延原時行歌集「命輝く」(第1021回)(「熊野本宮大社」続)

              


       延原時行歌集「命輝く」(第1021回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(188−7)今朝の歌、逆理命の歌、本作り摂理やねの歌、あの頃と今の歌、我悟りたりの歌、箴言開始の歌、天父直参の歌、気が付けばの歌、天地にの歌、言磨くの歌、神人不可分ひらけの歌、嬉しくもの歌、昨晩はの歌、欣求の歌、仮にもしの歌、日々にの歌、笑み増しの歌、朝まだきの歌、恩寵先行(ともかぜ=笑み増し)の歌、歌と歌の歌、文やありの歌。(2014年7月21-30日)
 
    7月28日
           仮にもしの歌七首

   仮にもし我が看病の三年余なかりしならば妻ただ内助
   頭打ち闘病せしは不幸やも全部やる我ありて妻笑む
   通常は男一生働きて妻子養ひ突如逝くやも
   幸せや父さんが皆やるからと笑みて言ふ妻見るぞ嬉しき

   思ひ出は妹背共々作るこそ箴言のうち神意窮むも

   今はそれ校正にぞや打ち込みぬ「復活省察」笑む妻歴然
   前著のぞともかぜ思想ここにきて笑み増しとぞや輝くを見よ
(備考:前著『宇宙時代の良寛・再説ーーホワイトヘッド風神学と共に』[新潟・考古堂書店、2014年]末尾に詠ひぬ:遂に見ゆ風神学のテロスげに神慈しみ我やともかぜ。今やともかぜ岸辺立つ主と共笑み増し天父往く妻の姿に具現せり。かくて本書前著のホワイトヘッド風神学末尾の「ともかぜ」思想の詳細なる脚注と成れり。何たる歓喜!)

    7月29日
             日々の歌二首

   日々に楽しきことぞあるは佳しどれ故郷に魚沼のこめ
   軒並みに旧著四冊上昇すなにごとのげにおはしますかや
(備考:『あなたにいちばん近い御方は誰ですかーー妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』東京・日本基督教団出版局、2011年;『宇宙時代の良寛・再説ーーホワイトヘッド風神学と共に』新潟・考古堂書店、2014年;『仏教的キリスト教の真理ーー信心決定の新時代に向けて』京都・行路社、1987年;『無者のための福音ーープロテスタント原理の再吟味を媒介に』福岡・創言社,1990年 なり。ジュンク堂HPにてなり)

            笑み増しの歌三首

   我妻の笑み増し往きし喜びを如何な憂ひも破ること得じ

   半世紀「復活省察」綴り来て絶後妻笑み死の死をぞ知る

   この知ほど尊きものやいずこある柔らかな笑みひたすらに笑む

            朝まだきの歌五首

   朝まだき起き出でてこそ昨夜詠む歌直しゆくげにも楽しも

   校正を続けゆくこそ嬉しけれ在りし日の妻在る妻成るや
   頻々と夢に出でくる我妻や冷たい物や寿司欲しや言ふ
   我これを本完成を見たし言ふ天国語とぞ解しおるなり

   我が宇宙ノーちゃん全面満たしおる何の欠けたるところぞもなし



        ♯              ♯


久々に雨雲がかかり始めています。大きな台風も近づいているようです。

昨日は午後、ある大事な会議があって出かけていましたが、ひょんなことから会議の合間に、デイサービスに来られる方に、囲碁や将棋を楽しむ方がおられているらしく、その相手を探しておられるとか。私は囲碁も将棋もできるわけではないのですが、久しぶりにお相手をしてもいいですよ、という話になりました。さてはて、どんなことになりますか。


昨日はまた、ひとつ発見がありました。久しく親しくして頂いてきた笠木透さんと上田達生さんのCDを聴いていましたが、お二人とも体調を気遣っておあられるなか、なんと今 YOU Tube を覗くと、最新のお二人の元気なステージが映像として出てきました。嬉しかったですね。面白い時代に出くわしたものです。


今日も「熊野本宮大社」の続きを少し収めます。