延原時行歌集「命輝く」(第829回)(アンズの蕾ふくらむ)


     延原時行歌集「命輝く」(第829回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(172−3)Oxford Lectureの歌、春の歌、祝福の歌、なかりせばの歌、それの歌、ふと会話の歌、この歌の歌、新著編む歌、英文稿推敲の歌、妻邦訳の歌、今日の日の歌、本意の歌、ピンポンとの歌、今日の歌(2014年2月1−10日)

    2月3日
             それの歌四首

   人誰も以って生まれし使命生くGod blessed the good dayこそ我が妻のそれ
   手のうごきありたるやのち三ヶ月箴言一声祝福を告ぐ
(備考:妻信子雪囲いの梯子から落ちし後2010年12月1日早朝寝かされおりし居間にて書棚から二度書籍引き寄せ、三度目は紳士用傘鷲掴みして「上智講演に行け」と我に示したり。救急車に搬入される前なり。この手のうごきありて、我驚愕しつつ凝視せり。「これ妻の手のうごきなるか、はたまた御神のうごきなるか。」と。12月4日―5日この手のうごきに応えて我上智に行き講演せり。2013年の拙著『宇宙時代の良寛:エコ神学者トマス・ベリーと共に』実にこの講演の上梓なりき。従って、妻の手のうごきなくば、あれ以来の我が公的活動なし。Oxford講演(2013年7月30日)もThe Common Good Award受賞(9th International Whitehead Conference at Krakow, Poland: September 9-12, 2013)もあり得ざりしやも。三ヶ月後に妻自身新潟県立リウマチセンター・リハビリ室にて2011年3月9日、五十嵐療法士の差出したる一枚の紙に書きたり:God blessed the good day of self-reflection and self-dedication.春の陽光の部屋いっぱいに満ちる様に感動したる如し――妻の述懐によれば。その中であの「手のうごき」の日が開示されたる如し。かくして人生最悪の中の「手のうごき」に込められたる「自己省察と献身」御神祝されたるを自覚せるなり。そこをば凝視しつつ、我が悲惨即恩寵観の「歌」泉のごとく以来溢る。これ我ら妹背の三年間の真実なり。見る心ある人見られよ)

   今日の日も愛宕の園に復唱す三十条やいと滑らかに

   かくてこそあの日この日に再現す朗々とぞや祝福の満ち

    2月4日
            ふと会話の歌二首

   父さんよ疲れたんかと妻の訊く我着替をば整へつあり
(備考:昨早朝静かに愛宕の園ショートステイの準備に勤しみおりしなり)

   いやなんの疲れとらんであんたのな着替の用意しとるだけやで



今日は「東日本大震災3周年」を迎えました。上の記事は今朝の神戸新聞です。昨年仙台・石巻などの仮設を訪ねましたが、上田耕蔵先生は幾たびも東北に出かけておられます。この先生は学生時代から私たちのまちの医療と健康をまもる働きに、ずっと打ち込んでおられる、素敵な医師です。

昨夜は、Thomas Hastings先生よりメールをいただき、賀川豊彦の代表作『宇宙の目的』の英訳『Cosmic Purpose』が先週刊行されたという嬉しいお知らせでした。次のリンクをご覧下さい:https://wipfandstock.com/store/Cosmic_Purpose/ 

ところで昨日は、市場に出かける途中に、アンズの蕾がふくらんでいるのをみつけました。私たちの花壇の花などとともに数枚並べてみます。野良の猫と共に。



今回も「春の須磨離宮公園」のつづきも少しUPします。