延原時行歌集「命輝く」(祝延原時行歌集ブログ公開<第3000回>)

 延原時行歌集「命輝く」(第3000回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

延原時行歌集「命輝く」」のブログアップをはじめて、何と本日は3000回目を迎えました。プロ野球でも3000安打も大記録ですが、先生の弛むことのない日々の省察と歌詠みは類を見ない大仕事です。いつも新鮮な根本的な問いを見い出し、その答えを発見しながら歌い続けてこられました。前人未到の快挙です。

今朝はその3000回記念を迎えました。毎日毎日、ほんとうにありがとうございます! 毎日毎日が楽しみに存jます。早速、初めに先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

5月5日(こどもの日)

  明鏡相照らすの秋の歌十三首
       (* 鳥飼先生 5/4, 2018 23:41)

一 このところ我が御友神学ホ氏と共天地両界間思ふや

二 米朝の非核化の論それにせよ両界の思惟聊かも無し

三 西田のや著作の最後大拙と「明鏡相照」論ず深しや  (備考:「君主的神のキリスト教と国家との結合は容易に考へられるが、仏教は、従来非国家的とも考へられて居た。しかし鈴木大拙は大無量寿経四一 の此会四衆、一時悉見、彼見此土、亦復如是といふ語を引いて、此土に於て釈尊を中心とした会衆が浄土を見るが如く、彼土の会衆によって此土が見られる。娑婆が浄土を映し、浄土が娑婆を映す、明鏡相照らす、これが浄土と娑婆との聯貫性或は一如性を示唆するものであると云って居る(鈴木大拙「浄土系思想論」一0四頁)。私は此から浄土真宗的に国家と云ふものを考へ得るかと思ふ。国家とは、此土に於て浄土を映すものでなければならない。」(『西田幾多郎全集』第十一巻、岩波書店、昭和四十年、464頁、参照)

四 「間」とは「「交互(的)関係」ホ氏は述ぶ西田・大拙「相照」ぞこれ
  (備考:ホワイトヘッドの重要箇所はこれなり:”By reason of 《this reciprocal relation》, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.” [PR, 351])

五 日ノ本に原爆投下「法源」と見たる米国「憲法」作る

六 これだけの作為あってや核文明如何に天界欺きたるや

七 恐らくや北の「核」のや悍(おぞ)ましさ己たちとや同罪やから

八 我がぞや此処に「哲悦」皆無とぞ述べしや誠恐ろしき無智

九 皆の衆「平和憲法」呼称はぞげに誠なるブラック・ユーモア

十 哲悦の一書編むこそ嬉しけれブラック・ユーモア浄化の秋ぞ

十一 日ノ本の戦後挙げてや諧謔ぞ黒きも黒し哲悦や無き

十二 日ノ本の西田大拙慧眼や米のホ氏とや見るべきを見つ

十三 これら和歌詠ひ出でたるユーモアぞ法悦ならぬ哲悦の果て
IXIA!
延原時行

(* 5/4, 2018 8:00PM:「今日も有難うございます。待望の大著、楽しみに存じます。私の方もぼちぼちと『賀川豊彦と神戸』を読み直しています。秋ごろに助成の採否がきまりますので、そのときを待ちながらの仕事ですが・・・このたびの『賀川豊彦著作選集』全5巻に取り組まれたお方とその出版社の方が、この本の出版の折には少しでも手助けをしたいなどと申し出ていただいたりしていますので、ありがたいことですが。
御礼方々
IXIA!!
鳥飼慶陽」)



お祝いに、いま華やいで咲き誇る薔薇の花を添えさせていただきます。