延原時行歌集「命輝く」(第892回)(花壇の土づくり、そして永沢寺の芝桜)


       延原時行歌集「命輝く」(第892回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(177−7)示すの歌、変貌系譜に入るの歌、三段階の歌、妻奇蹟の歌、静中動なる御神称ふの歌、将にの歌、日々奇蹟の歌、妻の幸の歌、不思議なりの歌、ノーちゃんよの歌、この朝の歌、今にしての歌、幸せの雪の歌、称ふべしの歌、梅も桃も綻びての歌、我が歌の歌、妹背会話の歌、全快の歌、延原信子一生の歌、語りしの歌、信念の人信子の歌、思ひ出奉献の場即復活の歌、命の歌、麗しき哉の歌、我妻よの歌、何故にの歌、岸辺立つ主よの歌、一瞬の歌、復活の歌、人すべての歌、イエス出現主旨の歌、即座の歌、訊き給ふの歌、我妻よの歌、時々にの歌、往きし人と次ぐ者の歌(2014年4月1−10日)

    4月5日
           梅も桃も綻びての歌一首

   我が庭の梅も桃もぞほころびて春咲き示す主(ぬし)天翔つ
   (備考:庭の木々花妻が育てし)

            踏み出せの歌一首

   若人よいざ踏み出せよ四月から壇上の我つい声高や
   (備考:敬和学園大学入学式にて)

            書を作る歌一首

   春来たり笑み増し妻の書を作る我が喜びぞ満つる時かな

            我が歌の歌八首

   歌こそは妻と歩める辛き日をたちまちにして幸と化す糧

   この糧を食して三年思ひ出を妻と共にぞ紡ぎ来にけり

   今や妻幸に極まる思ひ出を紡ぎ天父にみごと奉献
   かくしてぞ三年有余神祝す物語とぞ成りて麗し

   我が歌や極限緊張溶かしては妻と楽しき日々行かしめぬ

   かくしてぞ我ら果敢無き人生を絶えて知らずよ歌ありてこそ

   いや果てに妻棺中に笑み増すを見てぞ悟れり復活主ます

   なるほどや我が歌のさと此処に在り常に喜び滾々と出ず


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 歌に添える今回の写真は、前回に続いて、延原さんの敬和学園大学在任の時に出版された著書『地球時代のおとずれ――敬和学園大学キリスト教主義とは何か(2)』(1995年、創言社)の表紙と裏表紙です。

 写真説明は記されていませんが、表紙は学生達との愛餐と歓談の時の、裏表紙は入学式か卒業式のガウン姿のものです。



 この著作が出来た年は、神戸では阪神淡路大震災の年でしたが、延原さんは本書に添えてふたつの歌を贈っていただきました。

  地は震え都崩るれど基あり

  この春の暗雲ついて真理行


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 晴れ渡った朝です。今日から神戸は恒例の「神戸まつり」がはじまります。全市的ににぎわいますが、今の季節はやはり、須磨の離宮公園の薔薇たちが待っていてくれているようですので、ちゃりんこに乗って、すいすいと・・・。ブログアップの「取材」に出かけてみたいと思っています。お昼は、園内の見晴らしのいいあのレストランで・・・。

 さて、今日の写真は、昨日の「花壇の土づくり」の仕上がりのものーー今回の土づくりは、これまでの最高の出来栄えですーーと、「永沢寺の芝桜」の最終回です。