延原時行歌集「命輝く」(第1056回)(須磨離宮公園:Rose Festival」)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1056回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(193−3)甦りの道の歌、茄子塩漬けの歌、佳しの歌、秋はためくの歌、事の歌、事もあらうにの歌、この秋やの歌、ノーちゃんよの歌、万感迫るもの歌、思ふなりの歌、我や気付きぬの歌、我が思ひ底の歌、此度の書の歌、故の歌、復活朝の歌、本作り成るの歌。(2014年9月21〜30日)

    9月26日
            思ふなりの歌七首

   講演を書き終へし我思ふなり我妻の笑みなくばこれなし
(備考:これ妹背の真実一路なり。かくて今朝三時拙稿「世界への愛とプロセス哲学――冒険ないし復活形而上学をめぐって」脱稿す)

   かくてこそ我が一筆や一筆の歩みに妻の共往きぞあり

   深夜我思索めぐらす内にぞやホ氏の哲学煌めきてあり

   我が恩師含めて諸家の智慧姿現われてのち「我が羊飼へ」(備考:ハンナ・アレントマルティン・ハイデガー滝沢克己、アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド鈴木大拙、ハンス・ヨーナス、ジョン・ヘンリー・ニューマン、ジャック・デリダ、而して主イエス――諸家深く学べり。嬉し有難し)

   真実は誠これなり我妻や我が思索内歓喜妻活く
   かくしてぞ我妻誠我にあり「わが羊飼へ」御声活くるや

   妹背生く統一世界誠にや天地一体不思議のあゆみ

    9月27日
           我や気付きぬの歌三首

   此度のぞ講演草稿なりてぞや我や気付きぬ妻の熱心
   ノーちゃんよ我書くうちに汝やあり思索のごとに笑みつ往く如
   驚きぬ汝主の命を受けて起つ「わが羊飼へ」牧者笑み往く

    9月28日
           我が思ひ底の歌五首

   笑み増しのあるとなきでは大違ひ実在冒険映し往くまま
   十二日汝柔らかく丸き口示したるぞや我仰天す   (備考:2014年3月12日深夜なり)

   笑む信子天空の星さながらに我が思ひ底輝くや見ゆ
   ノーちゃんよあんたいよいよ出番やで此度の本や死後生の華(備考:「柳田邦夫の深呼吸」[毎日新聞2014年9月27日付]に以下の文言ありたり:《20日午後、私は出雲に飛び、2時間近く黒田(裕子)さん[阪神高齢者・障害者支援ネットワーク理事長]の語りをノートに記録した。最後に私は「人の精神性のいのちは死後も後を生きる人々の心の中で生き続け、それぞれの人生を膨らませる。それを私は『死後生』と呼んでいます」と話した。「いい言葉だ。書いといて」と黒田さんが言うので、私は出された色紙に筆で大きめに「死後生」と書き、小文字で語った説明を併記し、「黒田裕子さんのいのちは永遠です」と書き添えた。「これは御棺に入れてあの世に持っていきたい」と黒田さんは言った。》)

   横浜に出版創業十五年祝ひありてや車中詠めるも(備考:春風社の祝ひ会佳し。我にとり新発田から横浜までの道中に、また会場横浜市教育会館四階にても、ひとへに歌添削の時なりし、実に)




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今朝は久しぶりに、同時進行のブログ「延原時行著作集ブログ公開20冊目」となる『雄鹿』第7号(加茂兄弟団主筆延原時行、1965年11月24日)の仕上げ草稿をメール送信して頂きました。

久方ぶりなので、ブログUPのやりかたを学びなおすのに少々時間がかかりそうですが、本日はその作業を終える積りです。(http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+torigai/ が「延原時行著作集ブログ公開」サイトです)


本日、暦の上では「立冬」、青空の秋晴れという朝ですが、昨日から「松葉ガニ」(わが故郷ではそう呼びますがこちらでは<ズワイガニ>ですね)のお目見えです。いい季節ですね!!


歌に添える本日の写真は「須磨離宮公園:Rose festival」の続きです。撮影順に並べます。