延原時行歌集「命輝く」(第2044回)(「長田の海」のつづき)

                   

       延原時行歌集「命輝く」(第2044回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(202−4)甦り道の歌、広大宇宙知るの歌、この朝の歌、絵空事の歌、妹背対話の歌、二千日歌の歌、深みよりの歌、新しき飛翔の人の歌、人とはぞの歌、心にぞの歌、今ぞ生くの歌、復活嬉しの歌、何故にの歌、省察本の歌、一本の歌、新しき時代の歌、それ程にの歌、華やぎの時の歌、読む時の歌、熱誠の友の歌、師走日にの歌、未来生の歌、今朝の歌、今の時の歌。(2014年12月21〜30日)

    12月24日
            新しき飛翔の人の歌五首

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱)

   笑み増しの我妻やこそ新しき深みより主と飛翔の人ぞ
   旧き人地の繋縛を離れずや翔ぶこと知らず憂ひに沈む

   憂ひはや地の底にまで下ること恐るるる故の反動ぞ是
   されど妻絶後笑み増し岸辺主と飛び立ちゆくや新しき人
(備考:これ我が逆理人間観なり。我妻の絶後笑み増しより与えらる)

               人とはぞの歌十首

   重度五の身障者妻実相か言ふや否とぞ箴言答ふ(備考:箴言二、三条を見よ:I am not a philosopher; but I know the philosophical world. This is the core of Christianity.)

   人とはぞ精神性の深みより天父欣求の姿なりけり

   人をぞや見たけれや汝欣求見よ世の繋縛で貶めるなや

   絶後笑み増し往くほどの高貴なしそれぞ我呼ぶ飛翔の姿
   人がぞや遂に飛翔の姿成る一部始終や一本に見よ   (備考:我らが書『復活省察――妻と歌う』上巻なり)

   人と言ふ姿を見るに何依らむ歌に如かずよ岸辺の主共

   歌と言ふ姿は何や我妻の絶後笑み増し天父ほむほか
   飛翔とは常より深く沈みてぞ天翔り往く徹底逆理
   人とはぞこの世に過ごしやがて翔ぶ二重性こそそれなりと言へ
   人如何に世の繋縛を誇れども死なば木阿弥飛翔なくばや

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今朝の延原さんから届けられたメルマガ「風の便り」には、新しく産まれたばかりの三つの主題の歌が詠まています。「信頼の歌」「天来のマナの歌」「それだけの事の歌」の三つの主題の歌で、わたしにとって嬉しい特別の歌も含まれていますが、ここに「信頼の歌」のうちの一首を添えさせていただきます。

   やがて見ん永久の御国の出逢ひをばいと慕はしや汝が身汝が時


昨日からふと思いついて「延原時行説教集」(加茂兄弟団時代・在欧米滞在時代・敬和学園大学時代)の下準備をはじめています。それらの多くはすでに著作の中に公開されていますが、「説教集」として括ってみるとまた面白いものです。神戸自立学校や米国での説教のテープ録音も残されていて、これはまたわかりやすくて好評です。また長く愛聴してきた敬和学園における「現代哲学」や「キリスト教学」などの講義テープもいいですね。


歌に添える本日の写真は、春浅い「長田の海」の続きです。