延原時行歌集「命輝く」(第1055回)(須磨離宮公園:Rose Festival)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1055回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(193−2)甦りの道の歌、茄子塩漬けの歌、佳しの歌、秋はためくの歌、事の歌、事もあらうにの歌、この秋やの歌、ノーちゃんよの歌、万感迫るもの歌、思ふなりの歌、我や気付きぬの歌、我が思ひ底の歌、此度の書の歌、故の歌、復活朝の歌、本作り成るの歌。(2014年9月21〜30日)

    9月24日
           この秋やの歌二首

   この秋や白味噌味の寄せ鍋やためしに作り味わうも乙
   未明まで拙稿そぞろ書き込みつふとヨーナスの論心打つ(備考:ハンス・ヨーナス『生命の哲学ーー有機体と自由』細見和之・吉本陵訳、法政大学出版局、2008年なり。拙稿「〈世界への愛〉とプロセス哲学ーー冒険ないし復活形而上学をめぐって」[第36回日本ホワイトヘッド・プロセス学会大会講演、於桃山学院大学、2014年10月11−12日]に引用す)

           ノーちゃんよの歌三首

   ノーちゃんよ誠三年父さんは付きっ切りにぞ幸満喫す

   この幸や心と心結ぶ秘儀汝や言ふ「皆」誠それなり
(備考:2014年3月11日朝妹背会話:「父さん、最高に幸せや」「何でや」「皆やってくれる」)

   それにぞや此度本出で苦闘中汝生みし作陽の目見し佳し(備考:作=箴言三十条と笑み増しなり。『復活の省察ーー妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』新潟・考古堂書店、近刊に所収。ノーちゃん、いよいよ出るでえ。ああ嬉し、父さん)

    9月25日
           万感迫るもの歌六

   講演の英文要旨メールせば海越え恩師激賞たまふ
(備考:この秋の日本ホワイトヘッド・プロセス学会第36回大会(於桃山学院大学、10月11−12日)の講演「〈世界への愛〉とプロセス哲学ーー冒険ないし復活形而上学をめぐって」ほぼ完成せる故、要旨を欧米師友にメールせるも、米恩師Dr. John B. Cobb, Jr.より激賞メールあり。嬉しも)

   我妻の絶後笑み増しありてこそ復活哲学見へし我なり(備考:その消息此度の拙著『復活の省察――妻と歌う・上巻』に詳らかなり)

   人生も学問も何あらむ佳き師佳き妻ありてこそなり

   実在も現象も一成せる図を我描けるも祝福や来る
(備考:統一図とは夙にホ氏描けるも:"We perish and are immortal.” [PR, 351, 82])

   御神の深き忍耐ありてこそこの世界はぞようやっと在り

   いささかやその消息を窺ひて我筆にせり万感迫るも


       ♯               ♯


昨日はメタボ検診・肺炎予防、さらにインフルエンザの予防を済ませて、過日の下の記事にあるように、大阪梅田関学キャンパスに出かけ、・・・・綺麗な夜景を、歌に添える積りでしたが、カメラの携帯を忘れてしまいました。

浅野さんには、あの震災の後、私たちのまちづくりのコンサルタントも引き受け、ご苦労をおかけしましたが、あの尼崎JR脱線事故のあと、今回久しぶりにお会いしました。会場いっぱいのなか、JRの幹部の方々の顔もみえ、浅野さんの「私の体験・まちづくりへの思い」の講義に聞き入り、講義の後は有志の懇親のときも・・・・。


次の記事は今朝の神戸新聞で「今井静雄さんを悼む」水野雄二(神戸YMCA総主事)さんの文章です。今井先生には、1960年代より個人的にも親しくご指導いただき励まして下さいました。


本日の写真も「須磨離宮公園:Rose Festival」の続きです。撮影順に並べます。