延原時行歌集「命輝く」(第1036回)(神戸総合運動公園)

             

       延原時行歌集「命輝く」(第1036回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(190−3)
宇宙真実笑みの歌、神人笑みの歌、父さんとこの歌、我が神学本道と変貌の歌、復活形而上学誕生の歌、延原信子英文箴言恵みの歌、人生はの歌、恩師学理遺産の歌、生活にギアの歌,本の歌、新しき時の歌、驚きぬの歌、ふとの歌、妹背心満つるの歌、二著進の歌(2014年8月11日〜20日)。

    8月13日
         我が神学本道と変貌の歌七首

   ここにきて旧著二冊ぞ急上昇「ホ氏と西田」と「仏教基教」
(備考:正確には『ホワイトヘッドと西田哲学の〈あいだ〉ーー仏教的キリスト教哲学の構想』京都・法蔵館、2001年;『仏教的キリスト教の真理ーー信心決定の新時代に向けて』京都・行路社、1987年、2007年の二著なり)

   我が二著や神学本道仏基のぞ対話に在りと示したる佳し(備考:これ二十世紀後半より二十一世紀に及ぶ神学の本道として世界の学界にて認知されしものなり。日ノ本最近の神学傾向むしろ神学の非対話化的教条主義とそれと裏腹のジャーナリズム化盛んなり。一語でもってすれば「神学は、教派的教条主義のままで、かえって謀略的世界のなかにて《役に立つ》」の論なり。我対話論神学よりしてエコロジー神学、宇宙論神学に向かうべしと信ず)

   そのうえで良寛媒介宇宙論示し来たりぬ我が神学や
   今将に復活省察出でんとす我妻絶後笑み増すやまま
   変貌論いよよ心に浮かびたり神と自然の変貌よりぞ

   このところ学会発表せし数稿併せて論ず良寛さまで
   御神のエコゾイックス中心ぞ而して冒険形而上学   (備考:『変貌論』目次以下の如くなり:

 変貌論

  はしがき
  変貌と刷新ではなく、固定化と新教条主義が蔓延しつつある。アリストテレスの「不動の動者」が恰好の範型だ。一番基礎に在る実在を「不動」にしたままで、世界の変化を求めるのは、ずるい形而上学である。このとき、プロセス哲学ないし神学は、事象のプロセスから、実在の変貌ないし変転、そして同時に変貌せる実在とこの世の諸事象との「現われの統一態」(ホワイトヘッド)、という二方向の変貌を志向すべきである。これが基本的な必要事である。この観点から振り返る時、我が恩師滝沢克己の「インマヌエルの原事実」(最晩年の表現では、「深い低み」の純粋神人学)も「不動の動者」の誘惑を脱しているかどうかが深刻に検討される。そのとき、時代の刷新課題がライトアップされる:エコロジーないしエコゾイックス(トマス・ベリー)、神的連帯性、神のエコゾイクス、エコロジー神学、世界への愛、人の晩年の大変貌(良寛の「元の誓ひの姿」を見よ、延原信子の「絶後の笑み増し」を見よ)。

 1.神と自然の変貌ーーマルティン・ルターよりカブ、滝沢、西田、ホワイトヘッドまで (2012年日本ホワイトヘッド・プロセス学会シンポジウム講演草稿)
 2.神のエコゾイックスに関する五十箇条の提題――前篇と後篇 (2013年日本ホワイトヘッド・プロセス学会発表ペーパー)
 3.神的連帯性からエコロジー神学へ (2013年第九回国際ホワイトヘッド学会クラクフポーランド大会発表ペーパー)
 4.「世界への愛」とプロセス哲学ーーホワイトヘッド冒険ないし復活形而上学 (2014年日本ホワイトヘッド・プロセス学会シンポジウム講演草稿)
 5.良寛最晩年の大変貌をめぐって (2014年しばた良寛講座講演草稿)
   あとがき  )

  

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昨日は富士山の初冠雪、美しい白い富士山の映像が届きました。私のパソコンには、いつも最初に眺める画面が、見事な富士山を取り込んで眺めていますが、富士の山はやはりいいですね。

このたびのぎっくり腰もようやく峠を越えて痛みが少なくなってきました。朝の洗顔も何とかできるようになってきて、日常が戻ってきつつあります。

本日もできるだけ寝転んでゆっくりと養生をつづけて完治に近づけたいと思っています。

今日の写真も「神戸総合運動公園」の続きで、撮影順に並べます。

その前に二つの新聞記事を収めさせてもらいます。ひとつは「毎日新聞」のパソコン上の記事が届きました。


災害ボランティア先駆 賀川豊彦の像完成2014年10月15日
 神戸市出身のキリスト教社会運動家賀川豊彦(1888〜1960年)の活動を顕彰する同市中央区の「賀川記念館」に本人の胸像が設置され、21日に除幕される。災害ボランティアの先駆けとして、関東大震災の被災地で救済活動に奔走した賀川。同館では「自然災害が各地で相次ぎ、阪神大震災20年を前にした今、来館を救援活動や献身の精神について考えるきっかけにしてもらえれば」としている。(浅野友美)



「周囲を温かく包み込んだ」賀川の人柄をしのばせる胸像(賀川豊彦記念館で、左は西参事)

 兵庫区生まれの賀川は4歳の時に両親が相次ぎ病死。10歳代でキリスト教に入信し、1909年から、神戸のスラム街で伝道と社会的弱者の救済活動に身を投じ、後に「コープこうべ」の前身「神戸購買組合」を設立した。
 23年の関東大震災の3日後には現地入り。被災者に必要な物資を調べて神戸から調達するなど災害ボランティアを実践した。ノーベル平和賞文学賞の候補にもなった。
 同館は賀川の死後の63年、その精神を次代に伝えるためオープン。年間約4000人が訪れる。昨年の開館50周年を記念して、コープこうべなど労働、福祉分野の10団体が胸像制作費約100万円を寄付。川西市の彫刻家サブロウ・コスギ(小杉三朗)さん(75)に制作を依頼した。
 日本生活協同組合連合会本部(東京)にある賀川の胸像も手がけたコスギさんは、「ふっくらとした手のひらで人々を包み込む、賀川の心の温かさを感じてほしい」とプランを練り、石こう型に漆で浸した麻布を貼り合わせる「脱活乾漆造(だつかつかんしつづくり)」の技法で、高さ1・9メートル、幅0・6メートル、奥行き0・6メートルの胸像を完成させた。
 今年9月17日に耳下腺がんのため、61歳で亡くなった賀川の孫の賀川督明(とくあき)・同館館長も、胸像の完成を心待ちにしていたという。
 同館の西義人参事は「自分自身を顧みず、他人の救済に身をささげた賀川の生き方に学ぶことで、何か得られるものがあるのではないか」と話している。
 除幕式は21日午後5時から同館で行われる。入館料は一般300円、学生100円。問い合わせは同館(078・221・3627)へ。


もうひとつの記事は、昨日の神戸新聞の夕刊で、わたしたちの「NPOまちづくり神戸」で古くからご協力いただき、地域のまちづくりコンサルタントとしても大役を果たしていただいた浅野先生の特別講義の案内です。早速昨日は関学の事務局へ参加申し込みをいたしました。