延原時行歌集「命輝く」(第936回)(岩田健三郎・版画展―「川のほとりの美術館」)


      延原時行歌集「命輝く」(第936回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(180−6)基仏箴言の華の歌、フォト通覧と箴言の歌、佳しの歌、華やぎと笑み増しの歌、春の真実の歌、称名思索の歌、延原家墓の歌、神共にの歌、歌の歌、幸せの歌、信子信条の歌、新しき顔の歌、友ありての歌、妻幸無限の歌、良寛禅師と笑みの歌、根源の歌、天父御心の歌、この朝の歌、今日の日の歌、リハビリ一歩一歩の歌、復活神学書き得しもの歌、奉献美の歌、先達の文の歌、不思議にもの歌(2014年5月1−10日)
 
    5月4日
             歌の歌五首

   歌と言ふものほどにぞや不思議なるものあらざるよ歌はば見ゆる

   見ゆるとは妻の心もふと見ゆる何せ我らは一心同体

   それにせよ驚きたるは絶後にぞ妻笑み往けり御使ひの如
   その感じ手のうごき時にも見し我も此度の事はこの世超ゆるも

   かく我が詠へば人になにほどか奇なる事ある伝はるやぞや

             幸せの歌十二首

   英国に使ひせしこぞの夏妻しきりにや仕合わせや言ふ

   ぽつりとぞ言ひては黙しまたぽつりよほど幸せ心満てるや

   何にせよ我が為すことのなべてがぞ幸せなると言ふや嬉しも

   その絶頂一瞬にして絶命のあり得るなどと誰か思ふや

   この人は時措かずして御国入り驚愕したる我夫なり
   さながらや鶴の民話の如くやも感じらるると我や言ひたし

   妻往きて三年ぶりに布団にていねし昨今かく気持ち佳し
(備考:三年四か月緊急態勢とりて居間の妻のベッド脇ソファーにて仮眠なりしも、よくぞ体がもち堪へしよ)

   とは言ふも我何処でも爆睡す妻も言へるよ打ても起きずや

   何にせよ共に箴言作成し唱へ尽くせる日々や懐かし

   本作る父さんやって言ひし故早速編集嬉々たるや我
   我妻の最高傑作笑み増しよこの如き作人知及ばず
   生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ
   (備考:その喜びぞ今我妻の笑み増しなるや誠奇しくも) 


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昨日午後は予定通り、神戸よりほぼ1時間、山陽電車で姫路駅までゆき、JR播但線野里駅下車、徒歩10分足らずのところにある「川のほとりの美術館」で開催中の「岩田健三郎・版画展」に出かけてきました。

上の版画作品は、美術館開館15周年の記念に彫られた「15夜の物語」と名付けられた岩田健三郎さんの新作で、特別に記念として贈っていただきました。

この小さな美術館は、建物そのものが素晴らしくて、国内外のフォークアートが企画展示され、上等の珈琲などいただきながら、岩田さんご一家の皆さんと語らうことのできる、いま人気スポットになっています。

今年の「岩田健三郎・版画展」は、岩田さんのこの一年間につくられた意欲作が一階と二階に並び、岩田愛子写真展(ここに暮らし・ここで食べる・スローフードと子どもの食の記録)も加わっています。この特別展は、7月末日まで開催されます(10時〜5時・火曜お休み)。

美術館には、岩田さんのつくられた絵本をはじめ、お酒やお菓子のラベルつきの品々も置かれていて、「播州麦酎:ゆいー人とひととが結(ゆい)、気持ちと気持ちを結(ゆい)、その時その時々に結(ゆい)、小さな結(ゆい)をつなげて、春夏秋冬、いつしかしっかと結(ゆい)」の一本を買い求めてきましたヨ。