延原時行歌集「命輝く」(第2036回)(高取山復路の森林浴)

                 

       延原時行歌集「命輝く」(第2036回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(201−8)一書粛々の歌、朝の歌、「祈祷の省察」本生まるの歌、復活時代の歌、主の祈りの歌、実にも我の歌、ふと思ひの歌、妹背召命の歌、嬉しきやの歌、創意満々の歌、笑み伝ふ笑み伏すの歌、笑み増し誠の歌、甦り時の歌、御名の歌、御国の歌、我が心の歌、主の祈り省察の歌、春菊の歌、友ら言ふの歌、歌甦りの歌、妹背箴言問答の歌、主の祈り嚙みしむるの歌、旧著の歌、著作邁進の歌、予祝随にの歌、ノーちゃんなの歌。(2014年12月11〜20日

    12月16日
               御国の歌十首

   第二祷御国をば父来たらせよ言ふ理は復活降下
   復活や主の事柄に尽きずして我が事柄に成し給へとぞ
   世の理想なべて復活源ぞ来らせ給へ御復活いざ
(備考:古来歴代の信徒”Veni Creator Spiritus!"「来たりませ、創り主なる御霊よ!」と祈れり)

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:復唱)

   第二祷祈らざる信徒はぞ「単なる望み」抱きおる如(備考:「もしわたしたちが、この世の生活でキリストにあって単なる望みをいだいているだけだとすれば、わたしたちは、すべての人の中で最もあわれむべき存在となる」。第一コリント書15章19節、熟読参照)

   汝人よ今生をぞや取り仕切る思ひ断つべし御国来よいざ

   今生の今生のみに在るはなし絶へず御国の来たりてこそぞ

   その神秘絶後笑み増し祝ひてや我妻往けりいと麗しき

   本作る父さんやって言ひし妻岸辺の主共本弘むなり
   思へばや病苦の中で箴言を思索せし汝今歓喜   (備考:なあ、ノーちゃん。そう、父さん。有難うね)

               我が心の歌三首

   甦り恵まれたるるこの妻と本作りてや笑み伝へんも

   霙降れ師走の風や頬を打て我が心にぞ暖雪やあり

   隠岐の叔父もう一冊と求むゆえ三冊抱へ我愛車駆る

        ♯              ♯


延原さんは若き日より稀有な探究・省察の人です。日々浮かんだ言葉や思索の断片を、手帳や紙切れに刻みつける習慣を身に着けた「表現者」ですが、いまやそれが「短歌神学」のかたちの日録となり、独創的な神学・哲学の論文となり、新しい著作として産み出されていきます。

昨日も、すでに完成草稿となっている『「変貌論」の時代ーー良寛ドストエフスキーホワイトヘッド・信子』に、第五章:延原時行歌集を「前篇:2014年11月中旬――復活原論・宇宙論(I−XI)中篇:2014年11月下旬――絶後笑み増し論・人生論(XII−XXIV)下篇:2015年1月下旬――復活省察論・滝澤純粋神人学論評・称名論(XXV−XXXII)」を整え、見事に仕上げておられます。面白いデスね!! 驚くばかりです。



上の写真は、今朝の日の出と昨日のごみ置き場の猫ちゃんです。

ピリッと引き締まる冷たい朝ですが、これが平年並みだそうですよ。今日もちょこっと忙しくなりますが、寒中運動靴を履いてランニングの真似事をしたり、11階の我が家まで階段を上ったり・・・。

本日の写真は「高取山復路の森林浴」の続きです。