延原時行歌集「命輝く」(第972回)(台風一過)

            


      延原時行歌集「命輝く」(第972回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(183−7)
今日の歌、死のメッセージ二つの歌、本作りの歌、嬉やの歌、個的復活の歌、宝御国にの歌、真理前の歌、笑み増し彫り深しの歌、生活只中の歌、復活省察本の歌、華やぎの歌、卓抜の歌、如何なるかの歌、静々との歌、新しき言葉「祝福」の歌、このところの歌、逆理の歌、仏教的キリスト教の真理の歌、我覚るの歌、祝詞来々の歌、復活真実の歌、久々にの歌、恐るべき無智の歌。(2014年6月1-10)

    6月8日
           このところの歌六

   このところ様々なるの味噌汁を試みおるや馬鈴薯に茄子

   昼にはぞ温かき飯鮭焼きて刺身買い置きビールぐいッと
   夜にはぞJUSCO武蔵でラーメンを引っ掻けてのち苦吟楽しむ

   朝餉には珈琲沸かしパン食すコッペパンなどちぎりちぎりて

   梅干しや納豆飯に載せて食ふこれ又佳きや簡素和風よ

   学会誌拙稿校正来たりては珈琲片手さてと行くかな(備考:拙稿「神と自然の変貌ーーマルティン・ルターからカブ、滝沢、西田、ホワイトヘッドまで」『プロセス思想 第16号』なり)

    6月9日
             逆理の歌十首

   人もしも逆理知らずばこの世にて生くること実に堪えがたきかな

   我妻の絶後に笑むに接するや凡そこの世の底抜けし見ゆ(備考:恩師言はるる原事実も底抜けしなり。底抜けし故に飛翔恵まれしなり)

   エスはぞ悲しむ者は幸ひと言ひ給ひけり逆理の主実に
   この宇宙復活なきとするならば一切の苦や解除あるなし

   苦しみの聊かにても解くるならそれ復活の兆しとぞ知れ
   何にせよ笑み増しほどの奇蹟なし我驚嘆余り雪降りしきる
   笑み増しを常の事とぞ思ひ見よ手のうごき又常の事かよ

   英文の箴言これも常の事世の誰も作り成せると言ひ得べきかや
   かく言ふや一つ欠くるを我覚ゆ蔽ふべきなき悲惨捨象す

   我妻の世の常超ゆる事どもぞ超ゆべくもなき悲惨ありてぞ
(備考:これ正に逆理なり:第七条重要なり:"I am living in the secular world; and yet I am blessed by the sacred world. Is this strange? No, not at all. It is quite normal in Japan, because Japanese cociety is very much influence by the Buddhist wisdom: samsara is nirvana.”)

   笑み増しの奇蹟この世の底抜けし傑作なるも悲惨ありてぞ



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延原先生から届いた新たな写真帳『表情の信子―友多くリューマチセンターいと楽し』(新潟県リューマチセンター・2011年2月〜2011年6月)より、歌に添えて一枚ずつ順番に収めさせていただいています。今回はその第二十五回です。



    
      「新潟県新発田病院 11階展望カフェ廊下にて 2011年4月
            時行 <ノーちゃん、ここまで癒されて、お恵みやなあ>
            信子 <ほんまにそうやなあ>        」
     
    

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神戸は朝方までの雨も上がり、甲子園も試合開始を少し遅らせて始まりそうです。今日も熱戦が続きます。

昨日は「台風一過」、晴れ渡った夏の空のもと、満員の甲子園球場で爽やかな球児たちの開会式も終えました。

今日の写真は、昨日の満月?や夕焼け、嵐を越えて咲く花壇のクレマチス、そして夏の空と下から見上げる私たちの住宅など・・・。