延原時行歌集「命輝く」(第2023回)(特別養護老人ホーム「駒どりの郷」の建つ神戸市北区西大池)

                

        延原時行歌集「命輝く」(第2023回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(200−1)朝まだきの歌、情熱の歌、友ありて、今の歌、友情深甚の歌、笑み道の歌、良寛禅師大変貌の歌、笑み佑くの歌、命二齣の歌、雪深々の歌、ご近所様の歌、著作とはの歌、昨晩の歌、それにせよの歌、「この時代に復活主の御声」の歌、神意の歌。(2014年12月1〜10日)

    12月1日
            朝まだきの歌五首

   朝まだき暖かき雪胸に降る岸辺立つ主と笑む妻凛然
   如何にぞや日ノ本基教復活の聖句曲ぐるも真理溌剌   (備考:ヨハネ福音書21章15節なり)

   我らが書宇宙の主をぞ愛す信歌ひ挙ぐるや命限りに

   年の瀬や降誕節を祝ひてぞ此度の一書献げ往かむも

   我妻よ汝が笑み増しの高らかに主の御臨在誉むる尊し

             情熱の歌三首

   面白きことにてあるや我もまた妻と箴言作るにぞ懸く

   我にもぞこの情熱のなくばぞやいかで三年妻看るを得し
   しかしてや我らが一書出でたるに妻と共なる情熱や燃ゆ

             友ありて二首

   熱誠の友より来る我が歌集三十二回テキスト化実に   (備考:感謝無尽!)

   友ありて我らが書をぞ渾身の心眼籠めて読了と御文
(備考:伊丹教会旧友島本健二氏より11月30日付メールありたり:「このたびは、先生が奥様と共に上梓されました、晴れやかな表紙が目を惹き付けるご著書『復活の省察[上巻]――妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』を、丁重なお言葉に添えてお送りいただきましたこと、心より厚く御礼申し上げます。紅葉が色づき初めた頃届きましたご本の最後の頁を、ようやく今日、読み終えました。来年には20年になる阪神・淡路大震災の2年後、それまでのご本にもまして入念に、渾身の力作『至誠心の神学 東西融合文明論の試み』を味わわせていただくことで、「客観」の道筋を負えば済む書物でも、「主観」の気持ちに寄れば済む書物でもない、その双方が織りなす綾模様に向き合えるつもりでしたし、その後も、本書の前著にあたる、『あなたにいちばん近い御方は誰ですか』に深く親しみ、それを機に日々届けられる、「風の便り」のお歌に温かく囲まれる間に、このご本に取り組む備えは成った積りでした。しかし、巻頭7頁の冒頭からこのご本は、ご夫妻お二人の足跡と思索の揺るぎない足場を、誠に小さな私なりに咀嚼し、反芻し、消化して私自身の足場にするには、これまでに巻末最後の1行までに目を凝らし思いを沈める、多くの時間の積み重ねが必要でした。ご恵贈いただいた御礼を申し上げるのもようやく今になりましたこと、どうぞお許しください。その濃密な時間の中で、「悲惨」や「奇跡」、「大前提」や「現在・過去・未来」等々に沁み込んだ、私自身への滋養分を掬い取った断片を、思いつくままに走り書きの覚書として手許に残しました。ご本とともにそれを携えて、今、私は天来の<深き淵より甦る>喜びの務めに再出発いたします。併せて、わたしたちのインマヌエル研究会の仲間とこのご本を前にした学びの時を持つことが出来、あのような大震災ではない天来の<激震>がこの地でも起これば、こんな嬉しいことはありません。重ねての感謝とともに、先生の今後共の著作活動が豊かに祝福されますよう、切に念じております。島本健二」 ご返事11月30日付「島本健二様 只今、拙著への身に余るご芳書拝受いたしました。誠に有難う存じました。心より厚く御礼申し上げます。お便りをプリントアウトして後、それを見ながらご返事しようとしておりましたところ、誤って消去のクリックを押してしまいました(再送お願いできましょうか。もうしわけありません)。/ かくまで入念に時間をかけ読んで下さるお方は、貴兄であることを確信しておりました。その確信が確信通りであったことを今日は確認し、大変嬉しく存じます。『至誠心の神学』から『あなたにいちばん近い御方は誰ですか』、そして今度の『復活の省察』の最後の頁まで、粘り強く辛抱してご精読賜わりましたこと、何と御礼申し上げてよろしいのやら、大歓喜であります。貴兄も、私より先に、同じご経験をなさっていらっしゃることを思う時、祈らずにはおれませんでした。復活の喜びは、共同の喜びであることを!仰る通り、早く読みやすい本ではありません。歌一首には沈潜の何時間何日がありました。それを読んで下さる方があることは、感謝無限であります。インマヌエル研究会の皆さんに、よろしく仰って下さい。/ 今日新しい小さな本『大変貌――良寛ホワイトヘッド・信子』のアイデアが出て参りまして、その内の一篇「最晩年の良寛の大変貌をめぐって」を書き始めたところです。その連絡を考古堂さんに認めました。ご参考までに転送させていただきます。/ このような濃密なご返事を戴けることが、本書きの醍醐味であります。まことに有難うございます。/ 天来の御祝福をご一家の上にお祈り申し上げます。右、御礼方々 草々不一 IXIA! 延原時行」


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1995年1月17日の阪神淡路大震災から20年の記念の日を明日に控えています。安心して住み続けられるまちづくりをめざす人々の願いをあつめて、2004年には「特別養護老人ホーム・ふたば」が長田のまちにつくられ、「もうひとつの家・もうひとつの家族」ができて11年が経過しています。加えてこのたび神戸市北区西大池に新たに「特別養護老人ホーム・駒どりの郷」の着工の時を迎え、先日(1月12日の成人の日)建設予定地で地鎮祭が執り行われました。

このまちは神戸市の郊外にあって市街地からは遠く離れていますが、自然に恵まれた住宅街がひろがっています。今日の写真は、地鎮祭の前と後に、まちをぶらり歩きをして撮ったものを数枚、撮影順に収めます。