延原時行歌集「命輝く」(第913回)(神戸海文堂書店閉店展示:近江八幡水郷めぐり)

      延原時行歌集「命輝く」(第913回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(178−13)我妻笑み五態の歌、言葉なしの歌、クラクフ論文推敲の歌、思ひ出作り宇宙の歌、桜花の歌、我妻よの歌、笑み増しの歌、始めの歌、笑み御国仕事の歌、偉大なりの歌、哲学的に理解したる主の祈りの歌、昨日はの歌、朝夢やの歌、快活にの歌、恵み御配慮謝する歌、幸せの歌、看病時の歌、名声とみにの歌、日々仕事の歌、春の歌、学ぶ人の歌、復活論ずの歌、新ページ開きたりの歌、きずきたる事の歌、雄鹿再来の歌、絶頂の時の歌、ノーちゃんよの歌、万事華やぐの歌(「ラザロのための祈り」再読)、主の祈りの歌、奇蹟なりけりの歌、笑み増し素晴らしの歌、応作如是観の歌、新宇宙論の歌、又夢にの歌、妹背心の歌、原決定の原生起と妻の歌、幸せの歌、記念の歌、我妻の信の歌、延原信子物語の歌、思ひ出の歌、心に熱き雪の歌、基本基準の歌、変貌の歌、何とかなるの人の歌、妻不思議なりの歌、大変貌の歌、復活の歌、友ありてこその歌、皆は皆やの歌、復活の家にての歌、豊浦病院の頃の歌、三著目次作成の歌。(2014年4月11−20日

    4月17日
            幸せの歌六

   汝(なれ)や実に我先に逝くあればとぞ恐れたるなりこの度幸ぞ
   しかもぞよ我すべて為すこれ程の幸せぞなき歓喜妻言ふ

   幸せは野辺の送りも箴言もなべて含むよ父さんやって
   (備考:箴言刊行のことなり)

   棺内の省察笑みはこの幸を表しおるやしかと見ゆるも

   三年余買い物炊事洗濯も介護介助も実にも楽しき

   かくてこそ妻思ひ出を作りたり天父に持参奉献嬉しも

            記念の歌一首

   我妻よ世には記念の旅行あり我ら三年記念看護よ
   (備考:天父の許への持参奉献のために)

    4月18日
            我妻の信の歌三首

   偉大なり我妻の信思ひ出を棺焼くるとも天父奉献

   祝されし我妻の信棺中に岸辺立つ主と笑み増し往けり
   

   麗しや我妻の信仄かにぞ右眼あけつつ御国入りたり
(備考:2010年12月1日救急車中にて瞳孔全開と宣告されし右眼なり。翌2011年2月2日開眼す。我詠めり「我妻の双眸ひらく春初め 時行」。この右眼仄かにあきつつ妻御国入りたり。天父のお優しさ無限無窮なり)

          延原信子物語の歌十首

   信子出で笑み増し往ける物語実にも祝福死超ゆる告ぐ

   世に生きて最高の幸笑みて謝す我妻や往く一瞬や嗚呼
   (備考:インマヌエル、アーメン!)

   これほどの悲惨あるかと思ひしに笑み増し往くや信子輝く
   嬉しけれ笑み増し妻と共にぞや岸辺立つ主のおはしますこそ

   我妻やこの時代のぞメセンジャー復活真理棺中に宣ぶ
   誠にぞ甦りの主棺中に凛と在すを笑み示す妻
   死に至る病は実にも絶望ぞ死の死ぞ誠復活のうた

   人として共に暮らせる我妻の死の只中に笑み見やうとは

   いや果ての真の話復活を妻死只中見し我嬉れし

   かくてぞや我らが宇宙滅するも不滅なること我妻と信ず



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歌に添えて新しい写真帳「寛ぐ:在宅介護(2011年暮〜2013年春・寛ぎと華やぎの日々)」より二枚ずつUPしていますが、今回は15回目です。



「2013年3月 信子 在宅・車イスに移乗 大島誠雄北越病院療法士」


「2013年3月 於御幸町自宅
 大島誠雄北越病院療法士<座位いいですね> 信子<有難うございます>」


    
       ♯              ♯



上の写真は、神戸三宮でみつけた三羽のつばめです。黄色いくちばしで親を待っています。まもなく巣立ちの時をむかえて、鳴き声ももう立派なものです。

昨日は午後、予定通り神戸北野のギャラリーで開催中の神戸海文堂の閉店を惜しむ展示会に出かけました。神戸元町の海文堂を愛してきた人々が次々とお顔を見せておられ、長年この店のお顔にもなってこられた福岡さんの御話をお聴きできました。私たちの地元の出版社を大事にして支えて下さり、絵本『いのちが震えた』や『賀川豊彦と現代』などもよく覚えていただいていました。

ところで昨日は、その足で「冤罪死刑囚再審運動」に取り組む熊本・玉名市シュヴァイツァー寺・古川龍樹師にお会いするために、神戸カトリック教会を訪ねましたが、急遽日程が変更になっていて、上の写真の通り本日になっていました。

古川龍樹師から昨夜お電話をいただき、いま神戸に到着したところで、これから神戸新聞の記者さんの取材を受けた後に、拙宅にまで足を運んでくださることになり、夜は遅くまで我が家で、いながらにして全国行脚の御苦労話を伺うことができました。


さて、本日の写真は、前回に続いて過日(6月8日)の神戸「コア100」の「近江兄弟社ヴォーリズ訪問」で初体験した近江八幡の「水郷めぐり」の続きです。

前回記しましたように、ヴォーリズ記念館の館長さんや学園の理事長さんのお話も印象深く、お昼の御馳走もわたしには贅沢なものでしたが、ここに収める1時間20分におよぶ「水郷めぐり」の初体験は、なんとも格別なものでした。



隅っこにカイツブリがいます。