延原時行歌集「命輝く」(第1057回)(須磨離宮公園:Rose Festival)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1056回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(193−4)甦りの道の歌、茄子塩漬けの歌、佳しの歌、秋はためくの歌、事の歌、事もあらうにの歌、この秋やの歌、ノーちゃんよの歌、万感迫るもの歌、思ふなりの歌、我や気付きぬの歌、我が思ひ底の歌、此度の書の歌、故の歌、復活朝の歌、本作り成るの歌。(2014年9月21〜30日)

    9月28日
            此度の書の歌七首

   死後生も「我が羊飼へ」命じ給ふ主ありてこそ命なりけり
   死後生がそれだけにてやありうべき実に金輪際なかるべしとぞ

   我妻の笑み益々に輝かん此度の本や使ひせん哉
(備考:笑み増しのノーちゃん、此度の本であんた大活躍やで。父さん、有難うね。嬉しい嬉しい)

   復活を記したる文日ノ本は端から誤訳人間教ぞ(備考:ヨハネ福音書21章15節:「汝これらの物(注。ペテロの旧き生業漁師の道具なる舟網、延いては宇宙の諸多性)よりも我を愛するか」なるを「汝これらの人の為すよりも我を愛するか」に捻じ曲げたる心根寂しきなり。ここに復活信仰かけらもなし)

   かかる故主の詔(みことのり)弁ふる人誠にぞ寥寥たるや
   死後生がなぜ成り立つかひとへにぞ「我が羊飼へ」肯(うけが)ふやこそ
   此度の書主の命をこそ肯ひて生くる我妻笑みてこそ成る

             故の歌六

   日ノ本に基教誠や拡がらぬ復活信仰未だなし故
   これ程の故ぞ明かなるはなし故なきにしも非ざるよ実に
   妻と共復活省察成せし幸実にも嬉しき摂理なるかな
   驚きは妻絶後にぞ笑み往きて宇宙冒険証せる事(備考:復活は宇宙冒険なり。宇宙旧態依然なることなし。実在、冒険により現象の統一態へと変転す、とは、ホ氏の天才的洞察なり。かくて、世界から欣求=妻の思ひ出奉献と含めて=求め給ふが、実在なりとぞ。この変転冒険を称ふるが、我妻絶後笑み増しなるとは、これまた驚天動地の出来事なり)

   この故に世紀革む変転の時我ら有つ「未来」時なり
   かく言ふも人方旧来世界住む復活不信続け行く性(さが)


       ♯               ♯


昨日は「延原時行著作集ブログ公開20巻目」となる『雄鹿』第7号(加茂兄弟団主筆延原時行、1965年11月24日)の仕上げ草稿をメール送信して頂き、早速ブログUPに取り掛かり、午前中にその第1回分を仕上げることができました。5回に分けて収める予定で、本日はその2回目を公開予定です。半世紀前の延原さんの労作が、いま甦ってまいります。(http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+torigai/ が「延原時行著作集ブログ公開」サイトです)

昨日は夜、三宮で夕食を頂き、神戸国際会館の「さだまさしコンサート」を楽しみました。すでにCDにもなっている「第二楽章」が主題となっている今回のコンサートは、「ナガサキ」や「東北被災地」などの映像など組み込んだ絶妙の語りつきの、休憩なしの3時間・・・。毎回、あの大きな会場が満席で、私の席は「3階L席4」でステージを上から見下ろす面白い席で・・・。帰路は、まんまるの満月を愛でながら・・・。

今日は曇天の土曜日です。高齢者生協の行事もあったりして・・・。

歌に添える本日の写真は「須磨離宮公園:Rose Festival」の続きです。撮影順に。