延原時行歌集「命輝く」(第2019回)(初日の出と富士山)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第2019回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(199−7)華やぎ佳しの歌、歌の不思議の歌、我が修行の歌、甦りわざの歌、笑み笑み笑みの輝ける本の歌、やっての歌、昨日の歌、嬉しやの歌、言包むの歌、良寛臨終の歌、復活新段階の歌、妻共生・声聴ゆ・歌人我の歌、復活場の歌、妻華やぎの歌、人としての歌、独り言の歌(2014年11月21〜30日)。

    11月27日
              復活新段階の歌十首

   同志社のクラスメートが我が書誉む復活実感読むほど深し
(備考:元同志社大学教授工藤弘志君から11月24日付書簡あり:「拝啓 先日は、御高著『復活の省察[上巻]』をお送りいただきまして、ありがとうございます。/ 早速、拝読。「ノーちゃんが本作りたい父さんよやってと言ふやいのち仕事ぞ」の本書は、亡き妻との新たな共生の、日録風の愛の記録。胸打たれました。「復活」の実感が、読むほどに深く強く伝わってきました。/ 加えて、貴兄の若々しい感受性と思考力と筆力の発する輝きにも圧倒されました。以前、ご贈呈下さった『あなたにいちばん近い御方は誰ですか』と『宇宙時代の良寛再説』を読んで以来のことですが、延原君は神学者であるに止まらず、感性豊かな詩人、歌人であったことも、小生には新しい発見でした。旧友ながら長い間、交際が途絶えていたこをと痛感しています。/ 今夏は遠い昔の、学生時代の旧交を温める機会に恵まれ、本当に素晴らしいひとときでした。一堂に会してみれば万感こもごも、懐旧の情に堪えませんでした。懐旧は元気の素、などと思ったのは、年をとったせいでしょうか。/ 年といえば、クラス会の折に、庭で撮った一同の写真を眺めていたら、あの日、延原君がひときわ目立って、若さをみなぎらせていたことを思い出しました。貴兄の黒髪といい、肌の艶といい、老人の面差し、未だ見えず、と感じておりました。/ 今後ますます、エネルギッシュに健筆を振るわれんことを祈りつつ。/ 合わせて再来年の夏の、京都での再会を期しつつ。/ 右、ひとこと御礼まで。2014年11月24日 工藤弘志拝/ 延原時行様」)

   ノーちゃんや復活省察今やこそ新段階に入りたれるなり

   復活の喜びげにも友方に這入りたるとは御名の栄へぞ

   妹背して御名誉むるわざ身を献げ欣求せしこそ報はれにけり
   我妻や汝突然の絶命にあれやあれよと思ひしが笑み

   その笑みや復活伝ふ器とて岸辺立つ主と相働くや
   人としてこれほどまでの誉れにぞ万事逆転幸の又幸
   この世がや永久に続くはあり得ぬも今笑みこそや御国伝ふぞ
   友ありて我らが本を友方に手渡し給ふ便りありたり
(備考:東大阪の木原和彦氏より11月25日付メールあり:「先だって先生から謹呈として贈答下さった『復活の省察』上巻3冊を適切な兄姉にさしあげました。まず一つは枚岡教会、あと3冊はそれぞれ敬和高校を卒業本年同志社大学神学部に入学された小生行く枚岡教会浅見牧師の娘さん浅見和花さん 同教会の同志安田信人兄このかたは釜ヶ崎の家なき人達に弁当や毛布をお配りの良きボランテア、よく読ませていただくとおっしゃっていました。近所の軽沢姉 この姉は以前先生著ン謹呈の書物をお渡しした時、どうしてもといって、代金を払いくださり献金としてくださった人、軽沢姉は自分は認知の気もあり、とても理解おぼつかないとご遠慮されましたが、自分の行っている奈良の教会の人々にも紹介させてもらって読んでいただくとおっしゃってました。信子先生と時行先生一体なる霊なるお話し、きっとご理解くださりより広く広まっていこうと喜んでいます」)

   我妻や絶後笑み増しありければ不幸転じて御国の便り   (備考:ノーちゃん、よかったなあ。父さん、おおきにね)


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延原さんの深い「歓びの歌」は尽きません。昨夕のお電話でも「朝起きてのっけから暖かい雪が降る!!」といっておられました。

上の歌の第一首、備考にある工藤弘志さんの御手紙、いいですね! 『復活の省察ー妻と歌う』(上巻)の注目度も大変好調のようです!!


さて、今日も「元旦<初日の出の富士山>」で、これまでの続きです。嬉しい、感動のひと時でした。ここでも撮影順に並べます。