延原時行歌集「命輝く」(第797回)(遅咲きの我が家のシャコバサボテン)

  延原時行歌集「命輝く」(第797回)

「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」(168−7)
Krakow稿推敲の歌、近人生の歌、命脈々の歌、良寛最晩年至福の歌、又二つの歌、昨夜愛宕の園にての妻の歌、新著の歌、我が道の歌、ノーちゃんよの歌、大発見「翻り本姿」の歌、Krakow稿完成の歌、友の光の歌、敬和華やぎの歌、朗々の歌、拙著一番の歌、散髪の歌、宇宙時代の良寛再説の歌、その果てにの歌、しみじみの歌、今日の歌、神表現の歌、肉じゃがの歌、奇跡の歌(2013年12月21−31日)

    12月28日
         その果てにの歌一首

   我昔無者修行せりその果てにホ氏良寛と風の神学

(備考:回想法によるオムニバス四場面神学を再び詠ひしなり。因みに、良寛に回想法の漢詩幾多有り。興味深し)


         しみじみの歌一首

   しみじみと妻と語りぬ公益賞何故に我が身に汝(なれ)励みしよ

(備考:The Common Good Award=公益賞。これも回想法の実践なれど、対話的なり:「何故に我が身に」「汝(なれ)励みしよ」。回想法の実践、人格統合齎すべしーー殊に対話的ならば。人格統合とは癒しの事なり。諸賢も試みられよ)

    12月29日
          今日の歌八首

   驚きぬ熱誠の友十七巻拙著復刻出版準備

(備考:延原時行著作集ブログ公開せしもの鳥飼師一つ一つ新たに出版準備用にテキスト化し給ふとは!)

   再説本ゲラの入りて校正を始むるうちに森歩む我

   考古堂柳本会長直々の敏速果敢初校二校と

   (備考:前半再校、後半初校、表紙に二賢者あり)

   懐かしき森歩むごと心地して始む楽しきこの校正や

   良寛とホ氏対面す表紙上広大無辺宇宙をぞ場に

   吹雪き鳴り夜深々と更け行くも命なりけり風の神学

   しみじみと師走の夜を妹背共味わいてこそ感謝無限も

   ノーちゃんよ新春草々本でるよ父さん今年以上の事や


兵庫県下でも大雪警報が出ています。いちばん寒い朝のようです。神戸は大きな太陽が輝いて、朝から窓を開けっぱなしにして、しっかり掃除を済ませたところです。今日が午後、大事な会議で出かけますが、ぴりっとした気持ちの良い朝です。

昨日は、延原先生から新著の構想がメールとお電話で知らせていただきました。題して『建学の精神・対話の精神−−至誠心の神学を基にして』。

因みにその「目次」は、

       第一部 建学の精神 
第一章 建学の精神をめぐる三つの省察
    ―ー至誠心の神学から見た自由と愛
第二章 21世紀の新風を求めて
    ――チャプレン教育学断想:折々の言葉
       第二部 対話の精神
第三章 仏教とキリスト教の対話の急所
第四章 対話論神学の円卓ーー大拙、克己、龍之介、漱石
       第三部 至誠心の神学と西田哲学
第五章 空、ケノーシス、および慈悲
    ーー仏教的キリスト教至誠心の神学に向けて
第六章 西田における哲学と宗教
    ーーハーツホーン、滝沢、トマスとの対話のなかで

新しいものは、このようにして湧き出して産まれてくるものですね。「目次」も拝見しましたが、今の時を得て「天与の作品」の趣きが伝わって参ります。

私の方は、ただ今「賀川豊彦の魅力」のブログで「賀川豊彦の畏友・武内勝氏の所蔵資料より」の連載を続けていますが、昨日より「対話の時代のはじまり・宗教・人権・部落問題」のブログで「賀川豊彦の畏友・村島帰之」をスタートすることができました。いずれも楽しい「ひとり遊び」です。

今朝の写真は、我が家の「シャコバサボテン」です。いつもはクリスマスのころに華やぐ花だと思いますが、ベランダの寒さのせいか、なにせわが身と同じく馬齢を重ねたせいなのか、花咲が遅れていました。

昨日、まんじりと眺めながら、綺麗な姿を寫してみました。