延原時行歌集「命輝く」(第1099回)(近くの「松本せせらぎ通り」)

              

        延原時行歌集「命輝く」(第1099回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(197−7)我妻よの歌、輝く笑みの歌、一書恵まるの歌、朝まだきの歌、昨日はの歌、ご評言の歌、はいはいノーちゃんの歌、誤訳怖ろしの歌、為すから成るへの歌、受肉の解の歌、喜びやの歌、癒と祝福の歌、昨日はの歌、底―視点の歌、大悲の書の歌、底―視点の歌補遺、復活省察嬉しくもの歌、主よこの書の歌、一筆やの歌、短歌神学の歌(一)(二)、一つ心の歌、今朝の歌、驚愕の驚愕の朝の歌、驚きぬの歌:My Autumn Greetings in Tanka、我妻笑み増し賀する歌、一書の祭り乾杯の歌、平安なぜかの歌。(2014年11月1〜10日)

    11月4日
            底―視点の歌補遺一首

   底のぞや構想見へしいと嬉し脱稿二著や復活繋がる
(備考:『受肉の神学ーー救済論と形成論』と『建学の精神・対話の精神・エコ神学ーー至誠心の神学による大学形成の構想』はすでに脱稿や成る。このところの関心は二著と「復活」の連関なりし。それ今朝見へたり、嬉しも)

    11月5日
          復活省察嬉しくも(来歴)の歌五首

   嬉しくも我半世紀綴り来て復活省察笑み咲くや園
   我如何に復活省察書かずして妻看病に当たり得しぞや

   妻もまた父さんとこへ帰らばや何とか成ると思ひしが成る

   我がとこぞ復活省察綴り行く相も変らぬ日々の事なり
   題してや「復活省察:妻と歌う」誠すんなり一本や成る

          主よこの書(未来)の歌五首

   主よこの書人の命の救ひにぞ資するためにぞ用ひ給へや
   我妻の絶後笑みほど命をば助けゆくものなきを歓ぶ
   命とは笑み往くものぞ復活ぞ如何に悲惨に打ちひしがれしも

   我妻や笑み増し往きて仄示す人は誰しも甦るとぞ
   我はしも通常今生語るをぞ超へてや語る天地一切

    11月6日
              一筆やの歌三首

   一筆や一筆とぞや宛名書き「復活」を贈り往くとはかくも喜び
   生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ
   (備考:復唱)

   何よりもノーちゃんの笑み輝くよ岸辺の主とぞ往くや幸やと


        ♯              ♯


延原さんは昨日の午後、地元「しばた良寛講座」で「良寛最晩年の大変貌をめぐって」のお話を満喫され、新しい歌ーーノーちゃんや汝が笑み増しの永久なるは良寛さまの散るが如くぞーーを送っていただきました。

そして昨夜は、昨日ブログでお知らせした賀川記念館のHPにUPいただいた拙稿「未来への冒険―在家労働牧師を目指して:番町出合いの家の記録」をわざわ一読いただいた上に、的確な嬉しい御批評をお受けしました。10年前の拙稿が新たに甦ったおもいにさせられました。


今朝はいくらか穏やかな日和です。洗濯物も少々多い目にして・・・。
日曜日の午前中は、いつものように我が家で<出合いのとき>…・・。


歌に添える本日の写真は、近くの「松本せせらぎ通り」の数枚です。
20年前の大震災では、このあたりも広範囲に焼け野原になった場所です。
あの日の、まちが燃え続ける、あの恐ろしい景色は、いまも忘れることはできません。

あれから20年、このまちもいまは見事に、いいまちに甦りました。
この「せせらぎ通り」は、あの新潟の山古志村から、立派な錦鯉を贈ってもらい、交流を続けながら、まちの人々に和みを加えています。
めだかたちもたくさん増えています。