延原時行歌集「命輝く」（第988回）（神戸・生田神社兵庫宮）
延原時行歌集「命輝く」（第988回）
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」（１８５−５）昨日今日の歌、結語の歌、我が問ひの歌、驚愕の驚愕の歌、宇宙中心ともかぜの歌、昨日の歌、妻と我共の歌、復活省察の歌、天地信頼の歌、天地麗しの歌、喜びの歌、思ふままにの歌、祈りの歌、妹背問答の歌、人格改造の歌、W杯サッカーの歌、思索旅佳しの歌、天地交互ロゴスの歌、時の歌、大仕事の歌、箴言の歌、驚けりの歌、中心の歌、妻と我にとりの歌、これほどにの歌、歌こそや御姿拝すの歌、人々はの歌、全かれの歌、我が書にはの歌。（2014年6月21-30）
6月25日
天地麗しの歌十二首
不思議なる妻笑み増しよ如何にもよ驚愕のぞや驚愕なるよ
驚愕の不幸思ひし我に妻笑み岸辺の主在す伝へり
岸辺の主絶後笑む妻天父にぞ運び給ふや我が胸ぞ鳴る
我が胸に暖かき雪深々と降りて積もりて慈悲や迫るも
かくてぞや地超へ天成る妹と背は天よりの愛満つるぞ覚ゆ
地と天は悟りてみれば交互的関係成しつ愛の宇宙ぞ（備考：ホ氏の『過程と実在（下）』[ホワイトヘッド著作集 第11巻、山本誠作訳、625頁＝PR, 351]終局麗し：「第四の相の働きは、神の世界にたいする愛である。それは特殊な諸契機にたいする特殊な摂理である。この世において為されるものは、天国の実在性へと転換され、天国の実在性は逆にこの世へと移行していく。こうした交互関係のゆえに、この世の愛は天国の愛に移行し、そしてふたたび、この世に還流する。こうした意味で、神は偉大な仲間ーー理解ある一蓮托生の受難者ーーである」）
妻絶後笑み増し往きて岸辺の主称へてぞ在る天地麗し
我や見る地だけに非ずさりとてや天だけにても非ずや天地
恐らくは愛を地だけに閉じ込めし人間主義や近代の罪
これら物超へて我をぞ愛するや甦りの主訊き給へるや
（備考：ヨハネ福音書21章15節拙訳なり：復活主への愛「総体解除」前提とす）
妻絶後笑み増し往けば全一の愛宇宙をば復活主賜ふ
元々や基督教ぞ全一の復活主のぞ招きなりけり
6月26日
喜びの歌八首
喜びは我妻と共本作るこの業なるよ推敲ぞ成る (備考：上巻推敲なり、嬉し）
推敲を終へて原信買物よカート押す手も心浮きてぞ
熱誠の友等と学びし尼崎妻と出逢いし牧師労ゼミ
（備考：1968年1月21−27日於日本基督教団尼崎教会「第二回牧師労働ゼミナール」）
あの頃や便り交はしつ妻と我遂に加茂にて御業共にす
（備考：1969年5月28日妻が伝道師務めおりし日本基督教団豊中教会にて結婚。兵庫県川西市加茂兄弟団伝道所にて協働す）
そのあとに渡米活躍十五年二人共まあよく生き延びし
（備考：クレアモント神学院内に1985年「東西プロセス研究企画」発足させ、同年AAR(米国宗教学会)内に「プロセス思想と西が学派仏教哲学」研究部会(1985−1991）設置、フランシス・H・クック教授(カリフォルニア大学リバーサイド校)と共同座長務めしこと、最大貢献なりき。信子も初回アナハイム学会では、参加者に弁当作り応援せり。1991年新設キリスト教主義大学敬和学園大学に招聘され帰国。以来今日に至る）
それにせよこの半世紀信子のぞ思索成長我驚倒す
箴言のはじめの七条復唱し我つくづくと見惚れたる哉
その真価闘病中に作りしも今やひとびと接するや佳し（備考：『復活の省察ーー妻と歌う』出ずれば。でや、ノーちゃん。楽しみヨー、おおきにね、父さん）
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延原先生から届いた新たな写真帳（２０１４年８月１６日作成）『信子の表情―田園を背景に＜リハビリは祝福のリズムに乗って＞God blessed the good day』（豊浦病院・２０１１年６月〜１０年５日）より、歌に添えてはじめから一枚ずつ順番に収めさせていただいています。今回はその第十回です。
豊浦病院 ４０８号室 ２０１１年６月
信子 移乗 ＜おおきにね＞
津村療法士 ＜お上手ですヨ＞
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延原先生は25日夕刻、考古堂にて新著の二校ゲラを受け取り、京都の同級会に出席、昨夕帰宅されてお電話をいただき、久々の旧友との愉快な語らいや書店で求めた数冊の新著の読書感などと共に、新著二校ゲラの出来具合に大満足のことをお聞きしました。
先生の昨夜のメルマガの26日付けの「校正の歌四首」のひとつに「万人を励ます笑みぞ豊かなり友見て人生賛美せんかな」とありますが、この新著の誕生は誠に待ち遠しくあります。
今朝は予想に反して神戸は雨模様です。午前中、9時より花壇の花植え作業を予定していますが、ひとしめりこれもいいのかなと思います。今回は「なでしこ」を植えます。
今回の写真は、昨日UPした「御旅公園」の隣にある「生田神社兵庫宮」です。
