延原時行歌集「命輝く」(第918回)(神戸長田・在日コリアンカフェ「ナドゥリ」(お出かけ))


       延原時行歌集「命輝く」(第918回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(179−2)笑み増しの歌、喜びの歌、思ひ出作りの歌、道の歌、随順の歌、思索の歌、天地喜びの歌、復活立証の歌、甦りの歌、二度の歌、命歌の歌、予兆の歌、歌ある日の歌、天地一体の歌、古希の笑み讃歌、驚くもの歌、成るの歌、在共空間の歌、朝の歌、幸せの歌、我妻人生不思議の歌、怪我の功名の歌、学べりの歌、延原信子復活歓びの歌、佳き日々の歌、我が復活思索の歌、笑み無尽の歌、時の歌、春一歩一歩の歌、箴言の歌、笑みて往かんもの歌、笑み増し五態省察の歌、妻思ひ出作り往くの歌、学ぶ時の歌、新しき朝の歌、托すの歌 (2014年4月21−30日)。

    4月22日
             道の歌十首

   我妻は三年有余御恵みを謝しつ笑みつつ御国入りたり
(備考:「ラザロとイエスの物語」快癒経験上知りたる上での御国入りなり。これ妻の道なり。妻は自らのラザロ体験を嫁帰りと言へり。時行をチョンが‐に捨て置かぬ御神の配慮と見たるや)

   我妻はぽつり一言漏らすなり幸せやなあかくて夕餉ぞ   (備考:復唱。今の感想――2013年8月6日)

   この度は太初のロゴス踏みしめつ天父へと向く道や妻往く(備考:向くと言ふは脚下のロゴス原事実の只中よりその奥ーー神人一体の「一体」、神のよりも人よりも深くして神と人とを結ぶリアリティなる所、三位一体神性、仏教の言ふ空、ホ氏の創造作用(Creativity)、ヨハネ1章1節第二項「ロゴス神と共にありき。」の包括的ロゴスーーを通してなり)

   この道や思ひ出通り天父まで昇りゆくなり如何に嬉しき

   仄々と幸振り返り心満ち妻や今こそ思ひ出奉献(備考:これ棺中笑み増しの推移なり。ノーちゃん、父さん皆みてるでえ。おおきにね、父さん)

   この朝も暖かき雪心にぞ妻の笑み増し喜び尽きず(備考:ノーちゃん、父さんの心に暖かい雪降っとんや。ノーちゃんもや、父さん)

   汝(なれ)やこそ皆我なすと言ひたりき汝が道辿るこれ皆の内   (備考:おおきに)

   道や在る主の開きたる祈り道通るや妻の笑み増しの道
   我が道は妻の幸なる「皆」の道今や思索で今日も辿らん

   嫁帰り我と共なる三年余幸せ言ひし妻道を往く
   (備考:御子と共なる天父への道をば)

            随順の歌十首

   尊きは妻の往きたる笑みの道思ひ出奉献御旨随順
   思ひ出は恵み思ひ出かくなれば感謝一筋笑み増すの故

   この限り妻の笑み増し悲惨超へ神の法にぞ随順一路

   滝沢が唯一規定言ひしもの神表現たる妻の笑み増し

   笑み増しや「絶対偶然的」なるの棺超ゆる幸悦ばしきや
(備考:「純粋に神人学的に考える人間はしたがって、自分自身を一つの存在者として知っている。この存在は、一方では絶対に偶然的であり、あらゆる歴史的形態を持った規定から自由であり、他方ではしかし、何よりも先ず、そのようなもろもろの規定とは比較にならないほど厳しい、唯一の神の規定、すなわち人間は、まさしくはじめから終りまで、このような偶然的存在者として自分自身の生涯において生じる神ご自身[の華やぎ――私見では]を表現すべきであるという、唯一の神の規定の下に立っているのである。」『純粋神人学序説』福岡・創言社、1988年、273頁熟読参照)

   その道が根底の底破りてや華やぎに活く呼声ぞする
(備考:"In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295: italics Nobuhara’s])

   御身がぞ根底よりぞ華やぎて移行なさりて笑み増しや押す
   お優しきああ復活主我妻の笑み招きたる岸辺立つ主よ
   かかる故ありてこそぞや随順はいとも軽やか妻笑み増しぞ

   かくしてぞ妻の念願思ひ出の奉献や成る天父御許に


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若き日より延原さんにとって「復活のいのち」が日ごとの糧でしたが、2010年11月末の奥様のあの大事故の只中以後、延原さんの心身に「天与の雪の降る」日々が際立って、本年3月10日の忽然の天への召しの「笑み増し」を機にいっそう「天与の雪増し」が息づいて、その静かな祝福の響きは、毎日、新しい「朝の歌」ですね。

近く新しい「写真帳」が届くようですので、歌に添えた信子さんの写真UPも再開できそうです。


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梅雨の中休み、爽やかな好天気が続きます。昨日は明石市魚住の市民センターでの定期大会に参加して、若き日より激動の日々を共にしてきた兵庫県下の旧知の友と親しく語り合え、嬉しい一日でした。(サッカーの惜敗、残念でした)

ところで先週の週末土曜日(6月14日)のひる、自転車で長田に開店したカフェ「ナドゥリ」(「お出かけ」の意)でキムチカレーと特製の梅茶をいただいてきました。

ここはこのたび一般社団法人「神戸コリア教育文化センター」が発足した拠点として、市民の学びと交流の拠点になる場所で、信頼厚くフアンの多い代表の金信𨉷(キムシニョン)さんにもお会いできました。

今回の写真は、そのカフェ「ナドゥリ」のものをUPいたします。軽食も飲み物を美味しく、また立ち寄ってみたくなりました。JR新長田駅の近くで、朝8時から夜10時まで開店されています。