延原時行歌集「命輝く」(第862回)(花壇のチューリップなど)


        延原時行歌集「命輝く」(第862回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(175−14)
歌の歌、歴史皮肉の歌、どれ今日もの歌、宇宙時代良寛の歌、にせ正義と風の歌、電子ざんげの歌、風の歌佳しの歌、風の歌メタフィジックス大発見の歌、如何なるやの歌、箴言の歌、この時代の歌、突然にの歌、我切にの歌、今日の歌、春の歌、今朝の歌、妻の歌、前夜式の歌「御神示しぬ」、信進みぬの歌、信の道の歌、友ありての歌、あの日の歌、祝ひの歌、我妻の道の歌、朗々の歌、驚きぬの歌、華やぎの春の歌、天がける日の歌、大仕事の歌、これからの歌、時の救ひの歌、人如何にの歌、篤き言の葉の歌、我妻よの歌、さながらやの歌、延原信子フォトの歌、フォト見るの歌、我覚るの歌、御旨一枚の歌、呼び掛けの歌、ようやったの歌(2014年3月1−20日

    3月16日
           華やぎの春の歌十四首

   大いなる華やぎの春来りたり妻棺中の笑み増しゆけり
   (備考:2014年3月12日〜13日前夜式〜告別式の間の華やぎなり)

   幸せはこの世の事の終りても天がけりゆく天国の幸
   妻かつて天父思ひ出持参する生涯望む棺焼けるとも
(備考:2010年11月30日早朝、梯子から落下する前、認めしある書簡の草稿中の一節に書きしなり)

   この望み叶えらるるも豊かにぞ前夜告別二式華やぎ

   人生の究極示し天がける我妻の幸喩へ様なし

   思ひ出は三年有余つくりたり妻一番の仕合わせのなか逝く
   野辺のぞや送りは実にも華やぎて花に囲まれ笑顔凛凛
   誠にぞ拈華微笑(ねんげみしょう)もかくあらん真理会得し頬笑みぞ満つ(備考:畏友北嶋藤郷敬和学園大学名誉教授昨日メールにて示し給ヘリ:釈迦の華持ち給ふその姿微笑みて悟得せし摩訶迦葉(まかかしょう)尊し。その如くノーちゃん言ひし:我哲学者ならずも、哲学的世界了解す(I am not a philosopher; but I know the philosophical world.延原信子英文箴言第二条) 《「私は哲学者ではありません。が、哲学的世界を理解しています」とは、ご令室様のお言葉ですが、延原先生はよき伴侶を持たれました。》畏友また語り給へり:《仏教の悟得を表す言葉に、”拈華微笑”がありますが、白い花に囲まれて棺に眠るご令室様の微笑は、拈華微笑のほほえみであるように、感じられました。微笑の度合いが進んでで来たというのは、これは“奇蹟”ではありませんか?(わたしは神の奇跡を見る思いでした。》(北嶋藤郷名誉教授2014年3月15日午後5時延原時行宛メールご芳書参照)

   人生はこの世の苦労終わりてぞ悲即天国直入の幸
(備考:これ我妻延原信子の体現せる究極メッセージなり。己が死をかけて死こゆる笑み浮かべかく語りぬ。実にも尊し)

   我覚る三年有余日々の闘看病の幸助走なり
(備考:今にして三年四か月の妹背の楽しい楽しい闘病看病の生活の意味「天国への助走なり」として明らかになりぬ。ああこれほどの真実あるなし。妻梯子から落下せし2010年11月30日より我ら「有難き猶予期間」主より戴きしなり。その間に妹背の本『あなたにいちばん近い御方は誰ですか――妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』(東京・日本基督教団出版局、2011年)完成し、此度の告別式のご会葬の御方々に記念としてお手渡しせり。誠に奇しき準備なりき。感謝無尽も)

   今我は三冊本を準備中復活考と称名箴言(備考:『復活の省察――初期草稿から「リハビリ一歩一歩」まで』、『称名キリスト教に向けてーー原風景の回想と「祝福の今」より』、『Songs of Blessing: 延原信子英文箴言集』なり。華やぎの増すことさらにさらにこれからなり。彼女天国にて主と共に喜び尽きざるなり。いと楽しも)

   華やぎやこと終りての理(ことわり)ぞホ氏これを言ふ客体不死性
(備考:Objective immortality在れば、不死性個体の問題に非ず、関係的命の神秘なりーーー神のくにの中に、我らのこされしものの心の中に、宇宙の広がりの中に、妻のこしたる衣類着る人の中に、とぞ。なればノーちゃんの笑み常しえなり)

   我らがぞ個体永世あるかとぞ心配せるも客体的に

   恩寵のメタフィジックスや宇宙満つ今妻実にも包まれたるよ


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 あの前夜式と告別式の不思議な華やぎーーとりわけてあの「笑み増し」−−を、「春の歌十四首」として詠いあげる延原さんの歌は、まことに面白くあります。

 今回も、このたび先生からお送り頂いた写真の中から二枚を収めますが、その前に、今日の歌に触れられている北嶋先生は、北垣先生などと共に、告別式において「笑み増し」の華やぎの場を経験されていましたので、当日私の寫した北垣・北嶋両先生のお写真を、ここにUPさせていただきます。写真左が北垣先生、右が北嶋先生。



 お送り頂いた写真の一枚は、「信子 北垣景子夫人 延原時行 於新潟空港 2003年」と裏書のあるもの。



 もう一枚は、「2002年8月 新潟県水原(すいはら)のレストラン蔵にて 第10回国際哲学オリンピアード(IPO)慰労会 右から延原時行 北垣宗治学長 北垣景子夫人 延原信子 田中琢史ICU学生 中嶋野花敬和高校」と裏書があるもの。



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 今朝も穏やかな好天気で、少し春がすみのような・・・・。小鳥もベランダの干し竿にぶらさがって、楽しそうです。

 今回の写真も、昨日撮った花壇のチューリップや小学校のサトザクラなどです。今日も面白い一日になりそうです。