延原時行歌集「命輝く」(第1096回)(再び「祥福禅寺」)
延原時行歌集「命輝く」(第1096回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(197−4)我妻よの歌、輝く笑みの歌、一書恵まるの歌、朝まだきの歌、昨日はの歌、ご評言の歌、はいはいノーちゃんの歌、誤訳怖ろしの歌、為すから成るへの歌、受肉の解の歌、喜びやの歌、癒と祝福の歌、昨日はの歌、底―視点の歌、大悲の書の歌、底―視点の歌補遺、復活省察嬉しくもの歌、主よこの書の歌、一筆やの歌、短歌神学の歌(一)(二)、一つ心の歌、今朝の歌、驚愕の驚愕の朝の歌、驚きぬの歌:My Autumn Greetings in Tanka、我妻笑み増し賀する歌、一書の祭り乾杯の歌、平安なぜかの歌。(2014年11月1〜10日)
11月2日
為すから成るへの歌二首
人はしも契り為しては結婚す妹背いずれか先往く定め
しからばや復活祝ひありてこそ婚姻ぞ成る天父御許に
受肉の解の歌八首
此度のぞ省察により受肉のぞ問ひの答へを我見付けたり
(備考:拙著『受肉の神学ーー救済論と形成論』http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+torigai/ 参照)
我が父よ何ぞ我をぞ見捨てしや深き低みの底飛翔へと
低みのぞ底から人を救ふには落つる御方在りてこそなれ
底とはぞ原事実より深くして世界内存在よりも基に在る基
低み超へ子なるロゴスぞ父向ひ祈り叫びつ聴かれ給へり
かくしてぞ受肉の深み復活の端緒なすこと我了解す
この事ぞ絶後笑み増す我妻や骨身にしみて証し立つるよ
(備考:ノーちゃん、尊いお仕事でした。父さん、皆やって呉れたからや、おおきにね。いや、お疲れさん、ノーちゃん様。うェーん。どうしたんや。嬉し過ぎやから泣いてんねん。そうか)
11月3日
喜びやの歌十首
我妻よ一書成したる喜びや理解者得たるほどのことなし
(備考:聖ベルナルド新教修道院長伊原淳子師より11月1日付お礼状ありたり。我らの此度の書『復活の省察』(上巻)、殊に妻信子の人生神学完成、の最上の理解者を得たり、感謝無尽!:「頌主 ごぶさた致しております間に季節は巡り、錦秋の候となりました。奥信越の山里は稲刈りが終わり、紅葉の盛りを迎えております。/ いつも変わらぬ深いご芳情を賜わり、この度は延原先生と信子先生の『復活の省察』上巻ご恵贈の栄誉に与かり、本当に忝く、有難く、ただただ感謝の他ございません。/ 延原先生半世紀に亘る復活の神学の集大成を立派な御著書にまとめられましたこと、信子先生の内助の功がどれほど偉大であったことか、と改めて尊敬申し上げます。/ 若き日(学生時代)からずーと信子夫人と延原先生は二人三脚で、否、一心同体で歩んで来られたことを、御友人方の証言や写真を通して示されました。この新著がまさに「共著」であることを明示しています。特にノーちゃんをうたう延原時行歌集「命輝く」の連作は圧巻です。信子夫人との相聞歌に感動致しました。
改めて、岸辺に立たれるイエスと共に信子夫人は延原先生と一緒に居ることを実感致したことです。
「人生神学完成に生く」 信子先生の信仰の勝利と栄光を教えていただきましたことを心より光栄に存じます。「復活物語」の神秘を延原先生御夫妻が証詞なさたことを主の恩寵の証人としてこの世に啓示された奇跡を憶え、主の御名を崇め、畏れ、讃美申し上げます。/ イエスース・クリストス・インマヌエール・アーメン!重ね重ね 心よりの敬愛と感謝をこめて、
2014年11月1日
伊原 淳子
延原 時行 先生
御許 へ 」
ことにぞや理解正にぞこの世超へ主の恩寵の証人(あかしびと)とぞ
汝が命人生神学完成に在ると称ふや如何に尊き (備考:ノーちゃん、最上の理解、最高のたたへ頂いたんやで。うェーん、もったいないヨ。有難うございます)
我妻や頭打ちたることにより公生涯も打たるが飛翔
我妻や絶後笑み増し往くやこそ一切逆転神祝します
汝が笑みや岸辺の主共輝きて復活一途明らめたるや
此度の書汝が笑み増しや輝きて復活省察誠解満つ
汝が望み我が省察を佑くこと絶後笑み増しげにぞ励みて
ノーちゃんや汝絶後にぞこの我を驚かさんと笑み増し出でぬ
その気配我重々に感じおり十二日深夜蓋開け笑みに見へぬ
(備考:2014年3月12日深夜のことなり。でや、ノーちゃん。嬉しかったヨ)
♯ ♯
昨日は神戸も氷の張る寒い一日、粉雪もちらつきました。
今朝は、名古屋から雪の積もったフォトが、「まだ積もりつつけています!」ということばを添えて届きました。
昨夜は、ながく御友誼をいただいた親しい方の訃報をお聴きしました。先日(12月9日)お亡くなり、身内の方の家族葬を終えられたようです。
本日の延原さんの「歌」にもあるように、こうして毎日の「歌」を聴くうちに、突然知友の訃報にであうときも、わが心の内には、「復活のいのち」につつまれた、暖かな「帰天の世界」が響き渡るようになっています。
いずれ時を得て、友への溢れる謝意を、どこかに書き記しておきたいとおもっています。
今日の歌に添える写真は、先日の「平野の祇園神社」の近くにある「祥福寺」の境内を少しだけ収めます。このお寺は再訪となります。