延原時行歌集「命輝く」(第914回)(近江八幡の水郷めぐり)


       延原時行歌集「命輝く」(第914回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(178−14)我妻笑み五態の歌、言葉なしの歌、クラクフ論文推敲の歌、思ひ出作り宇宙の歌、桜花の歌、我妻よの歌、笑み増しの歌、始めの歌、笑み御国仕事の歌、偉大なりの歌、哲学的に理解したる主の祈りの歌、昨日はの歌、朝夢やの歌、快活にの歌、恵み御配慮謝する歌、幸せの歌、看病時の歌、名声とみにの歌、日々仕事の歌、春の歌、学ぶ人の歌、復活論ずの歌、新ページ開きたりの歌、きずきたる事の歌、雄鹿再来の歌、絶頂の時の歌、ノーちゃんよの歌、万事華やぐの歌(「ラザロのための祈り」再読)、主の祈りの歌、奇蹟なりけりの歌、笑み増し素晴らしの歌、応作如是観の歌、新宇宙論の歌、又夢にの歌、妹背心の歌、原決定の原生起と妻の歌、幸せの歌、記念の歌、我妻の信の歌、延原信子物語の歌、思ひ出の歌、心に熱き雪の歌、基本基準の歌、変貌の歌、何とかなるの人の歌、妻不思議なりの歌、大変貌の歌、復活の歌、友ありてこその歌、皆は皆やの歌、復活の家にての歌、豊浦病院の頃の歌、三著目次作成の歌。(2014年4月11−20日

    4月18日
            思ひ出の歌二首

   リハビリの日々は豊かに思ひ出に刻まれたるよ笑み内省す   (備考:延原信子告別フォト三「生涯反省の笑み」なり)

   今にして驚くや我生涯を回顧して妻見事話せり
(備考:余りに滑らかにして我留意せざりき。一切記憶に問題なかりき。なんと!)

           心に熱き雪の歌四首

   今日の日も心に熱き雪降りつ笑み増しの妻詠ひ抜くかな

   この雪や岸辺立つ主の香りなり妻の怪我のぞ始より降る

   されどにやこれ主の香り気付きたる棺の妻笑み見入りたるのち

   妻や笑み我心に雪降りて復活の主の香り馥郁

           基本基準の歌四首

   思ひ出の天父奉献妻にとり野辺の送りの基本要件

   それ故にこの時にぞや笑みや添ふ誠人往く様の基準ぞ

   箴言は思ひ出作り集大成妹背対話の妙やありけり

   さてもさて箴言作り朗々は歌称名の歓び一途

            変貌の歌二首

   人にはぞ打たるるままの笑み往くは余程変貌在りたるぞ実に

   ホ氏の言ふ物的時間永久(とわ)の相変貌せねば笑み出ざるべし
(備考:宇宙創造四相の内第二と第三記述参照:"Secondly, there is the temporal phase of physical origination.....Thirdly, there is the phase of perfected actuality, in which the many are one everlastingly, without the qualification of any loss either of individual identity or of completeness of unity. In everlastingness, immediacy is reconciled with objective immortality [by the risen Lord, I might say].” [PR, 35—351])

   直接智思ひ出にしてこれをぞや不死性繋ぐ在主なりけり

    4月19日
          何とかなるの人の歌五首

   我妻が危機ある時や我はしも何とかなるや求められしも
   落ちし時手術台上妻思ふ父さんとこに帰らば何とか   (備考:何度も聴きし述懐なり)

   このたびは皆やってくれる父さんは一番幸せ保証する人   (備考:野辺の送りも本出版も皆なり)

   まあ妻よもう呆れるわあんたのなあ信頼ちゅうんはけた外れやで
   (備考:おおきにね、父さん)

   大体がノーちゃんはなあ死ぬ事を全然怖いと思はんからのう
   (備考:悪いか。悪いか言ふて、あんた、もう)



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歌に添えて新しい写真帳「寛ぐ・在宅介護(2011年暮〜2013年春・寛ぎと華やぎの日々)」より二枚ずつUPしてきましたが、今回は16回目でこの写真帳の最後になります。

いずれまた延原さんから新しい写真帳をお送りいただく予定で、ここに公開OKのものでしたら、つづいて歌に添えていけたらいいな、と思っています。



「2013年3月 信子 訪問リハビリ 座位のれんしゅう
  大島誠雄北越病院療法士 」


「2013年10月 豊浦愛宕の園・ショートステイ
   信子<父さん>  」



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暦の上では、今日が「入梅」。昨日は雨の気配もなかったので、中庭の花壇などにたっぷりと水遣りをしましたが、どうも今日はいくらか天からの水が注がれそうです。

朝からベランダに小鳥を出して、洗濯物もつっていますが、雲行きをみながら、部屋の中にとりこまねばならないようです・・・・。


今日の写真も、6月8日の「近江八幡の水郷めぐり」です。ゆったりとした舟遊びで、手漕ぎの船頭さんの自慢の歌と語りに魅せられながら、大きな自然を満喫する1時間20分です。

ここから「伊吹山」も遠望できます。