延原時行歌集「命輝く」(第2992回)(「友よ」)

 延原時行歌集「命輝く」(第2992回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も初めに先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

4月27日 インマヌエルや「原事実」より深くかつ広きやの歌六
(* 鳥飼先生 4/26, 2018 22:00)
一 イマヌエル三種の問や最小限形而上学持つや可能ぞ
二 何故にイマヌエルをば「神人」に限定なすや滝沢師そも
  (備考:『ヨハネ』1・1・第一項、熟読参照)
三 「神ロゴス」神内部でのイマヌエル何故にまず在る尊ばざるや
  (備考:『ヨハネ』1・1・第二項、熟読参照)
四 主イエスさえ元の栄をみ前にて謝してぞ求むさらなる光輝
  (備考:『ヨハネ』17・5、24、熟読参照。これ、栄光論的イマヌエル論なり)
五 御友学父から聴きて「友よ」とぞ而して「僕」余地なきの学
  (備考:『ヨハネ』15・15、熟読参照。これと「神共」ロゴス合すると、父も子とのあいだにや一切「主従」の関係やなく《pros ton theon》[神と共]なり。而して父は栄光を子に賜はる栄光論的関係なり。此処に産まるもの御友神学なり。此処には恩師の懸念「縛られるや否や」あり得ざるなり)
六 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
  (備考:この歌に流れる霊気、御友神学なり。これに反して、恩師の「インマヌエルの原事実」の精神世界、「深き低み」より降りて行くことならぬ如くなり。(『純粋神人学序説』274頁、熟読参照)。これは、ルターの『詩編講義』において発見したる「基督の地獄落ち」《sese in profundum humiliare》[己を深淵にまで遜らせ給ふ精神世界]の逆なり。滝沢がルター神学の「落下」知らぬは驚きなり。此処には我妻信子の「絶後笑み増しの不思議」あるなり。即ち、ホワイトヘッドの”We perish AND are immortal” [PR, 351, 82]の不死性の世界なり)

IXIA!
延原時行

(* 鳥飼師 4/26, 2018 8:40 PM: 「延原先生 今日も有難うございます。先生の益々独創的な神学的省察は大いに刺激的ですね。滝沢哲学の批判的吟味が新しい世界へと開けて行くのも面白いことです。愈々『哲学の喜び』の刊行への期待が待たれます。わたしは今日もこれまでの講演草稿の整理を楽しみました。前田さんからは滝沢克己協会の総会準備に向けたネット幹事会を行うということで新たな企画が提起されて議論が始まりました。
御礼方々
IXIA!!
鳥飼慶陽」)


今日も住宅の「さんさん花壇」

ジャスミン

クレマチス

ここで野良ネコちゃん

終りに「ふじ棚」