延原時行歌集「命輝く」(第2987回)(アンズの実とスズメたち)

 延原時行歌集「命輝く」(第2987回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝もまず延原先生の日毎の新しい省察の歌ーーメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

4月22日 『純粋神人学序説』基本構想学びしの歌十首
(* 鳥飼先生 4/22, 2018 0:58)
一 恩師のや『純粋神人学序説』基本構想学びにけりや  (備考:『純粋神人学序説』272-275頁、熟読参照)
二 一はそれ「ナザレのイエス」縛らずや御友神学裏打ちありて
  (備考:「滝沢書簡」(1983年7月1日夕付)の短歌神学日記:XXVII (2016年6月23日)再読すの歌十四首=『平安ありて平和なる』(新潟・考古堂、2017年、156-163頁所収=に記せる如く、我が御友神学記述は、全面的に其処にあり。「イエスに縛られず」とは滝沢の所感なり;「御友神学裏打ちありて」とは長き間彫琢せる我が苦心の神学的述作なり。恩師の所感我神学的に克服、裏打ちせり)
三 二は向ふ「インマヌエルの原事実」神人関係覚醒やあり  (備考:「向ふ」とは、滝沢の学的志向性を顕す表記なり;意志的選択の語なり)
四 三はぞや絶対的に偶有Kontingenzの「生ける神」のぞ「表現点」ぞ
  (備考:これ我が存在原理「空神至誠」に同じ)
五 四はぞや「唯一のや神決定」なる「生涯にてや神表現」に生く
  (備考:これ我が至誠喚起原理「神至誠喚ぶ」に同じ)
六 五は人は「深き低みに置かれてや」その底やなし飛翔あるなし  (備考:これ、滝沢の実感信仰なり)
七 六はぞや聖書解釈原理とて「インマヌエルの神空間」ぞ
八 七観ず「御友神学」ホ氏の如地上天上落ち飛翔なす
  (備考:See PR, 351:これに反して恩師のや「神空間」や地上にのみ構想されたる如し:「深き低み」より下る事なきなれば、また死して後の飛翔もなく、地獄落ち(宗教改革マルティン・ルターが『詩編講義』の中で発見せし如く、地獄落ちは《sese in profundum humiliare》[己を深淵にまで遜らせ給ふ]事なり]をなすキリストによる贖罪なくば、そこから飛翔なし天父に至る、御友界なし)
九 八はぞや信仰告白「イエスはやキリストなり」と御友共唱和
十 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
  (備考:この歌全面的にルター神学と一致せるなり。形而上学的には、ホワイトヘッドの御友論(PR, 351)に一致せるなり。多くの場合、恩師を含む救済論の場所論は、日本人による場合、地上を場とするも全然天上を含まぬなり。我にとりて、「深き低みの底ぞ飛翔す」の一節ほど、信仰告白的に重要なるもの無きなり。我が友の大部分は、この一節を明示的に信ぜるとは、思はず)
IXIA!
延原時行
(* 鳥飼師 4/21, 2018 10:26 PM:「延原先生 今日も有難うございます。所用で出かけていてメール便が遅れてしまいました。今日は例の新著『賀川豊彦と神戸』の草稿を仕上げることに打ち込みました。賀川事業団松沢資料館の出版助成の企画が今年も継続するらしく、今年もこれに助成申請させていただこうと考えたからでした。これの採用が決定するのは10月ごろですので、万一採用されましたらそれから具体的に本づくりに取り掛かるのですが、何事もチャレンジしてみるのが大切ですので、頑張ってみようと思います。
御礼方々ご報告まで。
IXIA!! 鳥飼慶陽」)


今年も立派なアンズの実がなりました。

先ずは今日もスズメたちと猫たちを・・・

猫ちゃんが寝転んでいて、もしや死んでいるのでは?と思いましたが、御なかが動いているので、安心しました。これまで何度も何度も、野良猫の死骸をお役所に連絡して埋葬して頂きましたが、最近はほとんどなくなりました。

故郷の裏の畑に立派な「ゴブの木」があって、毎年美味しい実をつけていましたが、先年娘一家がこのゴブの木を私たちの住宅の片隅に植えてくれました。毎日眺めていますが、今年は白い花をつけてくれました。来年あたりは「ゴブの実」をつけてくれるかもしれません。

おわりに、昨日撮った花々を並べます。