延原時行歌集「命輝く」（第９８４回）（昨日の花壇・地蔵盆） - 延原時行歌集「命輝く」（「番町出合いの家」鳥飼）

　　　　　　　　延原時行歌集「命輝く」（第984回）

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」（１８５−１）昨日今日の歌、結語の歌、我が問ひの歌、驚愕の驚愕の歌、宇宙中心ともかぜの歌、昨日の歌、妻と我共の歌、復活省察の歌、天地信頼の歌、天地麗しの歌、喜びの歌、思ふままにの歌、祈りの歌、妹背問答の歌、人格改造の歌、W杯サッカーの歌、思索旅佳しの歌、天地交互ロゴスの歌、時の歌、大仕事の歌、箴言の歌、驚けりの歌、中心の歌、妻と我にとりの歌、これほどにの歌、歌こそや御姿拝すの歌、人々はの歌、全かれの歌、我が書にはの歌。（2014年6月21-30）

　　　　6月21日
　　　　　　　　　　　　昨日今日の歌六首

　　　我妻よ笑み増しの日は永久命（とわいのち）誕生日なり如何に嬉しき
　　　一日にスーパー三つ廻りたりイオンウオロク原信とぞや

　　　にちにちの品物学び面白しカート押しつつ足腰鍛ふ
　　　帰りては西瓜食すや一眠り一首つくりて肉弁当ぞ

　　　さて今日は拙著拙論贈りてはひとの繋がり楽しまん哉
（備考：『宇宙時代の良寛再説ーーホワイトヘッド風神学と共に』、「建学の精神をめぐる三つの省察」[桃山学院キリスト教論集、第49号、2014年3月］、”Forty Theses on the Ecozoics of the Deity: Delivered at Oxford, July 30, 2013,” Bulletin of Keiwa College, No. 23, February 2014)

　　　強いられて為す業でなし楽しみよ妻御国在り我や悠々

　　　　　　　　　　　　結語の歌七首

　　　半世紀復活省察綴り来て妻笑み増しに結語いただく

　　　岸辺立つ主の御臨在絶後のぞChristogenesis即Noogenesisなるや
（備考：ヨハネ福音書学び来て21章4節にある物語神学的記述「岸辺立つ主」誠絶後の形而上学的リアリティなるとは！すなわち、シャルダンの言ひし「Christogenesis即Noogenesis」なり）

　　　我妻は形而上的復活を笑み増し五態示し描くよ

　　　これほどの人生驚愕あるやなし今一番に幸と妻往く
　　　（備考：今一番に幸と言ふや往く、これぞ驚愕）

　　　誠にやホ氏言ひし如滅してぞ不滅なる是実在全一　　　（備考：”We perish and are immortal.” [PR, 351, 82])

　　　驚愕や驚愕なるよ幸越へて往きし我妻永久の幸成る
　　　我が妻よ不幸中なる幸（さち）やある汝が往きしはぞ実にその極み
　　　（備考：ノーちゃん、ちゃうか。そう、感謝です）

　　　　　　　　　　　　我が問ひの歌四首

　　　世紀のぞ誤訳ままにて基督教復活主なぜ欺き恥じぬ（備考：ヨハネ２１：１５「これらの物（宇宙の諸多性）よりも我（宇宙主）愛するか」なり。何故いつまでも「これらの人の為すよりも我愛するか」（1955年口語訳；新共同訳いずれも）なる世紀の誤訳のまま打ち過ぐるや？）

　　　一つには絶後の事を仮にもぞ考へることなき今生主義よ（備考：かかる基督教はパウロの言ふ「この世の生活でキリストにあって単なる望みを抱く」[第一コリント15章19節]立場にすぎぬ如し）

　　　二つには総体解除なき故に基督教をば覇権主義とす　　　(備考：他者を支配する間に己の空虚を忘るるなり）

　　　三つには宇宙背理を知らぬ故「我が羊飼へ」に希望見ぬなり
（備考：恐らくは霊体拝受したのちに御国にて在る人は「主の羊飼ふ」[ヨハネ福音書21章１５，16，17節]任務賦与さるるなり。「失ふ者は得べし」[マルコ福音書8章35節]こそ宇宙背理なり。万人天国に配慮の仕事ありと知るべし。仏教では「衆生無辺誓願度」なり）

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延原先生から届いた新たな写真帳（２０１４年８月１６日作成）『信子の表情―田園を背景に＜リハビリは祝福のリズムに乗って＞God blessed the good day』（豊浦病院・２０１１年６月〜１０年５日）より、歌に添えてはじめから一枚ずつ順番に収めさせていただいています。今回はその第六回です。

　　　　
　　　　　　　　　豊浦病院　４階ホール窓際にて　
　　　　　　　　　２０１１年６月　遠望豊浦の里
　　　　　　　　　　　　しばし沈思の信子　
　