延原時行歌集「命輝く」(第993回)(神戸文化ホール横ひろば)

             


        延原時行歌集「命輝く」(第993回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(186−1)
此度もやの妹背対話の歌、歌書きの歌、天地一体の歌、深き対話の歌、一滴の歌、夢の歌、一滴の歌続き、添へ歌の歌、本作り命の歌、姿ともかぜの歌、風四態と笑み増しともかぜの歌、見(まみ)へしやの歌、永久にの歌、日々の歌、自問の歌、思索の歌、人がもしの歌、この頃の歌、いのち言葉の歌、写真帳の歌、癒ゆの歌、言甦りの歌(2014年7月1日―10日)。

    7月1日
         此度もやの妹背対話の歌十二首

   此度もや汝我のとこ帰らばや何とか成ると考へたるや
(備考:汝かつて述懐せり「手術台にて父さんとこ帰らば何とかならんと考へたり」と。我訊けり「それで、ノーちゃん、何とかなったんか」「おおなりや」。三年四か月の治癒ぞ大成りなり。此度もや、ノーちゃん。そやねん、父さん)

   成程ね汝が笑みやこそ何とかと成ると思ひし嬉しさなるか
   (備考:そやねん、父さん)

   驚きぬ汝が信頼の深きこと実に実に誠我驚きぬ

   されど妻汝此度はぞ絶後なり如何に我とこ帰る術ある

   それがある岸辺立つ主の居給ひて天翔ること天父至れば

   それでやなノーちゃんあんた霊体を戴きてぞや我とこにぞや
   (備考:そやねん、父さん)

   驚きぬ汝言ひしやも「本作る父さんやって」その事かいな
(備考:そやねん、父さん。2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクター訊けり「何やりたい?」「本作る父さんやって」)

   確かにや汝が本作る事に賭け我渾身の力尽くすや   (備考:父さん、有難うね。はいはい、ノーちゃん)

   然らばや汝我が許に在る事ぞリアルよリアルかくて本成る
   (備考:我が本作りに霊体信子ひたすら心寄するなり。リアルよリアル) 

   成程ね延原信子英文の箴言出ずる物語なり

   ノーちゃんよそれほどまでに箴言に心したるかそやねん父さん
   (備考:そうか。よう分かった)

   成程ね思ひ出天父奉献ぞかくてこそ成る信子復活   (備考:復活、本なりて現るまでに至るなり。驚きぬ)

             歌書きの歌三首

   夜のうち歌書き出して眠るなり迫るものあり起きて書き終ふ   (備考:朝が仕事なり)

   不思議とは誠不思議な成行きよ我妻の信リアルよリアル

   先達の書き給ふ如我妻の共働者たる同伴深し
(備考:小野寺功先生お便り5月2日付に以下の一節あり:「お便りの中に、『彼女の確固たる人生神学』とありますが、奥様に因んだお歌の中に『笑み』という言葉がでてくるのは、大きな救いです。今後とも共働者としてより深く先生に同伴されることでしょう」)


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延原先生から届いた新たな写真帳(2014年8月16日作成)『信子の表情―田園を背景に<リハビリは祝福のリズムに乗って>God blessed the good day』(豊浦病院・2011年6月〜10年5日)より、歌に添えてはじめから一枚ずつ順番に収めさせていただいています。今回はその第十五回です。


    
   豊浦病院 駐車場の見える408号病室 2011年7月 
        時行 <もう直ぐ昼ごはんやで>
        信子 <ウン>  
 

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上は昨日の夕暮れです。今朝は久々の快晴で、しっかり洗濯をして・・・。

神戸もツクツクホーシが鳴き、赤とんぼが飛び交っています。秋ですね。

今日の写真は、一昨日のオカリナフェスティバルに出向いた折に、神戸文化ホール横のひろばで、ちょこっとのんびりしましたので、その時のものを数枚収めます。