延原時行歌集「命輝く」(第1060回)(明石公園:菊花展覧会)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1060回)


「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(195−1)復活省察上梓喜びの歌、復活学の歌、笑みや注がるの歌、ノーちゃんよの歌、超体すの歌、誤訳謀反の歌、いそいそとの歌、今日の日嬉しの歌、朝の歌、一書の歌、朝の思ひの歌、華の歌、御名称ふ歌、死後生の歌、ロゴス論の歌、我らが書の歌、門出の歌。(2014年10月1〜10日)

    10月1日
         復活省察上梓喜びの歌七首

   昨日は復活省察上梓なる妻の歓び我の喜び(備考:午前中に拙著『復活の省察ーー妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』(新潟・考古堂書店、2014年)多数落手。午後熱誠の編集者佐々木克氏ご来駕ありて、「客体的不死性」[ホワイトヘッド]ないし「死後生」[柳田邦夫]は、旧来のサバイバル思想を超へる時代の新ジャンルなりと、歓談せり。楽しかりき。サバイバルの旧思想では「生きるか死ぬか」しかなし。サバイバル場裏より落ちしものは「死ぬ」のみなり。ところが、我らが「復活」思想によれば、「生」→「死後生」なり。而して「→」は基督のことなり。主岸辺に立ち給ふなり。「岸辺」すなわち此岸と彼岸の仲立ちなり。仲立ち基督なり)

   誠これ心落ち着く一書なり妻の死後生脈々たるよ
(備考:人の精神性のいのちは死後も後を生きる人々の心の中で生き続け、それぞれの人生を膨らませる。それを私は『死後生』と呼んでいます」ーー『柳田邦夫の深呼吸[「生と死」のかたち]遺す言葉と「死後生」』(毎日新聞2014年9月27日付)より)

   父さんよ本作りたいやってとぞ懇望ありて汝が願ひ成る(備考:2014年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクター「何したい」とご質問あり。妻応ふ「本作りたい。父さん、やって」)

   いのちとは表すものよ何処までも死なば死すまま命なればや(備考:ホワイトヘッド言へり:”We perish and are immortal.” [PR, 351, 82])

   妻と共復活詠ひ生くる幸一書に盛りて天父献ぐや

   我妻よ三年余のぞ練磨あり汝が箴言や笑み出ずる秋(とき)   (備考:延原信子の英文箴言絶後の笑みと共に世に輝き往く秋なり)

   我らが書復活称へ日ノ本の津々浦々に響きゆかんも

            復活学の歌十首

   我はしも復活学を提示せり妻の笑み増しありてこそなり

   この学やヨハネ伝にぞ秘めらるも世紀の誤訳阻みおりたり

   人々は基督教をイェス囲む愛の競争主義と思へり

   その限り宇宙仲立ち基督をつゆだに悟る気配とてなし

   この世がぞ滅する場所にありたるを不滅への橋見ぬ故知らず
   我妻や絶後笑み増す不思議やも滅して不滅主と共に在り
   その道理此度の書にて証しせる復活学や恵み音信
   ノーちゃんの笑みや麗し汝はしも滅して不滅命伝ふや   (備考:ちゃうか。おおきにね、父さん)

   死後生の汝が笑み増しのありてこそ復活学を我書きとめし
   (備考:おおきにね、ノーちゃん。ありがとさん、父さん)

   摂理のぞ恵み豊かに備えらるこの道ありて我や往くなり   (備考:有難い事です、ノーちゃん。アーメン)


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上の歌にあるように10月1日に『復活の省察(上巻)』が上梓され、10月14日には書店でお目見えとなり、静かな注目を集めています。

続いて「中巻」「下巻」の刊行に向けて、独自な構想が煮詰まりつつあるようで、楽しみです。

同時進行のブログで公開中の「延原時行著作集ブログ公開第20巻目『雄鹿再来・第七巻・2014・1・6』の連載は本日で完成します。http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+torigai/  なお「延原時行ブログ公開リスト」のブログもあります。http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+nobuhara/ ご参考までに。


昨日は、歯医者さんで新たな虫歯がみつかり、次回その治療の予約を…。夜は、ちょこっとお祝い事で、いきつけの場所で、ゆっくりと・・・・。

さて、歌に添える本日の写真は、前回に続いて「明石公園・菊花展覧会」です。ここでは、「…賞」というもののない展覧会です。いいですね。

開場の入り口には「とき打ち太鼓」の立派なからくりがあって、毎年そこに一年掛りの菊花が飾られます。今年は「霜月の富士」と題して、お見事な菊花が展示されています。