延原時行歌集「命輝く」(第927回)(神戸・須磨の海)
延原時行歌集「命輝く」(第927回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(179−11)笑み増しの歌、喜びの歌、思ひ出作りの歌、道の歌、随順の歌、思索の歌、天地喜びの歌、復活立証の歌、甦りの歌、二度の歌、命歌の歌、予兆の歌、歌ある日の歌、天地一体の歌、古希の笑み讃歌、驚くもの歌、成るの歌、在共空間の歌、朝の歌、幸せの歌、我妻人生不思議の歌、怪我の功名の歌、学べりの歌、延原信子復活歓びの歌、佳き日々の歌、我が復活思索の歌、笑み無尽の歌、時の歌、春一歩一歩の歌、箴言の歌、笑みて往かんもの歌、笑み増し五態省察の歌、妻思ひ出作り往くの歌、学ぶ時の歌、新しき朝の歌、托すの歌 (2014年4月21−30日)。
4月28日
笑み無尽の歌五首
人命(ひといのち)根源だけで論ずるや飛翔ぬけたり変転ぞなき
人生はとどのつまりは復活ぞ根源論は学者の論ぞ
読み給へホ氏の哲学復活の形而上学観念冒険
我妻は思ひ出奉献笑み増しで神祝すなか御国入りたり
ノーちゃんよ佳かったなあと我祝す汝が笑み誠無尽なりけり
(備考:おおきにね、父さん。おおきにね、ノーちゃん。あんた九回裏満塁大ホームランかっ飛ばしよったなあ、ほんまに偉い人や。これで本『復活の省察ーー祝福のうたと共に』完成間近やで。えへへ、嬉れし)
時の歌十首
彼の時が他の時ならば如何ならむ他の時これも彼の時ぞかし
いずれによその時臨む妻しかと臨む時にぞ笑み当たりしよ
(備考:必ず笑みもて当たる人なり。我妻ノーちゃん偉し)
それもぞや思ひ出捧ぐ欣求こそ妻心にぞ確固たればや
この人は朗らかな顔示しつつ確固不動の信や生きたり
(備考:決死の二文字常に覚りし人なりき)
それにせよ我が哲学を門前の小僧さながら咀嚼しおりしも
(備考:”I am living in the secular world. And yet I am blessed by the sacred world. Is this strange? No, not at all. It is quite normal in Japan, because Japanese society is very much influenced by the Buddhist wisdom: samsara is nirvana.”[延原信子英文箴言第七条]参照。これ西田幾多郎先生最後の論文「場所的論理と宗教的世界観」『全集第十一巻』に言ふ「生死即涅槃」[421頁]の簡潔なる英文表記なり))
七条は我が心をば惹かんとてトイレに坐しつ熟考完成
(備考:父さんは、こうでもせんと看病疲れとれへん。あの人哲学好きやからなあ。これ見てノーちゃん見直すやろなあ)
その意味で妻我が哲理僚友よそれ故にこそ誇りありたり
箴言を分かる人ならこの道理見抜くやこそぞGene Reeves氏如
(備考:氏言へり:”Dear Toki, I never met your Nobuko, but think she must have been a remarkable wife. Please accept my sympathy at her passing.” March 22, 2013.)
疑はじ我信子やも誠にぞ御神選びしメセンジャーなる
この時代人真成る道理をぞ信子見て知る時やあるべし
春一歩一歩の歌五首
肉じゃがが美味しく炊ける頃やありさて昼餉にはこれで行くかや
嬉しやも妻の力量少しずつ友方知らる時になりしも
お骨をば郷里にとぞや兄義妹TEL談笑に摂理ありたり
新しき信子復活祝ふ本作らんと進めおる我お声ふとあり
(備考:出版協力のお声なり。感謝無尽も)
今日もまた熱誠の友我が歌と妻フォトUP感謝無尽も
(備考:鳥飼慶陽師の半世紀越ゆるご友情なくして今日我らあるや。誠なし実になし全くやなし:http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+tokiyuki/)
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延原先生より2014年6月15日作成の2冊目の新しい写真帳「信子と草創敬和―−Cal San Bernardino Grand Canyon 新発田<1992〜1995>」(25枚)をお送りいただき、歌に添えてこの写真集の最初から二枚ずつ収めています。今回はその七回目です。
「1984年8月11日 California State University San Bernardino Library
(Department of Humanities の本部、教室あり)」
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延原先生はいま、奥様から託された新著『復活の省察ー妻と歌う』の仕上げに打ち込んで、昨日は最終的な推敲を終え、今朝はその喜びを新しい歌をメール送信していただきました。嬉しい朝です。
昨日は、この町で二人の幼い子どもと共に暮らし始めた45年前より、牛乳を届け続けていただいてきたおじさんが、突然の事故でバトンタッチをされるということで、わざわざ御挨拶にみえました。いつも明るい大きな声でお声をかけてもらいました。ご高齢でもあり、ゆっくりとされるのがいいのですが、まだまだご健在ですから、これからもよろしくおねがいいたします。
本日も大事な会議を控えていますが、新しいプロジェクトの実現に向けてさらに一歩前進、思いをひとつにしてのスタートです。
今日の写真も未掲載の「神戸・須磨の海」のつづきです。
この建物は「JR須磨駅」です。