延原時行歌集「命輝く」(第1052回)(須磨離宮公園:Rose Festival)

              

       延原時行歌集「命輝く」(第1052回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(192−7)つくづくとの歌、本出ずるの歌、復活の図の歌、我妻奇蹟五景の歌、新しき時代の歌、昨日の歌、本の歌、妻や言ふの歌、生くるとはの歌、笑み増し真因の歌、聴従の時の歌、如翔の歌、出ずればやの歌、宇宙和めりの歌、折々の歌、人死なばの歌、恩寵歌、新命の歌、朝祷にの歌、これからはの歌、飛翔の歌、我や知るの歌、友ありての歌。(2014年9月1〜10日)

    9月8日
              折々の歌四首

   昨日はご近所様に美味たんと頂きにけり夕餉楽しむ
   (備考:お二方よりしじみ御飯とポテトサラダなり)

   妹背のぞ生涯なべて一滴も漏らさず詠ふ志佳し
   熱誠の友贈り給ふ鳥取の梨や美味なり秋香しく

   深夜ふと興湧き来りはしがきにデリダ論我書き込みたるや
(備考:草稿『建学の精神・対話の精神・エコ神学ーー至誠心の神学による大学形成の構想』はしがきに、ジャック・デリダ『条件なき大学』を、ジョン・ヘンリ―・ニューマン『大学の構想』と共に論評せり。のちに本文エピローグにて詳論せんがためなり。エピローグ:「至誠心の神学、神のエコゾイックス、大学形成の構想ーージョン・ヘンリー・ニューマン『大学の構想』とジャック・デリダ『条件なき大学』を超えて」。これにて結構整へり。本文完成したるも、エピローグ残余するなり)

           人死なばの歌一首

   人死なば何に成るかと問はるれば超人へとぞ飛翔すと我(備考:「我が羊飼へ」[ヨハネ福音書21章15,16,17節]との御声に聴従せる人、すでに霊体主より戴きし故、体宇宙的なり。宇宙的ケアに生きるべし。これ「超人」《Uebermensch》(ニーチェ)なり。只今我が妻この境位に在り、本上梓を欣求す)

    9月9日
             恩寵歌六

   普通なら即死あり得る妻の怪我三年有余神癒いただく

   一重にぞ御栄をぞや顕して復活の真告ぐる妻あり

   何よりも驚きたるは笑み増しぞ冷厳宇宙和みゆくわざ

   尊きは我信子をや復活へ移しぬとぞや宣ひし神

   悲惨のぞ極み見たるも神まして進め給ひし恩寵御業
   我らのや喜悲こもごもの称へ歌復活省察恩寵歌なり

            新命の歌九首

   われ妻が闘病中に出来ぬ事いま成しつあり嬉しかりけり

   かくてこそ本作りなる命こそ妻にとりては新命なるや
   やがてぞや上梓なりたる暁にゃ新命さらに実りあらむも

   我が信念本の真価や友愛ぞ一の思索が二の思索呼ぶ
   さらにぞや妻箴言と笑み増しや常なき力本に与ふよ
   何にもや復活省察完成すこのメッセージ轟き往かんも
   これはしもサバイバルには非ざるよこの世の底の飛翔歓喜
   生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ   (備考:復唱)

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱)



       ♯               ♯


文化の日」、少し冷え込んだ朝です。よい一日がはじまりそうです。

同時進行のブログ「賀川豊彦の魅力」 http://keiyousan.blog.fc2.com/ で、「KAGAWA GALAXY 吉田源治郎・幸の世界」の補正版を連載して150回ほどの内「補遺」の段階になりました。いずれもそれらは賀川記念館のHP http://www.core100.net/ の「研究所」(鳥飼の部屋)に収めて頂いていています。あと一歩です。延原さんからはいつも、こうした小さな作業も「言甦り」(コトヨミガエリ)として大切な仕事だといって激励を頂いています。「文化の日」にもふさわしいもののようです。いつも先達に学びつつ、新たな冒険に飛び出してゆくのですね。


歌に添える今日の写真は、引き続いて「須磨離宮公園:Rose Festival」です、撮影の順番に。