延原時行歌集「命輝く」(第1097回)(神戸「五宮神社」)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1097回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(197−5)我妻よの歌、輝く笑みの歌、一書恵まるの歌、朝まだきの歌、昨日はの歌、ご評言の歌、はいはいノーちゃんの歌、誤訳怖ろしの歌、為すから成るへの歌、受肉の解の歌、喜びやの歌、癒と祝福の歌、昨日はの歌、底―視点の歌、大悲の書の歌、底―視点の歌補遺、復活省察嬉しくもの歌、主よこの書の歌、一筆やの歌、短歌神学の歌(一)(二)、一つ心の歌、今朝の歌、驚愕の驚愕の朝の歌、驚きぬの歌:My Autumn Greetings in Tanka、我妻笑み増し賀する歌、一書の祭り乾杯の歌、平安なぜかの歌。(2014年11月1〜10日)

    11月4日
            癒と祝福のうた二首

   人のぞや病癒ゆると言ふことは御神祝福ありてこそなり

   癒ゆるとは常にどこまで言ふことぞ人の窮極祝福なるよ

            昨日はの歌十一首

   昨日はちとジュンク堂出掛けては妻の笑顔の本に見惚れぬ
(備考:我らが書『復活の省察ーー妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』表紙に妹背のフォト容れたる故「妻の笑顔の本」なり。殊に見開きの信子古稀の祝ひフォト佳し。何よりも佳きは寛げる雰囲気なり。辺り和めるなり。地下一階宗教コーナー神学に多数展示あり、良寛コーナーにも風神学、エコ神学、地球時代の良寛あり。一階郷土コーナーには省察、風神学ともに多数展示いただけり、多謝)

   三年余闘病せし妻往きてこそ本や出づるや一隅照らす
   かくてぞや華やぎの日ぞ来たりけり誠死後生活躍の底
   人はそも個体生くるは命のぞ一部なりけり客体や不死(備考:ホ氏の言う:"We perish and are immortal.” [PR, 351, 82] 個体死して、広大宇宙に与えらる。今や(個体的主体から見れば)objectively immortalなり。かつ、死後生の人言甦り(ことよみがえり)今生に対して成すなり。その言葉と心人々の心に甦るなり。およそかかる現象なくして「人類の文化」なるものなし。今生の人だけで文化営むこと不可能なり。過去の人により残され、広大宇宙に与えられたるもの(客体)不死にして、文化文明あるなり。我らの場合にては、「妻の笑顔の本」なり。如何に貴重なるかな!人方「生残り、サバイバルの手法」に関心あるも、それ文化の一部なり。滅して不滅こそ、文化の真髄なり、人そのものの真髄なり。ノーちゃんの本領なり。然るがゆえに、「妻の笑顔」甚大なる貢献人々に成すなり――慰め・激励の源なり。3・11、御嶽山の後、サバイバル本の底の浅さ人々痛感せり。死後生本慰む。復活本絶対のニーズあり)

   そもそもや命復活循環ぞこれ忘るとき今生ぞ痩す

   復活や思ひ出天父奉献と死後生にてや二面成すなり

   死後生に含まるるもの文化のぞ源泉たるや言甦り
   我が主はぞ罪赦しては再派遣「我が羊飼へ」宣へり
   かくしてや妹背共々本作り笑み増し伝ふ天父のぞ愛
   宇宙はぞ喩へ朽つるも不朽成る恩寵世界復活行よ
   日ノ本の基教寂しや誤訳にて復活行を知るすべもなし



       ♯               ♯


日の出が少しずつ遅くなってきました。今朝は朝7時でした。
明るい朝で、風もなく、「冬日和」となって、いい一日になるようです。

昨日は思いがけない珍しいお客様があったり、大切な会議があったり、贈り物が届いたり、変化にとんだ面白い一日でした。

一日中、延原さん御夫妻のこのたびの著作ーー『復活の省察ー妻と歌う』(上巻)をめぐる、まことに愉快なときの流れに満たされておりました。


今日の歌に添える写真は、昨日の「祥福禅寺」のすぐ近くにある「五宮神社」です。はじめて足を運びました。