延原時行歌集「命輝く」(第960回)(再び昨日の夕方の景色など)


      延原時行歌集「命輝く」(第960回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(182−4) 大安心の歌、妻笑みと我の歌、省献の佳き日の歌、今朝の歌、道の歌、大発見の歌、寛ぎの歌、妻と我の歌、妻真面目の歌、復活の雪の歌、妻笑み告ぐるの歌、北越2号にての歌、着きたるよとの歌、今此処の歌、敬和赴きしの歌、信子納骨IXIA!の歌、昼寝の歌、目覚めてはの歌、原事実の歌、瞑想の歌、復活の解の歌(2014年5月21-31)

    5月26日
           妻真面目の歌十首

   ノーちゃんよ我開拓者とぞ汝をほむ復活主共棺中笑むや
   (備考:即ち棺中笑みの開拓者なり)

   我妻の真面目ぞ確とせり歴史を通じ笑み増し信子   (備考:英語ではLegitimacyなり)

   されどもや人の真価や存命中知り得ざる謎客体化言ふ   (備考:己が真価はObjectifyさるる故、未来にあるよ)

   これを見て命なるもの自らは掴めぬ不思議知らるるよ実に

   使徒パウロ死すれば死するほどにぞや主こそ顕はる述べし真よ
   (備考:ガラテヤ2章20節;ピりピ1章21節熟読参照)

   父さんよあの歌やろと妻の言ひ箴言作る豊浦の日々
(備考:リウマチセンターにては「カンファレンス」なるも豊浦病院にては箴言作り「あの歌」とノーちゃん呼び始む)

   箴言は思ひ出作り一重にぞ天父奉献せんがためなり

   センターの頃のフォトをば整理せば沈思する妻浮き彫りさるる
   (備考:沈思妻こそ箴言作者なれり。単なる闘病者には非ざるなり)

   デイの日の我妻フォトの典型は父さんと呼び帰宅する笑み
(備考:はあとふるあたごでのデイサービスに顕れしは甘えん坊ノーちゃんなり)

   成程ね幸せ一番これなるか絶後笑み増し幸なればこそ
   (備考:ノーちゃん、ちゃうか。そやねん、父さん)

    5月27日
           復活の雪の歌六

   今日の日も胸に雪降る覚ゆれば父さんと呼び妻ぞ笑み増す

   先達の言ひ給ふにや信子はぞ我が霊感の中心なりと
   (備考:北垣宗治先生5月26日にメールご芳書なり)

   長年の伴侶失ひ気落ちせし人のケースは我に無きとぞ   (備考:でや、ノーちゃん。おおきにさん、父さん)

   ノーちゃんよ今日が最後の御幸町明日から三木に永住よ汝

   されど汝岸辺立つ主と共にぞや天父御許に永久の命ぞ

   我妻よ深き雪降る復活の汝拓きしよ笑み増しの道


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延原先生から届いた新たな写真帳『表情の信子―友多くリューマチセンターいと楽し』(新潟県リューマチセンター・2011年2月〜2011年6月)より、歌に添えて一枚ずつ順番に収めさせていただいています。今回はその第十三回です。



    
新潟県リューマチセンター 一階リハビリ室にて 立ち上がりの練習 2011年3月
       見田療法士 <よーく立てましたヨ>
          信子 <ウン>        」



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新潟の老舗書店「考古堂」より出版準備が進んでいる延原先生ご夫妻の新著『復活の省察ー妻と歌う』(上下巻)は、ただいま「上巻」の初校の作業が先生のもとで終わろうとしています。今週いっぱいに「あとがき」も書き下ろされる予定とか。

今年2月に出たばかりの前著『宇宙時代の良寛・再説』(考古堂)を承けた今回の著作は特別の妙味を帯びた面白い本になってお目見えとなります。

ナント表紙には、お見舞いに伺った折に寫したご夫妻の写真が採用され、本文の中ではこのブログでUPさせていただいた多くの写真入りの「歌集」も編まれております。「上巻」はこの秋、早ければ9月には店頭に並ぶかもしれません。


今日は、午後3時よりKAGAWA TOYOHIKO『Cosmic Purpose』(賀川豊彦『宇宙の目的』(毎日新聞社)の英訳)の翻訳刊行をてがけて長文の序文を執筆されたThomas John Hastings先生を、神戸の賀川記念館にお迎えして懇談の時を持ち、午後6時〜8時までの記念館4階礼拝堂でのHastings先生の公開講演会があって、そのあとも場所を変えて親しく語らいを・・という予定になっています。

なお、公開講演会の場では、Hastings先生より賀川記念館館長・賀川督明氏への本書の献呈の式もあります。賀川督明さんもHastings先生も目出度く還暦を迎えられ、そのお祝いもかねて・・・・。


本日の写真も昨日の夕方の景色と共に、百日紅や向日葵の花などを収めます。