延原時行歌集「命輝く」(第969回)(台風の接近)

               


      延原時行歌集「命輝く」(第969回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(183−4)今日の歌、死のメッセージ二つの歌、本作りの歌、嬉やの歌、個的復活の歌、宝御国にの歌、真理前の歌、笑み増し彫り深しの歌、生活只中の歌、復活省察本の歌、華やぎの歌、卓抜の歌、如何なるかの歌、静々との歌、新しき言葉「祝福」の歌、このところの歌、逆理の歌、仏教的キリスト教の真理の歌、我覚るの歌、祝詞来々の歌、復活真実の歌、久々にの歌、恐るべき無智の歌。(2014年6月1-10)

    6月6日
            華やぎの歌八首

   笑み前に新しき花ふたつ受く華やぎてあり我が歓喜(備考:笑みフォト前になり。柳本雄司氏と中村けい子氏よりなり。感謝無尽も)

   我もぞや何やら奇しき思ひして手足もふとや片付けに向く

   我妻はいよよ華やぎこれからや真面目の出ずる日々ぞや   (備考:これ我が深き確信なり)

   今からぞ出でんとするは華やぎの時代なりけり死相対化ぞ

   この時代ターミナルケア華やぐも死の死ありてぞ安らかに往く

   キ氏の書も絶望論が主眼より死の死いのちのうたとぞや読め
(備考:知るべし、キェルケゴール死に至る病』即ち絶望論、復活論のプレリュードなりと)

   我ら書や絶後の笑みの示すごと復活時代魁に候

   金剛寺霊園ありて我妻のIXIA!(イクイアーメン)墓碑ぞ華やぐ   (備考:これ時代の兆しなり。仏基対話の結実ここに開かる)

            卓抜の歌四首

   我が生は西と東にひらきたり共に行きたる妻信子なり

   その成果英文箴言苦吟あり卓抜ありて我褒めたるも
(備考:箴言第二条第三条:"I am not a philosopher, but know the philosophical world. This is the core of Christianity.” 第七条:"I am living in the secular world; and yet I am blessed by the sacred world. Is this strange? No, not at all. It is quite normal in Japan, because Japanese society is very much influenced by the Buddhist widsom: samsara is nirvana.”仏基夫々の核心を捉えたるところ卓抜なりき)

   卓抜や闘病渦中出でにけり我褒むごとに妻にいっと笑む(備考:この卓抜一切の朋友知らぬものの如し。馴れ馴れしき知見を排す如し。そこに信子箴言の重要性あり。下巻は箴言誕生の過程を「リハビリ一歩一歩:リウマチセンター闘看病実録」と「リハビリは祝福のリズムに乗って:豊浦病院闘看病実録」にて辿らん。これ「延原信子研究」なり。箴言のremarkablenessを察知せし人、我が友Dr. Gene Reevesなり、日ノ本の人に非ず。思ふに、人の卓抜を見抜き尊敬するところに友情あり。その点におきては欧米の友人我が日ノ本の方々に勝るなり。これ我昨年IPN(International Process Network=国際ホワイトヘッド学会ネットワーク)よりThe Common Good Award受賞(at 9th International Whitehead Conference, at Pontifical University, Krakow, Poland; September 9, 2014)の時驚きと感謝と共に知れり。授賞式にて我歌詠みぬ:我の知る我とは別の我在りやいかにも友の知る我不思議 Is there other I whom I do not know at all, but you know, friends, that’s simply the matter of incomprehensibility.欧米の友情の特有性を示すに、ハーツホーン博士が弟子のジョン・カブを遇するに常にProfessor Cobbと呼ばるるところに我見し。日ノ本にてはなかなかなき事なり。人を呼ぶにその人の卓越点にて呼ぶべきとは欧米の美質なり。日ノ本にては人を呼ぶに最も卑近なる親近性にて習わしなり。すなわち、「さん」で以ってするなり。それ親しみありて、佳きなり。されど、人の卓越点にて遇する欧米的美質欠くるなり。我ハーツホーン博士に学ぶ故後輩の人なりとも、常に牧師なら「某師」と呼ぶならわしなり、「某君」とは公的には呼ばぬなり。欧米に於きては親しみを我に対してfirst nameにてTokiと表すも、公的には常にDr. Nobuharaとして遇せらる。この如き習わし我が日ノ本にてはなし。加齢によりて、人々小学校の同窓会意識へと回帰し、公的礼節を失する如し。人が一生公的に如何な「卓抜」に励みしかも一切忘るるは、老年の面白さやもしれず。されど、日ノ本の同窓会意識には文明的鮮度なし。人の卓抜点にも親密点にも言及する交友出でて、日ノ本の文明性伸長せんか。我常に妻信子の「卓抜」尊敬せり。彼女に妻のみならず、神のメッセンジャー発見せるは、看病中のことなり。この点に於いて我彼女に学ぶなり。彼女は神の「信子さま」なり、我が「ノーちゃん」であるとともに。これ御前にての我が礼節なり)

   されどもよ第一条は卓抜も超え抜きたるや祝福感謝
(備考:第一条:"God blessed the good day of self-reflection and self-dedication."笑み増し「佳き日」より出でしなりけり。人の力に非ず) 


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延原先生から届いた新たな写真帳『表情の信子―友多くリューマチセンターいと楽し』(新潟県リューマチセンター・2011年2月〜2011年6月)より、歌に添えて一枚ずつ順番に収めさせていただいています。今回はその第二十二回です。



    
    「新潟県新発田病院 11階展望カフェにて 2011年4月24日
           順子  <寛さんは立派だから>
           信子  <そう>
           木原寛 <イイエ>      」
    


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強い台風の襲来で神戸も昨日より風雨、甲子園球場の開会式も延期になりました。

玄関側の鉢類を部屋の中に、ベランダも万全の準備をして…今朝の様子を寫してみました。

昨日は、めだかたちにホテイアオイをふたつ買い求めてきて、新たに瓶の中に入れ替えてみました。こうしておくと、卵を産み付けて、まだかは増えていくそうです。

めだかも気持ちよさそうですから、強風のはじまるまでは、このままベランダに置いておきます。


今日は「ナガサキ」の日です。
昨日の地元での「戦争と原爆写真展」の写真も数枚収めます。