延原時行歌集「命輝く」(第1071回)(記念礼拝と思いをつなぐ・賀川督明さんと共に)

              

        延原時行歌集「命輝く」(第1071回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(196−3)言の葉の歌、言の葉と心の歌、笑み増し宇宙の歌、妻人生の歌、講演の歌、名残すの歌、昨日と今朝の歌、今朝の思ひの歌、さて今日もの歌、笑み御業の歌、妹背人生の歌、何故の歌、短歌神学の歌、嬉しきはの歌、此度の書の歌、夕餉の歌、ノーちゃんよの歌、逆理の歌。(2014年10月11〜20日

    10月12日
          講演と笑み増しの歌六
          (南海電車高野線にて)

   我が講演よかりきとぞや友ら言ふ笑み我が学を味付けしゆえ

   誠にや汝が笑みこそぞ裸堂々我が講演に溢れおりしも

   笑み感じホ氏哲学の醍醐味を一気に述べし一刻の我(備考:その時もはや我草稿より自由に離れおりし。シンポジウムの相方の谷口照三教授と河邊純教授の「協働と経験」の経営学との対話を神学から進めるべく、「〈世界への愛〉とプロセス哲学ーーホワイトヘッドの冒険ないし復活形而上学をめぐって」に没入のごとし。愉快なる経験なりし。①ホ氏が神の原初的本性の立場より、次男の戦死の経験より深めた神の帰結的本性の思想によって、「冒険」=実在の冒険が世界の冒険の承認により「現われの統合態」に至りしこと=の洞察に立脚せること、②この洞察には、天国と地上との「交互関係」のヴィジョンが中心を占めること、それ復活者の実在なること、この霊妙なるヴィジョン世界のうちに在っては「協働」のヴィジョンになること、③我が歌「人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ」を導入に用いて、悲惨を経験しても「世界への愛」に入って行けるのは何故か、と問ひたる我が方法を「芸術的」と褒めたる友在り給うこと、対話の三結実なり。村田康常教授、谷口・河邉両教授、田中裕教授との相互学習の香りありたり。滝沢武人教授の懇切なる講演御司会、島田恒教授のシンポジウム名司会あっての結実であること感謝無尽なり)

   我妻の笑み実にもぞや偉大なり宇宙の笑みを活写したれば

   かくしてぞ笑み増し学や伝へらる汝が生涯や誠祝さる
   我がぞや生くることはぞ汝がしも生きて働くことにぞやある

    10月13日
            名残すの歌五首
           (東海道新幹線にて)

   本作る父さんやって妻請へり半年ほどで上梓や嬉し

   人にとり名残すこと体よりぞ肝要なりと我心せり
   妻の名は箴言と笑み増せる故輝きてあり如何に嬉しき
   名を残す言ふことはぞや死後生の人の心を膨らます道
   この道は人の命の繋がりを詠ひて示す滅して不滅


        ♯              ♯



昨日(2014年11月22日)午後2時より5時まで、賀川記念館4階の礼拝堂において、「賀川督明さんと共に」第一部「記念礼拝」・第二部「思いをつなぐ」集いがあり、出かけました。また6時からは会場を移して会食、交流と交わりの時を過ごしました。


黒田道郎理事長

賀川一枝夫人

上内鏡子牧師


この集いには、督明さんと交流のあった200名を超える人々が全国から集い、賀川豊彦記念松沢資料館の杉浦秀典氏、国立療養所邑久光明園の梶谷優介氏、五ヶ瀬自然エネルギー研究所の石井勇氏、神戸市立工業高等専門学校の高田智紀氏、神戸市生活情報センターの西谷寛氏、そして兵庫大学短期大学部の小林洋司氏のお話に聴き入りました。


特に交流の深かった小林夫妻と賀川夫妻のお写真と督明さん愛用のパイプを小林さんに贈られたお宝と・・・。