延原時行歌集「命輝く」(第923回)(神戸・須磨の海)


      延原時行歌集「命輝く」(第923回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(179−7)笑み増しの歌、喜びの歌、思ひ出作りの歌、道の歌、随順の歌、思索の歌、天地喜びの歌、復活立証の歌、甦りの歌、二度の歌、命歌の歌、予兆の歌、歌ある日の歌、天地一体の歌、古希の笑み讃歌、驚くもの歌、成るの歌、在共空間の歌、朝の歌、幸せの歌、我妻人生不思議の歌、怪我の功名の歌、学べりの歌、延原信子復活歓びの歌、佳き日々の歌、我が復活思索の歌、笑み無尽の歌、時の歌、春一歩一歩の歌、箴言の歌、笑みて往かんもの歌、笑み増し五態省察の歌、妻思ひ出作り往くの歌、学ぶ時の歌、新しき朝の歌、托すの歌 (2014年4月21−30日)。

    4月25日
           成るの歌二十八首

   激動の三年有余成りてぞやしみじみと我歌詠みつあり

   誠にぞ成りたるやこそ妻の日々思ひ出作り笑み増し往きて
   成ると言ふ天に成るなり人生涯思ひ出持参天父奉献

   我妻よ天晴なるや汝(な)が生涯華やぎ来るよ春春にして
   (備考:春汝が笑み増し成りてげにも春なり)

   汝が心常に我をば世に出ださん言ふ思ひほか誠なかりき

   それにせよ汝が人生の逆理ほど命溢るるものぞ実になし

   落下して手のうごき在り我妻や絶命するも笑み増しつ往く

   これら日々越え行くものは汝が欣求思ひ出作り天父持参と

   思ひ出が如何に悲惨を極むとも天父御前に祝福や在り

   而してぞ汝が歓びはこの世超え笑み増し往けり棺中一途

   かく書けば暖かき雪我が胸に降り続くなり何故か知らねど
   (備考:ノーちゃん分かるか。分るよ)

   かくてぞや汝が人生は天に成る如何に御神祝福満てる
   (備考:ノーちゃん、分かるか。分るよ)

   復活は我が主十字架甞めてこそ悲惨甞めてぞ復活主共
   笑み増しのいや増し行く日岸辺立つ甦りの主いよよ共なり   (備考:インマヌエル、アーメン!)

   世の中に何あろうとも我妻の笑み増しほどの慰めやなし

   汝はしも父さん看るの誰かしら言ひたりしもや汝我を看る
   (備考:かく言ひしことによりてなり)

   歌詠みつソファーで転寝疲れとれ骨の髄まで気持ち佳かりし
   (備考:父さん。なんや)

   笑み増すや人生万事逆転す岸辺立つ主と共なればなり

   生くる死ぬそんな事なぞ分らぬよ主と共に在り生くるも死ぬも   (備考:なあ、のーちゃん。そうや)

   汝(なれ)にせよ気が付けばそれ棺の内父さん讃美歌ふとるがな
   (備考:前夜・告別式進行中)

   ああそうや我今こそは天父にぞ思ひ出奉献主と共に往く

   この喜びに較ぶればこの棺や焼き尽くるもぞ一瞬の事
   業火中焦熱地獄思ひきや恵みの主こそ伴ひ給ふ

   熱しとは熱しながらも涼しとも言ひ得べきかなイマヌエルアーメン

   父さんが頭痛しと我言ふにイマヌエルアーメン蔽ひつつ言ふ
   (備考:あの如くなり)

   そのままに我が体はぞ焼けにけり直ちに天父一直線ぞ
   天父にぞ近づき行くや共空間主の祈り乗り命包めり
(備考:父さんよ、こんなわけで安心してね。OK。共空間とは「言は神と共にありき。」[ヨハネ福音書1章1節第二項]のプロス・トン・セオン(pros ton theon)空間の事なり。「命包めり。」[第二コリント5章4節])

   命とは霊体のこと共空間往くうちにこそ我包まれぬ
(備考:そやからなあ、父さん、ノーちゃん新しいからだ頂いたんや。よかったなあ。あんたもなあ、地上で体大分傷んでたさかい有難いことや。そうや、ほんとにそうや)


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延原先生より2014年6月15日作成の2冊目の新しい写真帳「信子と草創敬和―−Cal San Bernardino Grand Canyon 新発田<1992〜1995>」(25枚)をお送りいただき、歌に添えて最初から二枚ずつ収めています。今回は三回目です。



「1992年8月24日 Nixon Library at Yorba Linda, California
延原時行  」


「1990年8月 North Cambridge Ave, Claremont の自宅の裏庭
  <一日の終わりに庭にホースで水かけるのんが楽しかったなあ> <そうね>」


 
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今日は「夏至」、福岡・博多では滝沢克己協会の総会・講演会、そして「第30回・等石忌」が開催されます。久しぶりに出席を予定していましたが、この季節はいつも大事な集いが重なって願いもかなわず、今日も一日中、兵庫県高齢者生協の総代会の方で過ごします。

なお、同時進行で継続中のブログのうち、賀川豊彦関連のドキュメントをいま、神戸の賀川記念館のHPの「研究所」にわたしの部屋を設けていただき、公開しておられます。ありがたいことです。

本日の写真も「神戸・須磨の海」です。須磨の海水浴場とは別に「釣り船」の出るところも面白いデスね。
(我が家のベランダに出している文鳥の鳥かごは、今日「須磨の海」の方向に向けています。)