてひろく知られていますが、明治時代に創業され、いまでもわずかに昔の赤煉瓦の塀が遺されています。

すぐ横に兵庫運河が通り、会社の入り口の所には「風見鶏」が載っています。