延原時行歌集「命輝く」(第2028回)(高取山の復路・高神瀧のあとの森林浴)

                  

        延原時行歌集「命輝く」(第2028回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(200−8)
朝まだきの歌、情熱の歌、友ありて、今の歌、友情深甚の歌、笑み道の歌、良寛禅師大変貌の歌、笑み佑くの歌、命二齣の歌、雪深々の歌、ご近所様の歌、著作とはの歌、昨晩の歌、それにせよの歌、「この時代に復活主の御声」の歌、神意の歌。(2014年12月1〜10日)

    12月8日
              それにせよの歌二首

   それにせよ我が思ひはぞ深まりつ妻の笑み増し愛ずるや切や
   (備考:これ復活時代の夜明けならむも)

   つくづくと妻の笑み増し見てやこそ我や悟れり飛翔ぞ命
(備考:その意味や人間地上の後には宇宙的存在ならむとのことなり。「千の風に乗りて」の歌正鵠を得しも。それ表せるもの、我妻の岸辺の主と共なる笑み増し、飛翔なり)

    12月9日
          「この時代に復活主の御声」の歌十一首

   我が信子思ひ出奉献述べし時復活前提明らむる如
   復活を祝ふことなく打ち過ごす日ノ本基教誤訳沈淪(備考:復活基教の中心なること日ノ本にては未だ明らかならず。これ不可解事なり)

   宇宙とは今生の後思ひ出を天父奉献ありて成る里
   (備考:これ我が宇宙論なり)

   思ひ出の奉献なくばそもそもぞ永続的の記憶あるなし
   (備考:永久の記憶なき人類ほど心許なき者なし)

   かくてこそ地上の葛藤意志と意志鎬削りて勝ち争ふや
   (備考:復活の視点なくばこの結果なり)

   恐らくは米国現在表すや黒人射殺記憶争奪
(備考:マーティン・ルーサー・キング師の「夢」破るこそ射殺の狙ひならむ)

   外にはやイスラム国と対峙せる無限いくさの殺伐や在り(備考:このいくさ2001年「9・11」に始まりし。ハンティントンの「文明の衝突」論今や正にその時代なり)

   この時に我らが一書現るる誠摂理と言ふべきぞかし
   (備考:時代論的摂理を言ふなり)

   ペテロ汝これら物より復活者我愛するやとぞ主問ひ給ふ
   (備考:これ基教の原点なり)

   基教はぞ復活の主の問ひありて応へてやこそ始まれるなり

   主の御声天地に響く命法ぞ我が羊飼へ慈悲の調べや(備考:この御声天地の間に響けり。ホ氏書けり:”In the fourth phase, the creative action completes itself.  For the perfected actuality passes back into the temporal world, and qualifies this world so that each temporal actuality includes ita as an immediate fact of relevant experience. For the kingdom of heaven is with us today. The action of the fourth phase is the love of God for the world. It is the particular providence for particular occasions. What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the worlld. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.” [PR, 351]ホ氏の宇宙論天地の間の「交互関係」を論ず。かくなりてこそ神の慈悲理解さるるなり。今生だけにては、米国今日の「射殺」を超ゆることかなはざるなり)

    12月10日
              神意の歌六

   我妻や汝適時をば知れるなりあの時に笑み往きし神意ぞ   (備考:不意に我驚愕せるも絶後笑みましさらに驚愕)

   徒に地上闘病続くより絶後笑み増し新生拓く

   その道は本作りたい父さんよやってとの声果たすにや在り
   かく悟り我邁進す地上的行き掛かりはぞかくて凌駕す
(備考:妻往きて直ちに一本完成に専念す。これ復活死後生の上昇・下降の道往きなり)

   妹背共天地一枚一心に御業成すべく笑み努めたり   (備考:笑みは妹、努めは背のぞわざにありけり)

   一本の生まれ出ずるや嬉しくて友方の賛日々に尊し(備考:これ総て妻信子の死後生の華やぎなり。飛翔ありてこそこの華やぎもたらされけり。なあ、ノーちゃん。父さん、そうです。おおきにね)


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今朝は神戸にもひと月遅れの初霜がおりたようです。暫くまだ寒さが続きます。ながびいたインフルエンザもようやく我が家から解き放たれつつありますが、暖かな春が待たれます。

上の歌には「イスラム国」に触れた一首もありますが、昨夕来「イスラム国人質」動画で揺れています。今朝届いた延原さんの「復活省察物語の歌二十五首」の歌は、これらの出来事を「父子ひらけ」からひらかれる、底の底より包まれた、いのちの光が詠われています。その今朝の「二十五首」の最後の歌だけ、ここに収めさせていただきます。

   これぞ我が復活省察物語我妻と往く宇宙の笑みぞ

本日の写真は、高取山の初めての復路のコース、「高神瀧」のあとの森林浴のものです。