延原時行歌集「命輝く」(第1026回)(熊野本宮大社・熊野古道)

             

        延原時行歌集「命輝く」(第1026回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(189−3)箴言はじめの歌、丸き口の歌、いざ本作りの歌、宇宙論神学の歌、復活形而上学的神学の歌、今日の日はの歌、あとがき成るの歌、日々の歌、人と復活の歌、主イエス祈り給ふの歌、麗しの歌、主の道麗しの歌、反論痒み消へし歌、あの日よりの歌、復活の歓びぞ今の歌、校了の歌、今の歌、変転の歌、さあの歌(2014年8月1日―10日)

    8月2日
        復活形而上学的神学の歌四首

   岸辺の主見るも悟らぬ物語形而上学含まざりしか
(備考:ヨハネ福音書21章4節:「夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。しかし弟子たちはそれがイエスだとは知らなかった。」)

   岸辺の主今生とぞや永生の間に立つ主何故に悟らぬ
   (備考:ホ氏言へり:"We perish and are immortal.” [PR, 351, 82]

   我妻や絶後笑み増し往きし時見へしは実に間に立つ主   (備考:ホ氏の言ふ”and”なり)

   復活は弟子達のぞや物語超へ形而上神学誠

    8月3日
           今日の日はの歌三首

   今日の日はあとがき快調執筆す鯖煮つけとぞ冷奴昼

   何にせよ時々刻々にどっかとぞ大胡坐かき事進む佳し
   妻の書が一歩一歩と進みおるこんな時もや来たりたるなり

    8月4日
          あとがき成るの歌四首

   誠にや有難き事あとがきぞ完成したり言ふ言葉なし
   人のぞや生くる事にや種々あるも笑み増し生くる信子麗し
   禅師がぞ元の誓ひの姿とぞ詠ひ給ひし道に繋がる

   ノーちゃんよ本よ成りたりあな嬉し御神祝福汝が身汝が時


        ♯              ♯


延原さんの上の歌は、今からふたつきあまり前のものですが、出来上がった新著『復活の省察ー妻と歌う』(上巻)をいま手元にしながら、しっかとこころに留めて読むのはまた、格別のものがあります。

御自宅での御葬儀の折、階層の方々の前での延原さんの御挨拶があり、上の歌に詠まれるホワイトヘッドのことばーー"We perish and are immortal.”をとりあげて、深い平安の感動的な”and”の意味合いを語られたことを、新しく想い起しています。



上の写真は隣の小学校のグランドで開催の少年野球表彰式と今朝の日の出です。


昨日の神戸は台風の後の強い北風の吹き戻しもあったり、不安定な気候でしたが、今朝はかぐわしい秋晴れです。各地、いちばんの冷え込みのようでした。洗濯もしっかりといたしました。


本日の写真は、先日の小さな旅の続きで、「熊野本宮大社・祈りの道:熊野古道」です。