延原時行歌集「命輝く」(第915回)(ヴォーリズ記念病院・水郷めぐり)

   
      延原時行歌集「命輝く」(第915回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(178−15)我妻笑み五態の歌、言葉なしの歌、クラクフ論文推敲の歌、思ひ出作り宇宙の歌、桜花の歌、我妻よの歌、笑み増しの歌、始めの歌、笑み御国仕事の歌、偉大なりの歌、哲学的に理解したる主の祈りの歌、昨日はの歌、朝夢やの歌、快活にの歌、恵み御配慮謝する歌、幸せの歌、看病時の歌、名声とみにの歌、日々仕事の歌、春の歌、学ぶ人の歌、復活論ずの歌、新ページ開きたりの歌、きずきたる事の歌、雄鹿再来の歌、絶頂の時の歌、ノーちゃんよの歌、万事華やぐの歌(「ラザロのための祈り」再読)、主の祈りの歌、奇蹟なりけりの歌、笑み増し素晴らしの歌、応作如是観の歌、新宇宙論の歌、又夢にの歌、妹背心の歌、原決定の原生起と妻の歌、幸せの歌、記念の歌、我妻の信の歌、延原信子物語の歌、思ひ出の歌、心に熱き雪の歌、基本基準の歌、変貌の歌、何とかなるの人の歌、妻不思議なりの歌、大変貌の歌、復活の歌、友ありてこその歌、皆は皆やの歌、復活の家にての歌、豊浦病院の頃の歌、三著目次作成の歌。(2014年4月11−20日

    4月19日
           不思議なりの歌四首

   我妻は今我として生くるなり「省察」本をぞ推敲楽しも
   (備考:『復活の省察ーー祝福のうたと共に』なり)

   何したい訊かれては妻本作るとぞ答ふるも父さんやって
   (備考:2月13日北越病院祖父江八紀ドクターの質問になり)

   恐らくは怪我せざるなら今頃は人生晩秋身縮むとき

   それがぞや頭打ちては回復に心せる間に心満ちたり
   (備考:そやで、ノーちゃん(自称)、毎日、元気でした)

            大変貌の歌十首

   ここ数年大変貌をば研究中何と我妻笑み増しぞそれ
(備考:これには真実驚きたり。英文拙稿:"God and Nature in Metamorphosis: From Martin Luther through Cobb, Takizawa, and Nishida to Whiteade,” Bulletin of Keiwa College, No. 22, February 28, 2013, 43-63; “From Divine Solidarity to Ecological Theology” delivered at 9th International Whitehead Conference at Krakow, Poland, September 9 thru 12, 2013;邦語講演「良寛最晩年の大変貌について」しばた良寛講座、於新発田市生涯学習センター、2014年12月13日予定など参照)

   最晩年良寛禅師倒るより元の誓ひの姿成りけり
   (備考:「倒るれば倒るるままの庭の草」の一句よりこれ大変貌なり)

   我妻の大変貌の歌集め友に贈りて務め果たさん
   (備考:これ我が人生の大任務なり)

   人生や晩年変貌求めらる命この世の物にしあらずば

   我をそもこれら物より愛するや聴き給ひし主変貌御旨   (備考:ヨハネ福音書21章15節熟読参照)

   永久にぞや人や生くるやこの世にぞ否否永久は永久の国にて
   妻一気蒟蒻呑みし鬼気迫る後は瞬間命移行や

   御神の御旨ありてぞ移行劇あるものぞかし命なりけり

   誠にやこれ現実か我叫ぶ暖かき雪心にぞ降りつ

   命ぞや岸辺立つ主の香りして往くも送るも一つ心ぞ

            復活の歌六

   我初め復活何処あるやとぞ求め探すも我やその内
   暖かき雪心にぞ降り続け改めて知る復活広大

   主の問ひて我愛するか言ひ給ふ広大無辺アガペ包むや
   主よ汝知り給ふぞや我愛すペテロ答へぬ無辺中にて
   (備考:ヨハネ福音書21章15−19節熟読参照)

   誠にぞ岸辺立つ主は飛翔の主野も山も海空なべて往く

   御心は飛翔無限も岸辺立つReciprocalなるアガペなりけり
(備考:”In the fourth phase, the creative action completes itself. For the perfected actuality passes back into the temporal world, and qualifies this world so that each temporal actuality includes it as na immediate fact of relevant experience. For the kingdom of heaven is with us today. The action of the fourth phase is the love of God for the world. It is the particular providence for particular occasions. What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation(交互的関係「往還両相」), the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.”[PR, 351])



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歌に添えてきた延原信子さんの写真は、近く次の写真帳をまとめて送っていただけそうです。信子さんの「英文箴言」の産まれていく頃のものと思われます。

延原さんからは昨日も新しい歌と共に、最新の省察・発見の歓びのお話をお電話でも聴かせていただきました。ますますダイナミックな大きないのちの世界が開かれてきています!


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今日の写真は、6月8日の近江八幡訪問の最終回です。

近江八幡市内のヴォーリズ建築の数々の内部なども丁寧に案内して貰いましたが、ここでは夕刻、最後に訪れた「ヴォーリズ記念病院」−−現在では一般・療養型・緩和ケア病床の病院に発展していますが、もともと1918年に結核療養所「近江療養院」<のちに「近江サナトリアム」と改称>が有名で、この歴史的な建物もいま大切に保存されています。

広い病院の敷地の中の山側に静かな礼拝堂があって、その中にも案内してもらいました。



以下は、近江八幡観光の人気スポット「水郷めぐり」の初体験、今回で最後です。