延原時行歌集「命輝く」(第1037回)(神戸総合運動公園)

             

        延原時行歌集「命輝く」(第1037回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(190−4)宇宙真実笑みの歌、神人笑みの歌、父さんとこの歌、我が神学本道と変貌の歌、復活形而上学誕生の歌、延原信子英文箴言恵みの歌、人生はの歌、恩師学理遺産の歌、生活にギアの歌,本の歌、新しき時の歌、驚きぬの歌、ふとの歌、妹背心満つるの歌、二著進の歌(2014年8月11日〜20日)。

    8月13日
         復活形而上学誕生の歌十首

   物語神学のみを我もしも学びおるなら現実見へず

   現実を直視せずにや福音の暗喩に包み佳しとせしやも

   されどもよ絶後の妻の笑み増すを見し我そこに実在まみゆ
   実在や復活のぞや冒険の只中に在り妻や笑みつつ
   直覚すこの事態をぞ描きしがホ氏哲学の宇宙冒険(備考:ホ氏の重要一節再度引用す:”In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295])

   実在に変転在りて世界のぞ諸機縁進む様求むなり
   これ正に実在固定せると見し根源論の蒙撃つものぞ
(備考:今までこの蒙アリストテレスの「不動の動者」、恩師の「インマヌエルの原事実」に見たるなり)

   我妻の人生神学思ひ出を天父に献ぐモチーフや佳し

   実在の変転ありて根源を脱するひらけ世の思ひ受く(備考:この真実ホ氏の一節内の”requires”の一語に表わされたり)

   かくしてぞ我が復活の省察や物語超え形而上学

    8月14日
        延原信子英文箴言恵みの歌十二首

   御神や笑み増し奇蹟教へんと備へられしが箴言修行
   誠にやGod blessed the good dayより始まりし祝福箴言修行麗し
(備考:第一条:”God blessed the good day of self-refelection and self-dedication.")

   三十条冒頭よりぞ末尾まで息の途切れる間も在らなくて   (備考:自2011年3月9日〜至9月10日)

   箴言のカンファレンスぞ楽しきやあの歌やろと言ひつ妻笑む
(備考:在、新潟県立リウマチセンター:2011年2月4日~6月13日;在、豊浦病院:2011年6月13日~10月5日)

   父さんよ箴言やると脳がなあ気持ち良いんよそうか凄いな
   ある歌は看護師さんに妻捧げナイチンゲール精神を誉む(備考:第十八条は担当の八幡真奈美看護師さんに捧げられたり。何か一筆かいて、と求められてや:”You are invited to serve each other, but not to be served."「これ私の事やない。私は助けられてばっかりや」)

   たまちゃんと真の友情結びたる妻や歌ひし祝福の人
(備考:第十二条:”Blessed are those who are shining while serving people sincerely on the corner of a table."これは親友となりし新保たまよ看護師さんに捧げられたり。「下で光る人は偉い」と妻言ひしおりたり)

   命のぞ通ふ友情ありたれば天国までも心至るよ
   豊浦に在りて癒しを祈りたり主よ同病の叫ぶ人をと(備考:第二十七条:”Let us pray, O God, for a young fellow-patient who often screems in agony after a deep sigh with his aged mother standing beside him.")

   朗々と妹背箴言吟ず日々愛宕の園や楽しかりけり
(備考:退院後の豊浦愛宕の園ショートステイにてなり。昼餉の後は初めの七条、夕餉の後は三十条皆。体調不良の時も「ノーちゃん、箴言やろ」と言はば、俄然精気ありたり)

   我妻よ天父御許に献じたり汝が畢生の英文箴言
   この成果ありしことのや誉れこそ汝が生涯の笑みの源泉
(備考:でや、ノーちゃん、箴言やって良かったなあ。ほんまにそうや、父さん。幸せいっぱい、有難うね)



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凛とした朝です。今朝の日の出も最高でした。明日も好天気にめぐまれそうです。

おかげさまでぎっくり腰の方も日一日とよくなってきました。大事を取って今日ものんびりとさせてもらいます。

折々こうして予期しないことが起こるものですが、ここからまた、予期しなかった新しい面白い仕事が到来してくるものですね。

こういう養生のときにも、延原さんご夫妻の新著『復活の省察ー妻と歌う』(上巻)は不思議な妙薬になります。いい本ができたものです。


今日の写真は「神戸総合運動公園」の最終回です。今回も撮影順に。