延原時行歌集「命輝く」(第2049回)(ぶらり散歩ー春を告げる梅の花など)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2049回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(202−9)甦り道の歌、広大宇宙知るの歌、この朝の歌、絵空事の歌、妹背対話の歌、二千日歌の歌、深みよりの歌、新しき飛翔の人の歌、人とはぞの歌、心にぞの歌、今ぞ生くの歌、復活嬉しの歌、何故にの歌、省察本の歌、一本の歌、新しき時代の歌、それ程にの歌、華やぎの時の歌、読む時の歌、熱誠の友の歌、師走日にの歌、未来生の歌、今朝の歌、今の時の歌。(2014年12月21〜30日)

    12月28日
              それ程にの歌三首

   復活や死なぬ人にも死ぬ人も語るや難し笑む人示す
   それ程に絶後笑み増す我が妻や岸辺の主にぞ伴はれけり
   汝やしも絶後の人に在りたるも笑み増し往くや天父御胸に

    12月29日
              華やぎの時の歌五首

   我妻や笑み増し往きて本出ずる歓びや実に華やぎの時

   昨日も近隣の友礼に見へ御母堂の餅置かれ行かるも

   烈々の気魄籠めたり我妻や箴言著出ず一条千金
(備考:例へば、英文箴言二、三条なり:I am not a philosopher; but I know the philosophical world. This is the core of Christianity.「我哲学者・精神医に非ず。されど精神の世界十分に知る。これ、我が信ずる基督教信仰の核なり」:第一コリント書1章18−25節:「十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。すなわち、聖書に、『わたしは知者の知恵を滅ぼし、賢い者の賢さをむなしいものにする』と書いてある。知者はどこにいるか。学者はどこにいるか。この世の論者はどこにいるか。神はこの世の知恵を、愚かにされたではないか。この世は、自分の知恵によって神を認めるに至らなかった。それは、神の知恵にかなっている。そこで神は、宣教の愚かさによって、信じる者を救うこととされたのである。ユダヤ人はしるしを請い、ギリシャ人は知恵を求める。しかしわたしたちは、十字架につけられたキリストを述べ伝える。このキリストは、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなものであるが、召された者自身にとっては、ユダヤ人にもギリシャ人にも、神の力、神の知恵たるキリストなのである。神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである」)

   人やそもただ生くるのみ非ざるよ精神深み磨きてやこそ

   我妻よ汝が磨きし精神の底や輝く天翔る笑み

   箴言の修行ありてぞ絶後笑み溢れ出でしや天翔るまで 

               読む時の歌六

   巷には忘年会の酒気芬々自死せし人を偲ぶ文読む

   延々と自慢話の世界あり我読むや文胸ぞ抉らる
   打ちつづく自慢話に死ぬものは主の御前での精神深み

   何が無く何が有りとも精神の死ぬる程はぞ見たくもなしや
   偲ぶ文繰返し読みつくづくとアガぺのアガペ奉げたし念ず

   何が無く何が有りとも一寸の歌心あれさらば底あり
   (一寸の歌で詠はば鳥飼氏「世界を自慢」するフォト人や)

        ♯               ♯


今回も、延原さんのメルマガ「風の便り」の、今朝の歌ーー<〇(11日)一つ心の歌五首>より、冒頭の一首を収めます。

   彼の時の妻の心を忖度し感得せるや一つ心ぞ
(備考:妻の心は妻の心なるも、忖度感得すれば我が心。それをしも「一つ心」とは言ふなり。この心生死別離を超ゆるなり。一つ心復活心なり。そもそも日本の「歌」かかる復活心の機関なりとは、我が確信なり)


このところの新しい仕事のひとつに「延原時行説教集」の下準備がはじまっています。

延原さん御夫妻の若き日の「加茂兄弟団」時代から「欧米滞在時代」「敬和学園大学時代」・・が浮き彫りになります。

いずれ時が来ましたら、延原さんの手で編集され、まずは「延原時行著作集」のブログ公開(既刊20冊分UP) http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+torigai/ へと進む予定です。

延原さんの説教集は、敬和学園大学時代の『三分間のおとずれ』と『地球時代のおとずれ』(いずれも創言社刊)の2冊ががありますが、『至誠心の神学』『ホワイトヘッドと西田哲学の<あいだ>』『地球時代の政治神学』『無者のための福音』『対話論神学の地平』『仏教的キリスト教の真理』などの延原さんの神学的・思想的な労作の核心・基軸となるものが、延原さんの「説教」にあることは、あらためていうまでまりません。

それにしてもこの仕事、延原さんの「説教」は、分量にしても半端ではありません。ぼちぼちですね。


本日の写真は、昨日のぶらり散歩ーー春を告げる梅の花などです。



湊川公園のジュウガツサクラも・・・