延原時行歌集「命輝く」(第2003回)(神戸電鉄敷設工事・朝鮮j人労働者の像)

              

        延原時行歌集「命輝く」(第2003回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(197−11)我妻よの歌、輝く笑みの歌、一書恵まるの歌、朝まだきの歌、昨日はの歌、ご評言の歌、はいはいノーちゃんの歌、誤訳怖ろしの歌、為すから成るへの歌、受肉の解の歌、喜びやの歌、癒と祝福の歌、昨日はの歌、底―視点の歌、大悲の書の歌、底―視点の歌補遺、復活省察嬉しくもの歌、主よこの書の歌、一筆やの歌、短歌神学の歌(一)(二)、一つ心の歌、今朝の歌、驚愕の驚愕の朝の歌、驚きぬの歌:My Autumn Greetings in Tanka、我妻笑み増し賀する歌、一書の祭り乾杯の歌、平安なぜかの歌。(2014年11月1〜10日)

    11月10日
           我妻笑み増し賀する歌十首

   昨日はMy Spring and Autumn Greetingsぞ成りたり妻笑み増しを主に在りて賀す
(備考:この作品正式には”Reflections on the Resurrection: My Spring and Autumn Greetings in Tanka in Dialogue with Professor Cobb in Memory of Nobuko”と題す)

   春はしも妻往きし時悲しくも野辺の送りに心込めたり
   さりながら絶後笑み増す我妻や岸辺立つ主と往くや喜び
   我妻よ汝が笑み増しのありてこそ岸辺の主のぞ栄輝く
   秋はしも恩師に書ける我が便り主に在りてぞや死の死詠へり
   恩師カブ直ちに返書ありて告ぐ主と内的につながるや幸
   この幸や信徒と主との間にぞ在りて不滅の絆成すやと
   我はしもこの絆をぞ宇宙にやUnity of Appearanceとホ氏述べし知る
(備考:"In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmute into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295])

   幾たびや我吟味せしこの章句幾たび読むも心打つなり

   我が主がぞ冷厳実在変転し被造我らと一なすや愛

            一書の祭り乾杯の歌五首

   昨日はジュンク堂行き我らの書一隅照らす見るぞ嬉しも

   誠これ妹背共々祝ひ事なすや歓び一書の祭り(備考:例により我刺身定食頂きつつ中ジョッキ―で妻との一書上梓祝ひ乾杯す)

   苦闘中箴言作り励みおる妻の姿や精進一途
   見事これ一書に盛られ我が歌と共々に笑むジュンク堂佳し
   妻やこそ滅して不滅本成りて生涯成果仄見える秋   (備考:でや、ノーちゃん。ああ、楽し。おおきにね、父さん)


            平安なぜかの歌一首

   静かなる平安なぜか心にぞ満ちて溢るや今日の日の我

        ♯              ♯


昨日は穏やかな一日でしたが、今日はクリスマス、今朝も日差しのある朝です。暮れの掃除もぼちぼちと・・・・。

このところ、賀川豊彦が書き残した作品の「序文」を初期のころから順番に整理をしています。いずれそれらの中から選んで『賀川豊彦随筆集』といったものを纏めて置くのも面白いのではないか、と思ってぼちぼちと・・・。

今日の歌の添える写真は、会下山公園の近くにある「神戸電鉄敷設工事・朝鮮人労働者の像」です。

眼下に神戸電鉄が走っている小さな場所に、あの震災のあった翌年(1996年11月24日)、彫刻家・金城実さんの制作の立派な作品がここに据えられました。

いつもは雑草が茂っていますが、この日は美しく掃除されて、彫像が映えていました。

公園のハトたちと共にUPいたします。