延原時行歌集「命輝く」(第858回)(神戸諏訪山から燈籠茶屋へ)


       延原時行歌集「命輝く」(第858回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(175−10)
歌の歌、歴史皮肉の歌、どれ今日もの歌、宇宙時代良寛の歌、にせ正義と風の歌、電子ざんげの歌、風の歌佳しの歌、風の歌メタフィジックス大発見の歌、如何なるやの歌、箴言の歌、この時代の歌、突然にの歌、我切にの歌、今日の歌、春の歌、今朝の歌、妻の歌、前夜式の歌「御神示しぬ」、信進みぬの歌、信の道の歌、友ありての歌、あの日の歌、祝ひの歌、我妻の道の歌、朗々の歌、驚きぬの歌、華やぎの春の歌、天がける日の歌、大仕事の歌、これからの歌、時の救ひの歌、人如何にの歌、篤き言の葉の歌、我妻よの歌、さながらやの歌、延原信子フォトの歌、フォト見るの歌、我覚るの歌、御旨一枚の歌、呼び掛けの歌、ようやったの歌(2014年3月1−20日

    3月13日
            信進みぬの歌三首

   かくて我妻ともどもに新しき信を生くるや永遠接触
(備考:拙著『あなたにいちばん近い御方は誰ですか――妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』(東京・日本基督教団出版局、2011年)に書きし「永遠との接触」に「永遠からの接触」から妹背共々進みたるなり。我ら死する時有無を言はせず「神共に在す」なり。インマヌエル、アーメン!)

   嫁帰りラザロ復活段階ぞ今や転じてイマヌエル嗚呼
(備考:嗚呼とは「インマヌエル、アーメン!」の端的なり。端的の讃美なり。ホ氏で言へば、We perish and “are immortal.”の不滅性不死性に入れられたるなり、我妻信子。アーメン感謝無尽)

   夜のうちさらに頬笑み増したるや昇る我妻メッセンジャー(備考:棺の内の我妻信子、12日の夜、その顔の笑み増したり。彼女の喜び我深く深く感受せり。これ汝(な)が野辺の送りなり。かつて汝(なれ)この高齢化時代野辺の送りもなしと、2010年11月30日草稿の文に書きたりしも。野辺の送りかくも盛大に進行しつつあり。その歓喜笑みの増したるに如実なり。死せる信子笑み生きたるなり。何たる奇蹟!)


    3月14日
            信の道の歌十三首

   葬儀終へ妻信子のぞ信仰を我が信仰となすや喜び
   汝(なれ)かつて棺焼ける中天父へと持ち帰るべき思ひ増やすと

   焼き場にて骨(こつ)拾ひてぞ汝が人生最後示す痕金具愛ずるも
   (備考:脳挫傷第二手術にて骨繋ぎたる金具ありたり)

   汝が頭蔽ひつ共にイエス‐スクリストすああイマヌエル言ふ

   かくしてぞ痛み消へしと我妻の言ひたる顔や麗しかりき

   我覚る三年有余嫁帰り我と共なる日々ぞ備へし

   妻の日々備へたるやも信の道悲劇天国直結とぞや

   残りなく憂ひ消ゆるも骨(こつ)拾ひ集めて帰り笑みの下置く
(備考:2012年6月17日はあとふるにて撮りし笑みの写真最高傑作なり。その下に骨壺置きて歓喜溢るや)

   残りなく笑みを残して妻消ゆる汝が信仰は天父歴々

   懐かしき人々集ひ汝(なれ)送る実にも嬉しき告別の時
(備考:ノーちゃん、あんたの野辺の送り実現せり。喜び歓べ。そのこと汝に取り一切の悲劇より重要なること我大切にせり)

   熱誠の友の司式や仄々と信の道をぞ明らめつ行く
   (備考:鳥飼慶陽師我が友我が司式者、感謝無尽も)

   悲劇のち野辺の送りのあるならば悲劇包みて余りあるなり
(備考:これ我ら妹背の信仰なるを人々知られよ。義妹順子さんその証人なり) 

   焼き場にて兄一家とぞ北垣師熱誠の友熱談嬉し
   (備考:北垣宗治学長、桑原ヒサ子教授も残り給へり。感謝無尽も)



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 12日の「前夜式」に続き翌13日午後12時30分より、ご自宅に於いて「告別式」が執り行われました。ここに当日の御花に包まれた美しい御遺影と式次第を挙げて置きます。



        延原信子告別式式次第

2014年3月13日12時30分(延原宅) 
司式:鳥飼慶陽牧師(日本基督教団番町出合いの家)
黙禱                   一同
讃美     285           一同
聖書     ヨハネ11章25,26節   司式者
祈祷                   司式者
讃美歌    312番          一同
聖書     コリントI15章50〜58 司式者
祈祷                   司式者
讃美歌    405番          一同
説教                   司式者
献花                   一同
頌栄     541番          一同 
祝祷                   司式者

火葬前式(斎場にて)

讃美歌    312           一同
聖書     黙示録21章1〜5     司式者
祈祷                   司式者
頌栄     541番          一同
祝祷                   司式者   


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 上の写真は、このたび延原先生よりお送りいただいたなかの一枚ですが、ここではもう一枚、「告別式」の当日(3月13日)、先生のご自宅の居間で撮らせて貰った、先生のお顔をここに収めます。式の前に、近くのイオンの食堂に出かけて、先生と昼食をご一緒して、ご自宅に戻ったときの写真です。


 新潟・新発田は、いまが桜の満開を迎えたところのようですが、神戸は桜の季節が過ぎて、新緑の若芽がずんずん吹き出して、景色も一変しつつあります。

 本日は午後、ひょんなことからスマホで私のブログをご覧になった御方が、我が家に訪ねてこられます。

 その方は、大正期、賀川豊彦たちがこのまちに「友愛救済所」を開設して、馬島医師一家が住み込んで無料診療の活動を開始しましたが、その時に地元の方がこの働きに強く共鳴され、ご自分の持ち家のひとつを提供されたといわれ、その御方の御嬢さんとお子さんです。

 かつて、当時の古い新聞記事を見つけて、論文に紹介したこともあり、それらがネット上で閲読可能になっているようです。おふたりとの初めてのお出合いは、なんだかわくわくいたします。

 さて、本日の写真は「諏訪山から燈籠茶屋」で、以前にぶらり散歩した逆コースです。燈籠茶屋は二度目ということになりますね。