延原時行歌集「命輝く」(第1082回)(特養のクリスマス・ツリー)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1082回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(186−2)歌の心の歌、生きの姿の歌、深謝無尽の歌、麺麭の香りの歌、往きてこその歌、本の先の歌、心豊か成るの歌、折々の歌漫才、パンの境地の歌、復活の解の歌、この朝感動覚醒の歌、次巻の歌、下巻の歌、今の香りの歌、汝が人生の歌、ひそとの歌、少年の日の歌、信子華やぎの歌、今咲くの歌,笑み増し秘義の歌、主の問ひの歌、ぽつりぽつりとの歌、幸せ上梓の歌、妻偉業の歌、静々との歌、嬉しくもの歌、友ありての歌、痒み退きしの歌、木漏れ日フォトの歌。(2014年10月21〜31日)

    10月22日
           深謝無尽の歌二首

   熱誠の友や我が歌テキスト化三十一を贈り給ふや
(備考:神戸の番町出合いの家の鳥飼慶陽師よりなり。深謝無尽!『復活の省察』次巻のため活きんも)

   友在りて風ミッションに献金を贈り給ふや如何に尊き(備考:東大阪の木原和彦氏よりなり。拙著次巻に神備へ給ふ。深謝無尽!)

           パンの香りの歌二首

   妻作る麺麭の香りや辺りにぞ立ち込めひとやもう直ぐと待つ
   (備考:ご近所様方の楽しみなりき)

   この香りはて御国まで届きしや我考ふも恐らくはとぞ
   (備考:なあ、ノーちゃん。えへへ)

           往きてこその歌十一首

   闘病の渦中に鋭意作りしも箴言や出づ妻往きてこそ
   往きてこそ死後生に成る華やぎぞ麗しきかな妻生涯や
   命のぞ不思議さこそは往くことに在ると言へども不滅還へりも

   我妻の奮闘の果て笑みありき復活世界入国のさち

   この幸や今や生むもの活躍ぞ作品やそも人霊感す
   この際は我が思索がぞ媒体と成りてはたらく妹背共生
   往きてこそ妻の命や我が命インスピレーション刻々に燃ゆ
   人はぞや死なば死ぬほど燃ゆるなり誠墓にぞ朽ちぬや命
   ひといのち墓ならず人移りてや生きて働く死後生ふしぎ
   我が命妻が命を霊感の泉と成して文作りけり
   (備考:一書『復活の省察ーー妻と歌う』これなり)

   これをしも先達見事捉へては共生復活名づけ給へり
(備考:尊敬する小野寺功先生のご書簡10月18日付昨日頂きぬ。深謝無尽!:「拝復 去る九月二十七日の春風社創立十五周年の記念の会では、偶然お会いすることができ、大変嬉しく、そこに何か摂理的なつながりのようなものを実感致しました。そこに「対話論神学の地平」にみられる哲学的神学への深い共感が背景にあったのかも知れません。 / その折に、復活についての新しい著書が近々出版されることを伺いましたが、早速に「復活の省察」(上巻)を御恵送に預り心から御礼申しあげます。 / 私もこれまで「復活」信仰は私の最終課題と考えてきましたが、なかなか手がかりが得られませんでした。早速この著書を開いて一読し、はげしい衝撃を受けました。これ程全人格的に生きた復活信仰を表現した証言に接したことがなかったからです。日本人の究極の想いは短歌に表現されてきたと思いますが、本書における「短歌神学」の成立こそ、新しい時代精神を切り開くものでしょう。奥様との共生復活の道がここに示されており、私共にとりましても大いなる道標となるものす。 / この中に延原神学のすべてが表現されており、時間をかけて、ゆっくり味読したいと思っています。想えば、この世にあって、奥様ほど仕合せな方はいなかったのではないかと思われます。これ程に相互に深い愛と理解に結ばれた夫婦の関係は、稀とぞんじますので。 / 「プロセス思想」の「神と自然の変貌」は。、私の思想ともつながるものがあり、深く感動し、勇気を得ました。日本の神学は、この方向でのみ確立されるものと信じます。 とりあえず御礼まで。
 十月十八日          小野寺 功

 延原時行様」) 



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昨夜は、延原先生の出来立ての玉稿「良寛最晩年の大変貌をめぐって」(はしばた良寛講座ー於新発田市生涯学習センター、2014年12月20日のための講演草稿)を送信していただきました。良寛禅師の最晩年の時を貞心尼の覚醒の場として際立たせた新説の登場となっています。いずれ新著『変貌論―良寛ドストエフスキーホワイトヘッド・信子』(仮題)として纏めれていくようです。これも大変面白そうです!!


昨日の午後は、関係する特別養護老人ホームの大事な会議があって、寒中チャリンコに乗って出かけてきました。

ホーム入口の玄関ホールには、大きく立派なクリスマス・ツリーなど飾られて、華やいだ空気が漂っていました。

歌に添える本日の写真は、それとともに、未掲載の「相楽園の菊花展」(11月16日)の続きを、少し園庭を多くして収めます。

今日は午前中、花壇の花の植え替えの作業を予定していますが、あいにくどうも雨模様です。少しでも植えておきたいところですが・・・。