延原時行歌集「命輝く」(第920回)(華麗なる建築美「兵庫県公館」)


      延原時行歌集「命輝く」(第920回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(179−4)笑み増しの歌、喜びの歌、思ひ出作りの歌、道の歌、随順の歌、思索の歌、天地喜びの歌、復活立証の歌、甦りの歌、二度の歌、命歌の歌、予兆の歌、歌ある日の歌、天地一体の歌、古希の笑み讃歌、驚くもの歌、成るの歌、在共空間の歌、朝の歌、幸せの歌、我妻人生不思議の歌、怪我の功名の歌、学べりの歌、延原信子復活歓びの歌、佳き日々の歌、我が復活思索の歌、笑み無尽の歌、時の歌、春一歩一歩の歌、箴言の歌、笑みて往かんもの歌、笑み増し五態省察の歌、妻思ひ出作り往くの歌、学ぶ時の歌、新しき朝の歌、托すの歌 (2014年4月21−30日)。

    4月23日
           復活立証の歌十五首

   我妻の笑み増し見入りホ氏の学余程読み得る様なりしがや
   (備考:これ学理的かつ家庭的喜びなり)

   驚きぬ思い出づくり信子思想げにげに深し復活立証
(備考:この時代に信子思想なくば復活立証あるなし。これ論理における前提条件の如し)

   立証の最終段階実にもぞや棺中笑み増し御国入りなり

   箴言をカンファレンスで作りては復唱したる日々や懐かし
   (備考:天父に捧ぐ思ひ出作りの一齣なり)

   誠にやそれら日々には御神の凛たる実在輝きしなり

   棺中に笑み増し往く日先取りし恵み常々妻と在りたり

   人々に我歌贈り我妻の笑み増しの事示したし思ふ

   我ら日々既に御国に運ばれし恐らくは妻天父に説明
   今日の日は思ひ出作り求む神如何に求むか確かめし佳し   (備考:昨日一日の探究なり)

   滝沢は人神表現原規定なるべし言ふも不動神のぞ
(備考:滝沢の「インマヌエルの原事実」アリストテレス的不動の動者(Unmoved Mover)なる趣あるも)

   ホ氏の言ふ「求む」実在華やぎて思ひ出奉献受くるや優し
(備考:ホ氏の言う"requring Reality"の叙述美しきものなり:”The Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance”なり。これ「復活」を表せるなり)

   実在の華やぎ移行ありてこそ思ひ出奉献笑みや咲かせり
   (備考:これ主の復活なり)

   我妻の笑み増し奇蹟ひとえにぞ復活の主の御臨在なり

   これ正に機法一体端的ぞ主凛呼ます妻ぞ笑み往く
(備考:ホ氏の言ふ"its Unity of Appearance"[その、現象一致]この機法一体のことなり)

   我永く復活省察続けしが今ぞ仰ぐは棺内の笑み
   (備考:インマヌエル、アーメン)

            甦りの歌三首

   我ら人神表現の力なし全く死すれば神活き給ふ(備考:恩師滝沢克己の言ふ「神表現」は哲学的想定なり。実際は、我ら神表現できぬ、死すべき人なり。死する時、神顕れ給ふ。これ復活なり。使徒パウロの言ひし如く、「我もはや生くるに非ず、キリスト我が内に生き給ふなり。」[ガラテヤ2章20節])

   我妻の笑み増しこそはこの逆理主の甦り告ぐるものなり

   我ら人黄泉へと下りその途端岸辺立つ主と天父へ帰る


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研究所での現役時代は兵庫県の県政資料室の所蔵資料にはお世話になりましたが、明治32年兵庫県本庁舎として起工され、戦時下内部焼失など経て、幾たびかの復旧工事を重ね、昭和60年「兵庫県公館」として竣工された美しい建築物です。

何度かここでの公開シンポや講演会などに出かけたことがありますが、今回はその内部の写真などをUPします。