延原時行歌集「命輝く」(第979回)(雑草・虫の声)

             


       延原時行歌集「命輝く」(第979回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(184−6)一相成るの歌、一切解除の歌、馥郁の歌、一切やの歌、驚きぬの歌、主と共にの歌、妻メッセンジャ―真情の歌、御文ありてやの歌、夢に見るの歌、復活の省察解の歌、信子短留介助フォトの歌、明らかな声の歌、妻死しての歌、発見の歌、恵みの歌、見ゆの歌、写真帳作るの歌、このところの歌、笑み増し奇蹟の歌、「笑み増し・祝福」機法一体の歌、復活信仰日ノ本に無きの歌、主我一体の歌、昨日の歌、幸越ゆる幸の歌、笑み増しひそとの歌、インマヌエル生成の歌、天来の声の歌。(2014年6月11−20)


    6月16日
             見ゆの歌二首

   かにかくに人は言ふとも妹背共果敢無しどころか「人未来」見ゆ
   恐らくは温暖化のぞ極点に達するやひと未来探らん
   (備考:あと半世紀人類生存不能点現るるやも)

    6月17日
            写真帳作るの歌七首

   写真帳作るため妻時間なし今のこの時死後の恵みよ

   一枚の写真の裏に思ひ出をかき込みつつやまた一枚よ

   御恵みは主体的のみ非ずして客体的な想起これまた

   われ妻の名代としてこの仕事成しつあるやいと悦ばし

   今日はしも妻名代の文書けり本作りたき妻の意も述ぶ   (備考:北越病院理事長祖父江八紀ドクターあて書簡なり)

   ノーちゃんよやってるでえ本作りかく話つつ愛車漕ぐ我   (備考:おおきにね)

   我妻の本分知らるこれからぞ客体的の真理いよよぞ

             爪の歌四首

   昨日は高橋クリニック訪ひて右足親指爪の治療す
   爪はぞや怪我で剥がれておりたるも我これ知らず「奥方一途ね」
   (備考:高橋ドクターの声なり)

   妻にだけ心注ぎし三年余清々しきや我が身我が時
   今にして我が爪みるやこの時やドクターの声しみじみと聴く

           このところの歌四首

   このところ原信のぞく楽しみや店綺麗なり物こころあり
   (備考:西新発田店なり)

   すいすいと愛車と共に遊びゆく心地するなり沈着つとむも   (備考:妻の写真帳一枚一枚沈着要す。然るにくるま軽し)

   草稿のあとがきにぞやシャルダンを入るることなどふむと買物
(備考:『建学の精神・対話の精神・エコ神学』のあとがき考えつつ原信めぐりぞ)

   時代のぞ全体状況的絞り一書彫琢心躍るも(備考:今27年前の旧著『仏教的キリスト教の真理』[京都・行路社、1987年初版]急上昇なるが、これを受け継ぐが新著草稿『建学の精神・対話の精神・エコ神学ーー至誠心の神学による大学形成の構想』なり。さて)


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延原先生から昨夕、新たな写真帳(2014年8月16日作成)『信子の表情―田園を背景に<リハビリは祝福のリズムに乗って>God blessed the good day』(豊浦病院・2011年6月〜10年5日)が届きました。早速今回より、歌に添えて一枚ずつ順番に収めさせていただきます。今回はその第一回です。



    
      「豊浦病院 一階ホール廊下で 2011年6月28日
               車イスの練習
         信子 <スイスイ行くわ> ビデオ! ビデオ!
         佐藤療法士 <イイデスヨ>      」
     

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張り切ってどっさり洗濯をしましが、どうも雲行きがわるく・・・。

昨日も晴れ間と小雨とが入り混じった日和のなか、花壇の植え替え準備で少し汗を流しました。すべて抜き取るつもりでしたが、サルビアはまだ美しくこのまま残すことにして・・・。今日からスコップで土を掘り起こしていきます。

昨夜は少し遅いぶらり散歩・・雨上りというのもよかったのか、雑草のなかで鳴く虫たちの声は大きく、涼やかな音色でした。